再訪
さて、相変わらず天気が怪しいんで、引き続きこの辺りをうろうろしましょう。
ということで、すぐ側にあるワットプラローイにやってきました。
前回訪問から、ざっと9年の歳月が過ぎ去りましたが、何か変わったりしてますかね~
って、そもそもあんな看板なかったと思うし。
というか、入口辺りからも伝わってくる、改装のプレッシャー。
あの象さんは確かに以前もいましたが…
お供の人達、取り払われちゃってますね~
で、空いたスペースに垣根を…
まあ、邪魔だったんですね。
そんな扱いだからか、だいぶ色もあせちゃってます。
ん?駐車場スペースにポツンとコンクリ像が。
この方々、ハンモックおじさんの前に座ってた人ですよね?
場所移動したの?それともハンモックおじさん死す?
とりあえずあの辺りがコンクリゾーンの入り口になるようです。
あの弓ひく人は見覚えありますね。
行ってみましょう。
中は、なんか小路や垣根なんかが作られて微妙に整備されたのかな。
逆に木々はより鬱蒼としたイメージですが、植樹とかしたのでしょうかな?
ああ、この木のぼり爺は、いつもさっきの弓ひく人と対になっている人じゃん。
位置関係はこんな感じ。
芝?等も植えられた中を、奥に進んでいきましょう。
仏塔が見えますが、あれは地下への入り口があったところですね。
全然雰囲気変わっちゃってますよ。
脇のこんなオブジェって、あったっけ?
地下への入り口発見。
ちゃんと小路に接続、晴れて見どころの一つに昇格したようです。
じ~っ…
まあ、変わらんわな。
さらに先には…
あれ?
男女対の巨大お化け像がこんなところにある!
先回訪問時の最初の写真を見ていただくと分かりますが、彼らは一番手前の、弓ひく人よりもさらに前にいたはずなんですよ。
ということは、さっきの弓ひく人が前に移動した…
のではなく、彼らが後ろに追いやられたんでしょうね、駐車場拡張のあおりを受けて。
男形。
色を塗り直しているので分かりにくいですが、形とか細かいところまで一緒っぽいです。
女形。
この角度からだと良くわかりませんが…
左ひざ立てているし、まあ同じものをこちらに左遷…じゃなくて、移転してきたのでしょう。
で、その巨大お化け像の間を抜けると、なぜか両側に檻が現れます。
不思議やね~
中は、まあ鳥とかが普通に飼われているんですが、写真のピント位置の怪しさからもわかるように、心まったくここにあらずです。
なんせ目の前に地獄絵図が広がってますからね~
しかし…
色は塗り替えられていて、鮮やかさを保っていますが、肝心のここの土地自体はあまりちゃんとメンテされていないように見受けられます。
雑草生えすぎですよ~
もうこんな有様ですよ。
確かにこの場所、境内の端の端なんですけど…
ちょっと扱いひどくない?
まあ、こうやって見ていますと、コンクリ像自体は全く変わっていなさそうです。
ちょっと安心。
でも、おとなりとかが現在整備中なので、もしかして地獄もこのように柵に囲われて立派にディスプレイされる予定なのかな。
それとも追い出されちゃう?
柵に囲われるとこんな感じになるようです。
中のコンクリ像自体は昔と変わらないで見栄えだけ…
って感じ?
まあともかく、ぐるっと周りながら戻って行きましょう。
脇には柵に囲まれた、何の変哲もない池なんかもありますが…
良く見ると、こっそり変なのが紛れ込んでいます。
ってか、これいる?
誰も気づかんでしょう。
ん?
あそこに何かありますね。
なんでしょう、仏像やらお坊さん像やらがたくさん詰め込まれていますよ。
でも、どう見ても倉庫扱いですね。
他の工事で追い出された方々の緊急避難場所かな。
こちらは子宝祈願系のスペースみたいですが…
倉庫だよね、これ。
こちらのお坊さんの扱いも雑!
あ、木に取り込まれた仏頭…
って思ったけど、これもしかして、仏頭を木のくぼみに押し込んだだけ?
ひ、ヒドイ…
ようやく前回も来た、古いお堂が入ったお堂にやってきましたよ。
せっかくなんで、もう一度のぞきに行きましょう。
外暑いし。
ええっと…
え?700年前の本堂ってこと?
意外に歴史古いんですね。
内部。
まあそう変わる物でも…
って、前に比べてえらくすっきりしてません?
