つ~ことで、今回から久しぶりのペチャブン方面周回編に入ります。
まあ、途中&最後の方で遺跡がいっぱい出てきますが、そのあたりはサクッと連発するかもです。

逆引き検索 / search from map

Googleマップから直接探せます。ぱっと見た目で探すならここから。

アマタナコンの食事処 / Restaurant in Amatanakorn

アマタナコンの飯屋を検索しても、一部の有名な日本料理屋以外ほとんど引っかからないので、備忘録としてまとめてみました。
アマタナコンに来た時に参考にしてみていただければ幸いです。
&情報あれば教えてください。

25.5.11

Wat Munlan / Chiang Mai

さ~て、旧市街に戻ってきましたよ。
ってか旧市街どころか、ターペー門(東側のたぶん一番有名な門)のすぐ側にひっそり…かどうかは知りませんが建っている、このワットムンラーン(วัดหมื่นล้าน)というお寺。
別に有名でもなんでもないお寺なんですけど、事情があって寄ってみることに。



一等地?にあるだけに、境内もめちゃくちゃ狭く、車も本堂にベタ付け駐車しなくてはいけないぐらいな小さなお寺です。
本堂も小っさいですしね。



内部は、絨毯の青は微妙ですが、全体的には木造の落ち着いた雰囲気です。
お祈りしているのは、たぶん地元民でしょう。
有名じゃないですしね。



一応ご本尊も…
どれがご本尊なんでしょうね。
一番奥の、顔が一際金色の方でしょうか…



さて、ここのお寺には、こんな感じの仏教画が描かれているのですが…



やっぱりあるんですね、地獄絵が。
でも、他のところのに比べると、なんか恐ろしさが足りない気がしますね。



こっちも…
あまりリアルでなく、むしろあっさりと描かれているからなのか、それとも小さめに描かれているからなのか…



でも、ここの執行人は、丸顔で細目の笑い顔で、ひげが生えていて、なんともコミカルな雰囲気ですね。
これもあまりどろどろした雰囲気を感じない原因でしょうか…



ということで、この一角が地獄絵部分のすべてなんですけど…
下半分、地獄っぽいのにカーテンで隠れちゃって見えませんね。



ということで、無理やりめくってパシャ。
なんか釣り針ありますね~
後ろの執行人の髪型もなかなかのものです。



反対側は…
よくわかりませんが、円盤型ののこぎり(なんか裁縫に使うアレですかね)がたくさん空を舞っています。
なんかバグみたい…
(ってわかりますかね?ガソダムF91です)



ってことで、まあそれなりに満足です。
一応仏塔もあるでよ~
小さいけど。



Dec./'10
評価
★☆☆☆☆:行くか行かないかはお任せします…
寸評
まあ、ここも微妙ですね。
立地は最高なんですけど、それを生かしきれていないというか…
でも、境内でマッサージやってたんで、それしにいくか、やはり時間調整によるかってところですかね。

Google earth 座標(分かるやつだけね)
  18° 47'17.04" N
  98°59'32.12" E


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19.5.11

Wat Me Yuak / Chiang Mai

チェンマイ有名寺シリーズは終了したのですが、まだまだお寺めぐりは続きます。
今度は市街から北上…さっきのカオソーイ屋から3kmぐらいですかね~
もう観光客も寄り付かないようなところのソイの奥に、ひっそりとお寺が建っています。
名前をワットメーユアック(วัดแม่หยวก)と言うのですが、観光客どころか、タイ人参拝客すらいないような所です。



