さて、記念すべき500スポット目ですが…
舞台は一気に飛んで、ピサヌローク県バーンクラトゥム郡のど田舎。もうピチット市街の方が近いのでは?と思うほどの外れの集落なんですけど…
あるんですよね、あれが。
名前はワットガンペーンマニー(วัดกำแนงมณี)というようです。
まだ朝の8時前なのか、参拝客の姿は皆無で、お坊さんがほうきで掃く音だけが響いているような状況です。
こんな感じな池もあったりしますが、こんなのは眼中ではないのですよ。
だって、お堂の脇には、こんな感じで、説法していたり、横になられている仏陀のコンクリ像が並んでいるんですもの。
その横は、”天上天下”の様子が再現されています。
後ろのお母様が片手を上げているのは、釈迦が脇から生まれてたという説話から来ているのでしょうか…
それよりも、この大変重要な、この場面の横に目を向けると…
うぎゃ~
でましたよ、例のピーが。
他の地獄のソレとは、だいぶ趣向が違うようですね~
全体的に、黒っぽいとか、顔が比較的人間の面影を残しているとか、何故か足がでかいとか…
(なんとなく理由は分かりますけどね)
とりあえず男性の方から。
理由は分かりませんが、何故かお腹の部分がぱっくりと開いて、内臓が見えちゃってます。
あと…
他の地獄では、大体巨大なんですけど、小さいんですよ、アレ。
本当に小指の先程度しかない…
女性の方はというと、他の地獄に比べると、全体的にまともな外観をしています。
まあでかいのは仕方がないですけどね。
しかし…男性もそうですけど、指のバランスは明らかに妖怪です。
その横には、寂しげな地獄ツリーが立っています。
根っこが板状になっているのは、そういう植物を模したからなのか、それとも”自立させるために必要”だったのか…
99%後者な気がしますけど、真実は分かりません。
ちょっと絵が寂しいんで、裏側からの写真も載せておきます。
境内はこんな感じになってるんですよ。
さらに反時計回りに周って行くと…
お約束の腹芸おじさんもいます。
このまゆ毛の太さが特徴的ですね。
これは…
遠隔操作の刑でしょうか…
執行人の腕が取れて…剣が罪人の頭の上に乗っちゃってます。
こっちはもっとすごい?
サイコキネシスの刑ですかね?
まったく何かしているわけではないのに、罪人の鼻と口から血があふれ出しています…
で、既に見えていたと思いますが、のこぎりの刑ですね。
のこぎり部だけコンクリではないようで、妙にギザギザがリアルです。
…お嬢さん、ウソツキさんなんですね…
どうぞ、召し上がれ~
って、嫌過ぎますね、煮え湯地獄。
でも、横のウソツキお嬢さんをチラ見していますね。
??
これは、ポージング地獄でしょうかね?
いつもの、円月輪の刺さった方ですけど、いつもより冷静のようですね。
すごい長い槍!
まるで信長の長槍兵みたいです。
こっちの執行人は、罪人が見えていないのでしょうか…
遠くのほうを見つめていますね。
ってことで、一周しちゃいました。
これが地獄全景です。
こんな寺でも本堂はありますが、残念ながら開いてません…
(どんな寺でも、よくありますけどね)
って、こっちに立派な看板がありました!
私の入ってきたのは、裏口だったんですね~
入り口には、こんなコンクリ像もあったりします。
笛を吹いているところを見ると、スントンプーを思い出してしまいますが、関係あるのでしょうか…
ちなみに、裏口には運河があったんですけど、正面には、本物の河が流れています。
完全に川に囲まれちゃって、なんか輪中地帯みたいですね。
(ローカルネタですいません…愛知県民は小学校時代に、普通に習うんですよ~分からない人はググってください)
Dec/'10
評価
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
寸評
ちょっと地獄寺としては、小規模ですが、特徴的な巨大ピーと白を貴重とした地獄が、他の地獄と一線を画しています。
でも…朝早く行ったんで、日中も同じかどうかは分かりませんが、とにかく参拝者がいないのに、野犬がいっぱいいるんで…
ご想像通り、やつらに囲まれ、ほえられまくりました。
あんまりたくさんいると、身の危険を感じますよね…
ということで、逃げるように退散したんで、あまり細かく見られませんでした…残念。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
16° 35'06.72" N
100°14'19.02" E
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