つ~ことで、今回から久しぶりのペチャブン方面周回編に入ります。
まあ、途中&最後の方で遺跡がいっぱい出てきますが、そのあたりはサクッと連発するかもです。

逆引き検索 / search from map

Googleマップから直接探せます。ぱっと見た目で探すならここから。

アマタナコンの食事処 / Restaurant in Amatanakorn

アマタナコンの飯屋を検索しても、一部の有名な日本料理屋以外ほとんど引っかからないので、備忘録としてまとめてみました。
アマタナコンに来た時に参考にしてみていただければ幸いです。
&情報あれば教えてください。

31.8.09

Wat Satu Phutta Saiyat / Ayutthaya

さて、ここのところ調子も運もあまりよくありませんし、気分転換に一日かけてタンブーンに行ってこようと思います。
しかも、WARZYさんばりに、普通列車でゆっくりすることにしましょう。
というわけで、早速フアランポーン駅で、タールア(アユタヤ⇔ロッブリの県境の小さな町)行きの3等普通列車のチケットを22Bで購入。
ああ、これが今日乗る汽車(タイ国鉄は電化されていません)のようですね。


途中踏み切りでトラック立ち往生…というトラブルも発生。
というか、出発30分で、 バスで行けば良かったと後悔する始末。
(だって、暑いしオシリ痛いしタイ人で満員だし狭いし…バスの方が良かったね)


そんなこんなで何とか、タールア駅に到着。
ここは一応回りに工業団地?があるようで、周りの駅に比べるとちょっと大きいようです(日系企業もあるって)。
でも、駅の構内にはひとつも売店、屋台、その他ない程度にど田舎の駅のようです。
ちなみにここタールアは、Wat Nong Haewのあるところで、やはり駅前には何もなかったりします。
で、目的地はワットサトゥー(วัดสะตือพุทธไสยาสน์)という、この辺りでは比較的人気のあるお寺です。
ここからまだ数キロ東の方なので、数少ないモタサイ(黄緑のベストが目印)を拾って行きましょう。


ということで、ワットサトゥーに到着。


こんな感じに境内に所狭しと出店が並んでいます。
とりあえず目的の物に向かって奥に行って見ましょう。


ああ、見えてきましたよ。
ここから見ても巨大さが伝わってきますね。


涅槃仏の目前まで出店が迫っています…
ちなみに右の建物は礼拝堂…良いんでしょうか、こんなんで。


ということで、涅槃仏様の勇士。
50mとは行かないようですが、十分40m級の巨大さです。
焦点のあっていない、つぶらなお目々と、微妙にゆがんだ口元、鼻下のスジの入り具合と、なかなか特徴的なご尊顔をしていらっしゃいます。


角度を変えて…
ちょっと顔が変ですね…
なんか顔が平面構造なんでしょうか…
さらに角度を変えてみましょう。


なんとも不自然に曲がった体がすばらしいですね。
しかも超ストレートな足。
やはり頭部もかなり平べったい構造をしているようですし、足の指も当然完全に円筒状で丸みなしです。
腰部上側のギザギザはアバラ…ではなく、布をかけるときに使う階段でしょうか…


ついでに頭部側から。
これだけ平べったく作ってコスト低減&軽量化したんですが、それでも頭部を支えきれなかったのか、三角枕と別に支えがあります。
これだけ不自然に平べったかったり直線的なのに、何故か胸だけ異様にふくよかなのは、やはり住職の趣味でしょうか…


背中にはこんな感じで入り口があるのですが、しっかり鍵がかかっていて入ることが出来ませんでした。
残念。


ちなみにすぐ隣の川では、お約束のようにお魚タンブーンを堪能することが出来ます。
奥のダム?は、モタサイのおっちゃん曰く「タイで一番古いダム」だそうです。
え?チャイナートのチャオプラヤーダムじゃないの?