これが本堂…だと思うのですが…



入り口のナーガから、柵から、もう物干し竿状態です。
まあ、おそらく鍵も掛かっているだろうし、目的のものもここではなさそうなので、そっとしておいてあげましょう。



こちらの礼拝堂は、洗濯物バリアも張っていませんし、鍵も開いているので、入ってみますか。



内部はこんな感じで、周りは仏陀の生涯画で取り囲まれています。
で本尊様は、涅槃仏タイプみたいです。



こんな感じ。
でも、うしろにちっこいのがありますが、そっちが本当の本尊なんでしょうかね…
よくわかりません。



ちなみに仏陀の生涯はこんな感じです。
当然のように、ご婦人を拉致する、腰の曲がった老人もいますが、その手前の絵は、子沢山の釈迦一家ですかね…



ということで、準備運動はここまでとしましょう。
実は目的の場所は、礼拝堂の手前の…なんて呼ぶんでしょうね…講堂っぽいところなんです。
壁には、さっきの続きのように、仏陀の生涯画も描かれています。
壁の色とかぜんぜん違うんで、礼拝堂とは違うことはお分かりかと思います。
しかし、この黒い帳でくつろいでいるご婦人の横では



ど~ん!
コテコテの地獄絵図が広がっています。
巨大な地獄鍋の前では、罪人ご一行様が、閻魔大王に許しを乞うている場面でしょうか…
しかし、ここの罪人は一糸纏わぬ姿なんですね。



こちらは○○人間達をバラしているところのようです。
絵だけにかなり多くの残虐シーンを一辺に表現できるみたいです。
コンクリ地獄でここまでできるとすごいんですけどね~



うえ~真ん中の人、のこぎりで引き裂かれながら、円月輪を頭に喰らっています…
まあ、この状態では生きてはいないと思いたいですけど。



こちらはちょっとボリューム不足の地獄ツリー。
良く見ると、他の絵の中にも、こっそりと黄色い服の人が写っています。
なんか、テレビ中継で、こっそりと後ろで写ろうとしている小学生みたいですね。



ということで、またもやパノラマ撮影でパシャ。
ゆがんでいるのは、斜め上を向いて撮影しているので、近いところと遠いところでカメラの角度が変わってしまうのと、個人的にテクがないからです。
まあ、地獄絵は全部で4枚だけだったってことです。



Dec./'10
評価
★☆☆☆☆:行くか行かないかはお任せします…
寸評
見てのとおり、無名の小さなお寺なんで、特に売りもあまりありません。
しいて言えばこの地獄絵なんですけど、4枚しかないので、ちょっと残念ですね。
街中からはちょっと離れていますし、チェンマイに結構滞在して、1日2日あまったけど、もうすることし尽くしたよ~
という方以外、「ちょwwwおまwwもっと他に行くとこあるだろw」って感じです。

Google earth 座標(分かるやつだけね)
  18° 50'16.70" N
  98°58'37.07" E


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15.5.11

Wat Jetyot (Wat Chetyot) / Chiang Mai

今更有名寺第3段(って別にシリーズではないですけど)は、このワットチェットヨート(วัดเจ็ดยอด)です。
これも例の地○の歩き方に載っている有名なお寺らしく…
その本に載っている、市街のお寺、これで全部制覇です。



チェットヨートはタイ語で7つの尖塔を意味するそうで…
でも、ワット…お寺を名乗っていますが、ほとんど遺跡みたいです。



壁にはこんな感じで、なかなかすばらしいレリーフとなっています。



北タイはまだランナー王朝ですが、中央は既にアユタヤ王朝時代に突入しているころに作られたからか、だいぶ丸く穏やかな顔をしています。



ということで、正面側に周ってみますか…
ここがメインのお祈り場所なんで、タイ人がひっきりなしにタンブーンしています。



正面はこんな感じで、ちょっとした祠風になっいて、その中に仏陀が祭られています。
でも、みんな手前のこの場所でお祈りしています。
中へ入ることできないのかな~



と思っていたら、ずうずうしいタイ人?が入っていったのでついて行っちゃいました。
(いや、別に登っちゃだめとか書いてなかったですからね)
とはいえ、こんな感じで足場が組まれていて、ご尊顔が良く見えません…orz
まあ、とりあえずタンブーンタンブーン。