ガラクタ等が片付けられて、きれいになりましたね。
ご本尊様。
これも700才とか…
違うよね、きっと。
その古い本堂の門には、なんか瓦礫が山積みになっていますよ。
ああ、これ仏像や昔の建物?とかの残骸じゃないですか。
なんという雑な扱い…
屋根あるだけましですかね。
ああ、ちなみにこれは向かって右手の壁側。
これはほぼ当時のままって感じでしょうかね。
でも、白いモルタルが見えるところは修復されたところっぽいですけど。
左手はだいぶなくなっていますね~
その左手手前部分を、外から見たところ。
やはり大部分は後から直した部分っぽいですね。
その外側には、当たり前ですが外側の新しいお堂との間に隙間というか通路があり、古い本堂をぐるっと1周取り囲んでいます。
で、その壁に描かれているのがこのような立体レリーフ。
まあ、なかなか面白いんだけど…
中の遺跡部分とマッチしてないよね。
ああ、この本堂一応遺跡扱いみたいですね。
こちらの看板にも書いてあるし。
読みたい方はこちらをよろしく!
で、その昔の本堂跡の横には、プララーフー堂が建っています。
これ、昔なかったよね~
新しく作ったのかな?
とりあえず手前には、タイ人達の信仰を受け止める為に、ミニチュアラーフー君が置かれています。
タイ人はプララーフーにも金箔をベタベタ貼りまくるけど…
彼に何を求めてるの?
仏陀じゃないから救済関係ないし、ガネーシャじゃないから富も関係ないし…
ああ、食欲増進とかですかね!
で、大ボスのプララーフー様。
まあ、近づいてしまえば、大きさもそんなに大きくも無いですし、ちょいリアル系でファニーな感じもあまりないですし…
いたって普通ですね。
タイ人もそれを敏感に感じ取ったからなのか、ただ単にクソ暑いからなのかはわかりませんが、タイ人ここにまったく寄ってこないです。
で、そのタイ人達が詰めかけている?のはこちらの建物近辺のようです。
確かに軒下の方々の、金箔の貼られ方のレベルが段違いです。
内部は…
あれ?
タイ人いないですね。
中央の偉い方々。
ディティールが分からないほどに金箔貼られまくってます。
後ろの方は…
これは新しいよね~
ちなみにタイ人達は、お坊さんダイレクトタンブーンに勤しんでいるようでしたが…
私は興味ないので…
この辺りで勘弁するとしましょうか。
Sep./'17
以下過去の記事
再訪
日本からゲストが来たので、またやってしまいましたよ。
地獄めぐりツアー。
せっかくなので弊社のタンブーンツアー愛好会の面々も来た事ない地獄に行こう、ということでまずここに来て見ました。
地獄の入り口のピーも、先回来たときは屋台が邪魔で全体取れなかったのですが、今回は何故かいなかったのでしっかり撮ることが出来ました。
でも…やっぱりちょっと不思議ですね。
この形のピーはここ以外で見たことありません。
地獄の方も…先回のアングルと別のものだけ御紹介。
…ちっさい…
ギャ~!
何故か下半身地面に埋もれている…
…首だけですか…
なぜ頭の上部のみ赤いのかは不明です。
つ~ことで、先回は行かなかった、お堂のほうにも足を向けてみましょう。
と思って入ったら、何故か中にもレンガの壁が…さらに内側にご本尊様があるようです。
中はぼちぼち広いようで、お坊さんが常駐して?おまじないをしているようです。
どうもレンガは昔の壁で、後から無理やり?外側に一回り大きなお堂を作った…そんな様な構造のようですね。
こっちにはもう少し簡単なタンブーン場所もあるようです。
ともかく入ってみましょう。
…右奥の、「てへへ…」な仏陀も突っ込みどころ?なんですが、ここの一番の見所は…
これ…じゃないかと…
自信ありませんが、ガイドブックに書いてある、ロッブリの砂岩を使って作った仏陀…だと思います…多分。
だって、明らかに一番タンブーンされてるしね。
過去記事にもありますが、ここにもしっかりお魚タンブーン場があります。
しっかしこんな狭い川のどこにこんないっぱい、でっかいナマズ住んでいるんでしょう…
人間が餌やるから生きていけるんでしょうかね。
Mar./'09
以下過去の記事
この象さん御一行を見て、ちょっと気になり入ってみました。
ピンクの花柄の敷物がチャームポイントでしょうか?
ともかく、これらだけでこのボリューム…奥に何があるか楽しみです。
予想通り、ここはコンクリ像を売り?にしたお寺のようで、境内にはコンクリ像がところどころにちりばめられています。
しかも、よく見ると…木の上のハンモック爺さん、コンクリ像じゃないですか!
さらによく見ると木も…
どうも立体的な作りも得意?なようで、ここも自然の木を利用して…というか、生木の上に無理やりコンクリ像乗せています。
ワンちゃんも直接木に足ついています…木が生長したらどうするつもりなんでしょうね?