Aug'/09
評価
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
寸評
はっきり言って、この涅槃仏以外は本堂礼拝堂その他、見るべきものはまったくありません。
ここの評価は、この愛くるしい涅槃仏を愛することが出来るか否かにかかっているでしょう。
ただ、涅槃仏自体も結構大きいですし、もう外国人に無縁なぐらい地方都市ですし、一日でいける距離ですし、日曜日に1日時間が余ってしょうがない…というときのデイトリップとしても使えるかもしれませんね。
ちなみに…汽車の旅行はもうコリゴリですね。
もちろんそういう方は、普通にアユタヤのローカルバスターミナルから、タールア行きのバスも出ていますし、スパンブリ⇔サラブリ間の地方バスも、ここに寄る様なので、そちら経由で来るというてもあります。

Google earth 座標(分かるやつだけね)

14° 33'28.44" N
100° 45'27.29" E


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28.8.09

Wat Khao Khe Thep Nimit Wanaram / Kanchanaburi

カンチャナブリのかなり西の方…
丁度以前行ったヒンダー温泉のすぐ手前あたりに、なんとも怪しい感じのお寺が見えてきます。
ああ、看板がありますね、この辺ってことでしょう。


これが山門…??
思いっきりワニが乗っていますね…しかもリアル系。
実はここ、読者様から紹介されたスポットで、名前をワットカオケーテープニミットワナーラーム(วัดเขาเข้เทพนิมิตวนาราม)という、一応?お寺のようです。


めちゃくちゃ目が赤くて、リアルで…ちょっと怖いですね。


これが境内…って荒地にしか見えません…
まあ、一応ポイントポイントは生きているようですし、とりあえず行ってみましょう。


ジャングル?の中には、ところどころ怪しげなコンクリ像もちりばめられていますが…
なんでワニなんでしょう…
何かあるんでしょうかね?


よく見ると奥に巨大ガネーシャ様も見えているのでが…
直接行けないみたいですね。


ということで、こっちの橋を渡って、奥の観音様の方に行って見ましょう。


10m程度…でしょうか…
ちょっと顔が微妙なのは下から見上げているからでしょうか?
しかしそれ以外特徴も無さそうですね。


後ろを振り返ると…
ああ、結構高いところまで来たんですね。
入り口のワニもあんな下のほうに…
ちなみに、残念なことに手前のお堀?にはワニはいないようです。


この後ろが本堂…
でも開いてないや…残念。
ってか、マイナー寺ってたいてい本堂開いてないですよね?
何ででしょう?


本堂から右の方を見ると…
さっきのガネーシャ君の方に行けるみたいですね。


ということでガネーシャ君。
サイズは…8mぐらいでしょうか…(適当)
修復中なのか、木組みで覆われているのが残念ですが、このなんともいえないチープな色合いがいい感じです。


さらに奥には、いくつかの廟の中に、こんな感じに怪しいおっさんが祭られています。
ラテン系?
…というか、ここまで全然仏陀ないんですね。
(本堂内見てないけど)


こっちは…??
有名な人か何かなんでしょうか…


!!
ワニ神様発見(そんなのがあるのなら)。
しかし
座禅するワニなんて初めて見ましたよ。
それとも…地獄にいるワニ男が改心でもしたのでしょうか?


ああ、なんかここ有名?なのか、何故か観光バスで乗り付けてきた人たちもいましたよ。
(帰りがけでしたけど)


Jul'/09
評価
★☆☆☆☆:行くか行かないかはお任せします…
寸評
見所はもちろんワニ門と、観音様、ガネーシャ様、ワニ神様でしょう。
入り口のインパクトが強力なため、期待しすぎると逆にガッカリスポット系になってしまう恐れも…
まあ、あまり期待せずに、ヒンダー温泉辺りと組み合わせて途中で軽く寄ってみる…ぐらいが丁度いいでしょうね。
読者様の話によりますと、住職が瞑想中にワニが…象が…(以下省略)という、お約束のパターンで出来たトンデモお寺のようですね。

Google earth 座標(分かるやつだけね)

14° 31'55.09" N
98° 48'50.62" E


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24.8.09

Utthayan Pra Watisat Muang Sing (Muang Sing Historical Park) / Kanchanaburi

再訪

ということで、集合場所のムアンシン遺跡にやってきました。
別に、わが社のタイ人が、歴史に造詣が深いとかそういうわけではなく、本日宿泊予定のリゾートがこの辺りにあり、ここ以外に適当な観光地が無かっただけなんでしょう、きっと。