ちなみに敷地のさらに奥(北側)は、こんな感じで仏塔を擁する遺跡になっているみたいですが、ほとんどは区画のみの状態です。



ああ、境内には一応他にも仏陀があったりします。
ヨーダみたいな方は少し、馬場さんの物まねが下手なようですけど。



他にも、こんな感じにいくつか像があったりもしますが、まあ面白くもないんで…



ところで、ここの近くに有名(らしい)なカオソーイ屋さんの支店があります。
ラムドゥアンというお店で、チェットヨートと同じくスーパーハイウェー沿いにあるんで、簡単に行けちゃいますが、お食事時にはいつも満員の大人気店らしいです。
で、カオソーイと言えばカオソーイガイ(鳥)なんですけど、今回戴いたのは、カオソーイムートート(豚カツ)。
ガイみたいにとろとろに煮込んではいませんが、衣のサクサク感と、衣ならではのソースの絡みも良く、これはこれでうまいっす!
値段もお手ごろですしね。



May/'10
評価
★☆☆☆☆:行くか行かないかはお任せします…
寸評
タイのレンガ状の遺跡が好きな方は、抑えておいてもいいと思いますが、お寺巡礼とか、チェンマイの有名寺めぐりとか意気込んでいくと、イメージと違うので肩透かしを食らうこと請け合いです。
でも、上記の通りタイ人にとってはここもれっきとしたタンブーンポイントなんで、見た目で判断するなってことなんでしょうね。

Google earth 座標(分かるやつだけね)
  18° 48'32.40" N
  98°58'18.35" E


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10.5.11

Wat Umong (Suan Phuttharam) / Chiang Mai

先のワットスワンドーク同様、今まで何回もチェンマイに来ているのに、ちょっと郊外にあるというだけで、有名なのに行ってなかったお寺があります。
その名もワットウーモン(スワンプッタラーム)(วัดอุโมงค์(สวนพุทธธรรม))。
一般的には”洞窟寺”としてガイドブックに紹介されているお寺です。
カッコの中は、たぶん別名プッタラーム公園ぐらいの意味なんでしょうかね。


内部は洞窟寺というか、森のお寺といった雰囲気で、入り口からこんな感じに、林の中を進むみたいな感じです。
しかも街中から離れた、山際にあるんで、結構広い広い…


敷地内にはこんな広い池もあります。
池の向こう側は寺の外…なんてこともなさそうなぐらい広いみたいですね。
(たぶん)


池のほとりには、謎の生き埋め仏陀?というか胸像なんですかね…もあったりします。


さらにずんずん進むと、なんとなくお寺っぽい雰囲気のところに来ましたよ。
でも目的地はもっと先みたいです。
だって…


まだまだこんな階段あるしね。
ってほど長そうでもないんで、ちゃっと登っちゃいましょう。


ということで、階段を登りきると、こんな感じで仏塔があります。
普通にスリランカ風ですね、北タイなのに。
…で、洞窟どこ?


って、最初気づきませんでしたが、どうも仏塔の下辺りが洞窟みたいです。
つまり登りすぎたってわけですね。
さっきの仏塔の周りの芝?のところは、どうもこんな感じにレンガを積み上げた人工的な土台だったみたいです。


で、そのレンガのところどころに、こんな感じに穴が開いています。
どうもこれを”洞窟”と呼んでいるみたいですね。
まあ、とりあえず入ってみましょう。


まあ、先にも書いたとおり、人の手で作られたものなんで当たり前ですが、洞窟ではなくこんな感じにアーチを描いて、まるでトンネルです。
と…それで思い出しましたが、タイ語でウーモンって、確かトンネルって意味だった…
洞窟だとタムでしたね。


そのアーチ状のトンネルの壁にはところどころにおにぎり型のくぼみがあり、そこに…
きっと昔は仏像が安置されていたんでしょうね。
それとも、見た目通り?暗いトンネルを灯すろうそくを立てる場所なんでしょうか…


で、そのトンネルの突き当りには、こんな感じに仏像が安置されていて、敬虔な仏教徒にあがめられています。
ちなみに、もやがかかっているように見えるのは、いつもの線香の煙なんですけど、妙に明るいのは…


ところどころ、こんな感じに天井に穴が開いているんですね。
おそらく採光と空気穴をかねているんだと思いますが…
考えすぎですかね?


