チェンマイ南部、ジョントーン郡。
皆さんもご存知の名刹ワットプラタートシージョムトーンで有名な町です。(え、知らないって?)
そこからさらに2~3km…町を抜けたあたりの山肌に、気になるものが見えてきます。
拡大してみましょう。
かなり大きな涅槃仏と、まわりにお供の方々が、緑のじゅうたんの上で優雅に下界を見下ろしています。
お寺の名前は、ワットモークカンラーン(วัดโมคคัลลาน)というようですね。
カエルみたいな顔の憲兵さん?が案内してくれるようです。
う~ん、かなり広そうですね…では、気合入れて行ってみましょう。
ということで、山を登ること200m程度でしょうか…
トラが守るゲートに到着。
ここからは乗り入れ不可みたいですね。
でも、まわりは、こちらから歩かせてください!と言いたくなるシチュエーションだったりします。
なんせすぐ右側には…
じゃ~ん!
いきなりかよ~の地獄絵図。
ここの人たちは顔に特徴があるようで、変な顔コンテストでトップクラスを独占できそうな面構えです。
でも、残念なことにコンクリ地獄はこれだけみたいです。
早く増設してほしいものですね。
とはいえ、周りには地獄以外にも、変なものが生き生きとした姿で再現されています。
ラドン?
まったくなにを訴えかけているのかわかりませんね。
こちらは恐竜?
なぜか顔だけ真っ青です。
あ、この人見たことある!
地獄絵図を見ながら涼しげに空を飛んでいる人ですね。
写真だとわかりにくいですが、左足の形、まねをするのは至難の業です。
こちらもおなじみ”前門の鰐、後門の虎”ですね。
タイには狼いないのか、それとも猛獣の代表がこの2種類なんでしょうか…
真ん中の人の情けない顔が、状況のヤバさを如実に伝えています。
ということで、動物園ゾーンは終了。
その先にはこんな観音様や…
こんな仏陀の説法中の、天国ゾーンが広がります。
で、その先には…
見えてきましたよ、例のヤツが。
手前のエラワンさんも、ぼちぼちな大きさなんですけど、遠近感がおかしくなりそうな絵に仕上がっています。
涅槃仏への道には、行く手を阻む黄金の戦士が幾重にも立ちはだかっています。
これは??
残念ながら、鍵がかかっていて入れませんでした。
ようやく涅槃仏のところに到着。
でも、でかすぎて視界に全体を納めることが出来ません。
ということで、頭部上方の空き地側からなんとか全身を収めることに成功。
GoogleMapを信じると、50mぐらいありますね~
顔の黒い物体は、やはり蜂の巣でしょうか…
かなりのでかさのようですね。
撮影ポイントのすぐ横にはガネーシャ様もおわします。
土台は作りかけみたいですけど、本体は完成済みたいですね。
仲間…というか、これも仏陀でしょうか…
でかさは横のお坊さんたちと比べればなんとなくわかりますでしょうかね。
こっちにも…
こんなデカブツがいくつも立っている様は、なかなか壮観です。
一応涅槃仏の視点からのビュー。
まあ、頭の高さまで登ったわけではありませんけどね。
木々が邪魔ですが、その先はまっ平らな景色が広がっています。
別の言い方をすると、何もないわけですが…
足の裏の方から…
ワットポーとかの涅槃仏に比べると、偏平足度が低いですね…
むしろリアルに見えてしまいます。
足裏の向いている方向には、こんな感じに、さらに階段が延び、その山頂に仏塔が見えます。
で、その仏塔。
たいした大きさじゃないんですけど、白基調に青緑のワンポイントといった配色が、ちょっと他とは違うんだぞ、という主張なんでしょうか…
仏塔側から涅槃仏を…
でかいんですけど、別に芸術品じゃないんで、正面からの見た目以外、あまり考慮に入れていないんでしょうか…
横から見ると平たく、窮屈なポーズに見えますね。
さて、戻るとしますか。
一応登りとは違うルートを通ってみましょう。
さっそく唐傘坊さんがいるんですけど…
なぜか足元には生首が。
しかもノーペイント…なんで?
…ワラビーか何かですかね?