まだ、タイ人がそろっていないようですね。
暇なので、ちょっとプラプラしてみましょう。



ああ、一応案内看板あったんですね。
そりゃそうだ。



先回も訪れた、遺跡公園のミニチュアです。



正面から。
手前の、城壁の切れ目のところが、1枚目の写真のところのはずなんですが…



アップ。
本物に見える…訳ないですよね。



その、ミニチュアの横には、遺跡のパーツと思われるものが展示されています。
なんで、修復にこれ使わないのでしょうかね。
今の、ラテライトだけの状態じゃ、味気ないじゃん。



おお、これはかっこいい!
下の説明からすると、ガルーダ様のようです。
ということは、首が無い状態ってことですかね。
片側の羽根は新しく作っているのに、なんで首は…
確かに、元が分からなければ、作れるわけないか。



で、なんでそんパーツが置いてあるかと言うと、こちらの建物が博物館だからだったんですね。



中はこんな感じ。
まあ、規模的には大したことないですが、ここで?見つかった、貴重な物が展示されています。





しかし…



人型の像は、首が無いものが多いですが、これもビルマ軍がやったんしょうかね。
それとも、ただ単に砂岩がもろくて、ポロリしちゃったんでしょうか。



うん、なんとも手長で短足ですね~



さて、タイ人たちが来る前に、遺跡の方も見ておきましょう。
たくさんの人がなだれ込んで来たら、落ち着いてみることもできませんし…
写真も撮れないしね。



この通路の先が遺跡なんですが、側面…
北側の壁にぶち当たります。



とにかく、まずは正面側の東側に周りましょう。



横のこれは、お堀ですかね。
バライ?



で、これは、遺跡のパーツ?



ようやく、遺跡の斜め前まで来ました。
やっぱり、正面よりはこの角度の方が絵になるかな。



モニュメントNo.1の説明書き。
でも、長いんで読んでない(笑)



遺跡正面から。
一番手前の、一段上がったところは、東大門の前にあるテラスか何かでしょうか。



テラスに上がってみました。
チョイ先に、ラテライトが横に伸びている部分がありますが、城壁の様ですし、この部分に門があったのかな?
今は見る影もありませんけど。




伸びている城壁はこんな感じ。



門…だったはずのところから、ちょっと中に行ったところ。
参道なのかな?も、ラテライトの敷石が敷き詰められています。



門…かな?
砂岩の装飾はかけらも残っていませんが、形はしっかりと復元されています。



アップ。
入口上部のアーチとか、ある程度の形も、ラテライトで作られているんですね。
他の、ラテライトむき出しの遺跡だと、基本ブロック積んであるだけにしか見えないんですけど。



門から中をのぞいてみました。
正面の奥に、あのお方が立っていますね。



門の出口。
だいぶ近づいてきましたよ。



ということで、回廊内はこんな感じです。
内部構造は…
よくわかりません(てへぺろ)



こちらを睨みつけていた、あのお方です。
誰ですかね。
私が(一方的に)師と仰ぐ方のHPだと、観世音菩薩像のレプリカとのことですが…
イメージ違うな~
確かに、額のマークは仏陀の印に見えるんですけど。



あらためて、遺跡中央部を、斜めの方向から眺めてみました。
奥側に、主祠堂なのかな?があるんですね。



周りの回廊部は、修復の結果なのか、かなりしっかりと姿を保っています。



アーチ状の屋根を含め、廊下もしっかりと残っています。



ラテライトの細工。



これが、奥にあった、主祠堂っぽいもの。
でもこれ、回廊の一部、西門の位置ですよね。
どういうことなのかな?



中に入るお方は…
説明書きには、Prajna Paramita。
Wikiによると、般若波羅蜜多って書いてあります。
でもそれ、仏像とかの名前じゃないよね。



アップ。
そこは、シヴァ神の特等席なんですが…
もとはリンガが置いてあったのでしょうか。



ちなみに、こちらはライブラリー…
経蔵ですね。
といっても、木に浸食されたのか、ほぼ跡形もないですけど。



回廊内の廊下。
かっこいいんですけど…
天井のアーチが落ちてきそうで、すごく怖い…



さて、先ほどの、モニュメントNo,1の斜め後ろに位置するのが、モニュメントNo.2があります。
こういう記号みたいな名前って味気ないですよね。



我々が普段見る、クメール遺跡とはちょっと違った感じですね。
大体一段高い。



入口の階段です。



上部は、こんな感じに、かなり広い空間が広がっています。
で、正面に、なんらかの構造物であったであろう遺構が残されています。
といっても、きれいですし、修復されたものっぽいですが。



その入口から、奥を見たところ。
正面に、ナムデーン(直訳で赤い水)の置かれたヨニがありますね。
それにしても、なんかいろいろな部屋に区切られていて、普段よく見る祠堂とかの構造とはだいぶ違いますね。



ナムデーンのところから、さらに奥を…
なんか、結構細かく区画されているように見えますね。



先ほどのナムデーンから、少し先に進んだところにあるスペース。
もしかして、さっきのところと、正面の次のところ、別の建物?