さらにずんずんと奥に進んでいくと…
(こんな奥に行く奇特な人は、タイ人にはいないみたいですね。)


奥にも、さらに横穴があり、それぞれの突き当たりに、やはり仏陀が安置されています。


で、窓の外は反対側…森しかありませんけどね。


反対の突き当りにも、やはり仏陀が…(以下略)


ということで、トンネルはこんなもののようです。
レンガ積みの前は、ちょっと外れるとこんなわけわかんない状態になってまして…


その正面には、なんか記念館かなにか、ちょっとした建物があります。
建物の前には、こんな感じでレリーフが飾ってあったりします。


建物正面には、こんな感じに黒い胸像?やら円盤型レリーフやら、よくわからないものがあったりします。


拡大…
なんか写実的な…仏陀ですかね?
妙になまめかしいですし、潔く?腕も省略している辺り、西洋の銅像とかを意識しているんでしょうかね…
ご尊顔もなかなかリアルタッチで…われわれの見慣れている方とはだいぶイメージが違います。


で、建物にも入ることができるみたい(一応お坊さんに断りましたけど)なんで入ってみますと、こんな感じに下半分だけ不思議な絵が描かれた空間が広がっています。


しかも入り口横にいきなりあるのが、この裏涅槃の図?
おそらく仏陀と思われる人が横たわっていて、朽ち果てているんでしょうか、その体が花になったり、地獄になったり…
一応パノラマになっていますので、クリックすると拡大します。
え?そんな風に見えないって?
確かにそこまで解像度高くないですしね…


ということで、顔の付近の拡大をどうぞ。
額の皮がめくれ、頭が割れている辺り、かなりエグイ表現ですが…


な~んて、のっけからすごい絵ですが、他にもいろいろとあるんですよ。
こんな骸骨君を始め…


人面魚君に、人生の岐路に立っている人などもいます。
何人かは今まさにワニに食べられそうですしね。


こちらは一皮向けば中身は人類みな兄弟の図ですね。
背景も地獄なあたり、なかなかシュールなできばえです。


誰これ?
ランプの精…ではなさそうな気がしますが…
絵師が複数いるようで、いろいろなタッチも楽しめます。


のどかな農村の風景のすぐ横に、餓鬼がうろついています。


地獄の業火の中で、救済を求めている人々の横で、豚の貯金箱にお金入れようとしていたり…
なんか脈絡があるのかないのかよくわかりませんが、とりあえず不思議な感じは伝わりますよね。


陰陽仕立てになっていますが、どちらも人間が大漁です。


ここだけ何故か中華タッチ?ですが、後ろのひげ男はターバンまいていたり…
タイなのに。
何故かこれだけエロチックです。


これは六道を表したもののようですね。


畜生道…
こら!後ろの虎!人が見ていないと思って何やってるんですか~


地獄道…
針山とかもありますが、ここの人たち結構従順ですね。


餓鬼道…
なんかペットみたいでかわいいですかね?


たぶん人間道…
まあ、普通ですね。


修羅道…
あれ?天道はどこ?
つまりどんなけ輪廻転生しても、けっして天界にはいけないってことですね。
現実を突きつけるなんて、結構厳しいお寺ですね。
といったところで、予定外の絵に興奮してしまいましたが、まあ、逆に言うとこんなのしかない建物でした。


帰り道にあったヤック。
なんか怒っているというより、ないているみたいな顔ですね。
腕も折れてるみたいだし。


Dec./'10
評価
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
寸評
いや、期待していたよりもずっと楽しめましたよ。
仏塔はまあ普通ですけど(特に中部のお寺を見慣れた身にとっては)、トンネルなんかはちょっと珍しかったですし、何より謎の絵の描かれた建物が、タイでよくある仏教法話や、仏陀の一生、その土地の風俗画などとは完全に一線を画していて、面白かったですね。
ちと遠いので歩いていくには厳しいですが、幸いトゥクトゥクとかはどこでも走っていたりするので、行くのにもそれほど苦労はなさそうです。
ただ…あの絵をみて「なにこれ?キモ~」と感じる方には、もうトンネル以外に見所なくなりますので、評価ガタ落ちになりますけどね。

Google earth 座標(分かるやつだけね)
  18° 46'59.16" N
  98°57'04.72" E


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