でも、おなかのぽっけから小さいのが顔をのぞかせているので、もしかしてカンガルーのつもりで作ったんでしょうか…
なんか”ぷっすま”の絵心での、草彅画伯の絵みたい…
これは…
伊集院光!ではなく、弥勒さんでしょうか…
まだまだ、こんなところにもデカイお坊さんの像がありますね~
よく見ると奥にも同様のサイズのものがいくつも並んでいます。
でかい事はいいことですね。
ということで、ふもとまで戻ってきましたが、実は最初の看板の前に、こんな感じにお寺があります。
どうもこっちが本体のようですね。
狭い境内ですが、内部は微妙に山の上のものと通じるものがあるようです。
これは本堂でしょうか…
まあ、開いていない所に興味ありませんけど。
で、本命はこのサーラー(なのかな?)。
すでに見えていますが…
釜茹で地獄~
地獄鍋がこんなにたくさん並んでいるところ、初めて見ました。
出来れば、これを上のコンクリ地獄として再現してくれるとうれしいのですが…
黄泉比良坂から堕ちる亡者でしょうか…
よくわかりませんが、とりあえず鍋に入れる前の具材を捌いて、干しているところなんでしょう、きっと。
ここも見渡す限り、一面地獄ツリーが生い茂っています。
本当、これをコンクリ地獄であらわしたら、どんなにすばらしいことか…
逆に言うと、地獄絵ですと、どんな凄いことも壮大なことも表現出来ちゃうということなんでしょうね。
ここも下ごしらえの図のようです。
なぜか一人?だけ腹芸人間が立っていますが、明らかにこの中では場違いですよね…
浮いている仏陀以外では。
…
さらにぐちゃぐちゃになって来ましたが、食材も豚や牛に変わったためノープロブレムです。
地獄鍋デカっ!
その前では閻魔様の審判が下されている様子でしょうか…
おそらく罪人が閻魔様に懇願しているところなのでしょうが、表情に真剣さが足りないですね…
これではきっと許してもらえないことでしょう。
ということで、スケールのでかい地獄絵、満喫しました。
ところで、なぜか入り口横には、こんな感じで恐竜?のコンクリ像があったりするのですが…
何かを足蹴にしています。
これなんて生き物でしょう…
May/'10
評価
★★★☆☆:その県に行ったらぜひ!県を代表するスポットです。
寸評
地獄あり、コンクリ像あり、巨大涅槃仏ありと、広い境内を持つこのお寺、なんかテーマパークみたいで、結構楽しめます。
場所的にはちょっとチェンマイから離れていますが、1時間ぐらいかけて来るだけの価値あるかもしれません。
まあ、一般ピープルに勧めるとしたら、まあ、ドイインタノンに行くついでに寄ってもらう…ぐらいがいいかもしれません。
なんせすぐ手前の街は、ドイインタノンのふもとの街で、この街からドイインタノンに向かう道が枝分かれしていますからね。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
18° 23'01.63" N
98°34'40.46" E
View 変スポ in a larger map
ここも素晴らしいですね。
返信削除一部 高校の文化祭の作品みたいなのもありますが。
チェンマイへ行ったのは 一度それも8年半も前。
タイで車買って周りたいです。
2/8~2/15は 訪タイでしたが、急遽変更でサコンナコンで葬儀滞在の一週間でした。
朝太郎様
返信削除私なんて…もう5回ぐらいチェンマイ行ってますよ。
中央もですけど、郊外にも面白そうなところがそろってるんで、やはり車とかを確保して、10日以上つかってゆっくりと回ってみたいところですね。
私はタイの葬式はお通夜?に顔を出したことしかないですけど、イーサンのには参加したことありません。
だって遠いんですもの…
でも、やっぱり中華系タイ人のとはだいぶ違うんでしょうね…
お疲れ様でした。
マレーンポー様。
返信削除当ブログで当珍寺は一応「地獄絵寺」扱いされていますが個人的には「コンクリ地獄寺」扱いしてもいい様な気がします。
(私はまだ未訪問なのに偉そうな事を言って申し訳ないです・・)
Lekさんブログだと全く地獄寺にはカウントされておらず、一方某ブログだと完全な「コンクリ地獄寺」として紹介されているので、本当に地獄寺かどうなのか微妙ですね~!
マレーンポー様はどう思われますか?
Cougueさま
返信削除どうでしょうね〜
ただ、コンクリ製の地獄はあの写真に写っているナベと閻魔さまだけですし、これもいれちゃうと、Wat Pa Caroen Tham / Chiang Maiとかも地獄寺になっちゃうんで…
って、別に基準なんてありませんけどね。
当ブログでの基準も最後は私の主観ですよ。