内部には、こんな感じに、ヨニがずらっと…
さすがに後から並べたんだよね、きっと。



うしろを振り返るとこんな感じです。



これは、正面斜め前から…
まあ、こんな感じですか。



ちなみに、ここから先ほどのモニュメントNo.1を見たところです。
先ほどの、主祠堂みたいな西門が見えていますね。
位置関係分かりますか?



さて…
こんどは広い歴史公園内の南側、クウェーノーイ川のそばまでやってきました。



もちろんこの、ゆるやかに流れるクウェー川を見てまったり…
するために来たわけではありません。



先回は、知らなかったので来なかったのですが、ここに、先史時代の遺跡の発掘跡があるんですよ。



こんな感じで、ピットは1つだけみたいです。



人骨…



人骨…
と、角度を変えても、人骨のみ。
もともとは、壷や装飾品なども見つかっているはずなんですけどね。



どこから見ても、合計2名のみの様です。
もちろん、掘っていないところに、まだ多数眠っているんだとは思いますが。



一応英語の説明書きもありますよ。
でも、長すぎて読む気がしません。



Sep./'16

以下過去の記事


カンチャナブリ市街からちょっと西に行ったあたりに、最西端のクメール遺跡があります。
ムアンシン歴史公園(อุทยานประวัติศาสตร์เมืองสิงห์)という名前のそれは、11~13世紀ごろ、クメール王朝によって築かれたものです…って歴史を語るのはこのブログらしくないですよね。
そういうのは他のサイトに任せるとして、とりあえず結構大きくて、しっかり整備された歴史公園のようです。
なんでも城壁部で800mx1500mもあるらしく、昔はこの辺りが町の中心だった…との話もあるようです。
ちなみに写真は説明書きとミニチュア全体図です。
とりあえずメインのモニュメントNo1に行って見ましょう。


ということでここがその正面部分。
ちと日差しがキツイですが、公園自体は整備されていて気持ち良いですね。


では回廊内に入ってみましょう。


回廊内部は、他の遺跡(ピーマイもパノムルンも)と違い、足元全面ラテライトで埋め尽くされています。


中央のプラーンも含め、残念ながらまぐさ石等の装飾は一切ありません。
一応これバイヨン様式らしいです(バイヨンってアンコールトムのあれですよね?)。
中には…シヴァ神でしょうか…


でもこれ、レプリカだそうで、本物は博物館内に保管されているそうです。


回廊の作りもピーマイとかと似てますね。


次にすぐ隣のモニュメントNo2(奥に見えているやつ)に行って見ましょう。


こっちはほぼ基礎以外は残っていないようです…


上から見た図。
中心?にヨニがあるのはやはりヒンドゥーの名残なんでしょうね。


モニュメントNo2から見たNo1遺跡。
向こうの方がかっこいいですけど、どっちにしろ化粧がまったくないんで寂しい限りです。


ちなみに…
近くに生えてた木。
気持ち悪~い。


…関係ないけど、この近くに例の有名な”タイガーテンプル”(虎と生で戯れることが出来るところ)があるのですが…入場料500Bなんて書いてあるので、尻尾巻いて逃げてました。

Jul'/09
評価
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
寸評
規模はかなりのもの…だったのでしょうが、現在はこの2つ以外はほぼ残骸(言いすぎ?)。
一応展示室に一部出土品も展示してありますが…砂岩の装飾まったくないのはちょっと…
それでも一応しっかりとした形に復元されているので、当時の様子も多少はイメージできるってものです。
まあ、例の橋からそんなに遠くないので他といっしょにからめて観光すれば十分OKです。

Google earth 座標(分かるやつだけね)

14° 02'25.42" N
99° 14'33.76" E


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