「おぉ~ ばあさんやぁ~ むこうぅに~ なにかぁ~面白いものが、あるそうじゃ…」
では、お勧め通り、奥に行ってみましょう。
私は、ばあさんではありませんが。
先にはこのような仏塔が…たしかにこれ自体はデカくもないし、特におもしろくもないのですが…
よく見ると、すぐ脇に怪しげな地下への入口が…
地獄の入口でしょうか…ともかく入ってみましょう。
階段の下には、お約束のトラ柄爺さんが待ち構えています。
中は真っ暗のようですが…
仏陀入滅の様子のようですね。
地獄というより天国でしたか…何で天国が地下に??
ちなみに中かなり暗かったんで、ISO3200で撮っています…ノイズがあったり、ちとブレ気味なのは…下手だからです。
(フラッシュ炊くと、周り真っ暗になってしまうんです)
上の写真にも載っていますが、周りの壁は、予想通り仏陀の生涯を表しているようです。
それでも、ただの絵ではなく、立体的なレリーフにしている所、結構力入っているのでしょうか?
仏塔の隣には、高僧が…○○人間を…(以下略)の図が…
なぜが皆様緑色です。
って、よく見たら奥に見えるのは!
おお!地獄ではないですか!
地獄の壁は、ちと規模が小さいですが、ワットカイ(アユタヤ)みたいですね。
手前の罪人に噛みついているのは…地獄犬…ケルベロスでしょうか?
白の水玉模様があるなんて初めて知りました。
こっちはお約束の地獄ツリー。
やはり生木をそのまま利用…というか、寄生した構造になっています。
きっと、これがないと自立できないんでしょう…
実行人にむちゃくちゃされていますが…
ここの罪人はみんなではないですが、何故か青い肌の人が多いですね。
ガミラス人?(古すぎ)
執行後?
確かにかなり悲惨な状況です。
タイ人の親子も「ほ~ら、悪いことすると、牛人間になっちゃうんだよ~」って子供に説明していました。
こっちもお約束の地獄鍋。
…やっぱり、これお酒でしょうか…
こういうのを見ると、お酒はやめて…ビールだけにしようと思っちゃいますね?
こっちでは、鍋の具を捌いている所のようです。
真ん中の緑の鳥(鶏人間じゃくて、横向きで歩いてるヤツ)は何でしょう?
ちとアングルが悪かった?ようで…すごく悲惨な状況に見えます。
やっぱりあった?ムエタイ地獄。
上から打ち下ろした?キックが延髄に…かなりヤバ目。
腹芸人間も顕在。
なぜかモデル張りにポーズ決めてます。
実は地獄鍋もうひとつあります。
「いぇ~い!」
鍋の中の人楽しそうですね。
一番奥は、閻魔様?が罪人の判決を言い渡している所のようです。
どくろの形がかなり独創的…猿かな?
ということで、地獄を大満喫。
でも、他にもいろいろありまして…
ライオン、トラ、ヒョウ?の猛獣トリオ…のはずなんですが、かわいらしい顔ですね。
そういえば、ここには地獄につきもの?の、あの男女対の巨大お化け像が見当たらなかったのですが、どうもこれらがそれのようですね。
何故か座って前にならえしています…
こっちは女形…
でも、他の地獄に比べて妙にリアル…人間味のある顔ですね…
現実にこんなおばちゃんいたら、絶対意地悪でひねくれものっぽいですが。
とうぜんですが、お寺なんで地獄以外にもいろいろありますよ。
これは弥勒様…すごくやる気のない顔しています。
ただでさえやる気なしのポーズなのに…
へそ周りが剝げていることは、内緒にしておきましょう。
本堂のほうは、どうも改修中のようで入れないようですね。
残念…
しかし、売りがコンクリなのは間違いないようで、こんな広い芝生の広場のど真ん中にも、最初と別の象さん御一行が居座っています。
おかげでサッカーコートがだいぶ肩身狭そうです。
Sep./’08
評価
★★★☆☆:その県に行ったらぜひ!県を代表するスポットです。
寸評
すばらしい!(地獄が)
規模は小さいですが、内容はかなり濃いですし、地獄以外のコンクリ像もかなり面白いです。
地下の天国もポイント高し。
場所的にも、スパンブリの町の中心から2、3km程度なので、バスで来て、モタサイ等で簡単に行くことも出来そうです。
(少なくとも他の地獄よりは行きやすそうです)
実は後で調べてわかったのですが、ここの(一般人向けの)売りは、ロッブリ産の砂岩でできた仏陀?(すいません、訳があってるかどうか分かりません)と、お魚タンブーンのようで、地獄は…アピールポイントでは無いようです…
インターネットとかで調べても(タイ語で)なかなか見つからないのも、タイ人が地獄寺に興味がないからなんでしょうね…面白いのに。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
14° 29'55.73" N
100°07'23.87" E
View 変スポ in a larger map
今回は堪能なされましたね。私的にはチョット、、、ですが。
返信削除う~ん、やっぱり人気ないですね、この手のお寺。
返信削除個人的には大発見?なんですけどね~
関係ありませんが、今週末は日本から知人がくるんで接待?でいろいろプチ有名なところ行ってきます。
大半は行ったことあるところですが、一部は行ったことないし、るるぶレベルでは載っていないようなところなんでちと楽しみです。
もちろんビール同伴です。
マレーンポー様。
返信削除ご無沙汰しております。
来月の訪泰での最大の目的珍寺はこの寺とワットガイです。
画像を見る限りではワットガイの方が多少珍寺度が高いと思われますが
地獄だけに限るとこのワットプラローイに軍配があがると思います。
そういえばこの寺はワットパーラックローイやワットプートウドムに沢山ある動くアトラクションは存在するのでしょうか?
Cougueさま
返信削除ぶっちゃけ、地獄度も珍寺ども、似たり寄ったりです。
記憶が正しければ、残念ながら、両地獄ともアトラクションはありません。
(あ、ワットガイはちょっとあったかな)
実際のところ、ここで紹介している地獄でも、あまりアトラクション付きのところはなかったりします。
あとは、イーサン、ロイエットの
Wat Pa Thewaphithak Pracha Bamrungとか、パンガーの
Wat Ta Pan、ソンクラーのWat Tha Meru(未完ですが)辺りぐらいでしょうか…
マレーンポー様。
返信削除こんばんは。
やっぱりこの寺には動くアトラクションが無かったのですね。残念・・・
まあワットムアンやワットセンスックにも動くアトラクションが無いので当然と言えば当然かも知れませんね!
私、実は来月の訪泰でパンガーのWat Ta Panに行くかスパンブリ周辺の珍寺巡りに行くか悩んだ挙句、スパンブリ周辺の珍寺巡りを選択したのです。
スパンブリ周辺は珍寺が沢山ありますが、南部にはWat Ta Pan以外の珍寺が少ないので、スパンブリを選んだのですが、Wat Ta Panはワットパーラックローイやワットムアンに匹敵するほどの超珍地獄寺なので、死ぬまでに一度は行ってみたいですね。
Cougue様
返信削除遅レスすいません。
ドラゴンズの不甲斐なさに落胆しっぱなしの週末だったんで…
せっかくスパンに行くんでしたら、是非例のドラゴンも見てきてくださいね。
アレはアレで一見の価値ありです。
Wat Ta Panは…
街中で、がんばればバスターミナルからも歩いていけるんですけど、肝心なターミナル&町がね…
とても県庁所在地?とは思えないぐらいしょぼいです。
まあ、ターミナルのところにある旅行代理店で、パンガー湾めぐりを頼むのが常道ですかね?
マレーンポー様、ご無沙汰しています。
返信削除先月ワットプラローイに行きましたが、弥勒様も綺麗に塗り直され、女形&男形オブジェも派手に塗り直されて見栄えがよくなっていました。
規模も小さく動くアトラクションはないけど、同じくスパンブリにあるワットパインロンウアよりも断然面白かったです。
もちろん例のドラゴンも高い入場料(499バーツ)を払い行ってきました。
スパンは珍寺が多いけど全く何故か全く観光地化されていないのでかなり気に入りました。
珍寺じゃないけど近郊にあるタラートローイピー(100年市場)も面白かったです。
本当にスパンブリ最高!
Cougue様
返信削除乙です。
バンコクから近くてローカル感を味わえ、さらに珍スポットも多数存在するスパンブリ…
最高ですね!
(近すぎて泊ったことないですけど)
予定ですと年末年始辺りに、新スパンブリスポットをUPする予定していますのでお楽しみに。
マレーンポー様。
返信削除先月の珍寺巡りではスパンブリに拠点を置いて、アユタヤやアントンの珍寺巡りをしました。
スパンブリほど珍寺が密集している地域も珍しいと思います。
そういえばワットプラローイの目の前には、象やオウムやインコ等のカラフルなオブジェが置いてある近代的な施設がありました。
全くタイ文字が読めないので何の施設か分からなかったけど結構面白かったです。
マレーンポー様はこの施設の事をご存知ですか?
新スパンブリスポットUP楽しみに待っています(笑)
Cougue様
返信削除がんばってタイ語読めるようにしましょう!
(英語をローマ字読みで読める程度だけでもだいぶ違いますよ)
まあ、過分に期待されるとちょっと心配ですが、次回のスパン旅行の候補に入れてやってください。