ということで、先のワットプラタートを何気なく散策していると、知らない間に紛れ込んでしまいそうなのが、このワットプラケーオ(วัดพระแก้ว)です。
(え?写真見れば境目すぐに分かるって?)![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgbm6xXU7GKRllsunOOVbKuYANz9QqsM3NFDs-LXhb74GAx3hkgnI7RM3wtzyjaoZ7BBhKIDBYJBA-j4844njH_GOw_jH-smHxpLA4J9kYOrvCjz5xP0XQGKIMO01sJLu2nZ64cosQBTSyS/s280/kpp028.jpg)
全容はこんな感じのようです。
ウィハーン、チェディ、メインのウィハーン、メインのチェディと続き、その奥にも、さらにモンドップ、ウィハーン…
よくわかりませんが、盛りだくさんのようです。
(正確には、手前のウィハーンとチェディは、別の遺跡な気もしますけど…まあ、面倒なのでまとめてしまいましょう)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhxOfJDmVurkAEj0IGjFFV6oLU88qy74X_ZGMugl-aDWpmOhbCQYyJSOfEO4uktJ3LjBrRbr1mWNMQgVyC6CaH8P2Sz0yXb61W6DsQy9-XnIAqFj4_GEIhO138KC9gN0zgIlQT66T01hOQ8/s280/kpp029.jpg)
ということで、これが一番手前のウィハーンです。
土台の高さは結構ありますが、上部に見えるのは、仏陀のみ…
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiinA8Ap8umvi7wOdyTkm_HHL20iU4fDUJN3RdJMHhcBz3E_o6JKlhFgMv_79n2koILIbxCTr8j7U-jQl-_4LWV8VgPgSzm5tKgiab8ga2qNVk2HnijIf1GM9cujbfzJB3QztYYRkk7Zjvg/s280/kpp030.jpg)
ウィハーンに上がっても、やっぱり印象は変わらず。
(微妙に囲いはありますけどね)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEht6I8E8K5PWuumY3x9H6LRORy5yxD5WKDxbIXKnLH89CsIIi2c4pxXtU9guGgOKq7vDOhwfNeFDCEnzafFYKiHzqkOFhRdNFXbNsLXQMZcVB2BDMlLcp0VxkvG01SCpbEUWZpY0qQ5HX_g/s280/kpp031.jpg)
仏陀も、バラバラだったものを、修復してあるみたいですね。
しかし、首は細いからわかる気もしますが、袈裟がけみたいに、真っ二つに割れるもんですかね~
やっぱりビルマ軍にやられたのでしょうか…
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiNTg5gyEuXK6Nj5pzZeZ26zVg5ugAoqBktf8ZkWgVFDHtcQqJ1XZ8g2UaNulaWgqePinxbNlS6rzRCXRghQoLmDxlpjNMzO24tf5eJIv1JMmu1McZGYBLgLwNaDsz2HlqPhlB-ZXsR9PIo/s280/kpp032.jpg)
その奥には、結構大きかったと思われる仏塔があります。
でも、この位置から直接行けないみたいですね…
(高すぎて)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhKUiA9rEWg60M_NX6iVhsNmye9uuwIgYDAuJI-LB0kD_G4p0sR5-2CB3NSCZhkwQv0wKMKQPTqdgaZk6HWqsaOgIJUKrt5X8XPN5qur_i0BnUBiWhOywNNwvquNU7qzvXs2Y6NKjONtiMV/s280/kpp033.jpg)
ということで、先ほどの仏塔の下までやってきました。
とは言っても、先端なくなっちゃってますし、登る気もしませんので先に行きましょう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjgN5jJuNH4SwBMiUyxSITIc4aLm8gTtghkLWSiBEvhbNlIxtT8xah9YSHaxXF-9hOUfYu5m9JF2E5_lDAnVfob45d9LtaF2VhfOP64F6-usgsLI9GsetRhIO5Khh0c2X0ChIl5cD3IAKr1/s280/kpp034.jpg)
さて、ここからが本番?です。
これが先ほどの案内板によると、メインのウィハーンになります。
なんかさっきのところよりも規模が小さくも見えますけど、しっかりと柱の跡もありますし、きっと正しいんでしょう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhBfplYE2K4cl4owrpvP_H1Gul_e73ST5TyBiky8UxcYpE1COO8SYY097NWaflCzJB_4IpduOaZfjafBT2LxCBUWTyQ2QwVm5ifOd6igpDjsQ6lvi6bYVE1YBSUZc87rMSiDQyEai0S8R0l/s280/kpp035.jpg)
これがウィハーンの正面図です。
現代のお寺と比べちゃいますと、小ぶりですけど、当時の石組み技術ですと、これでも結構大変なんでしょうね…
大元のスコータイ遺跡でも巨大なウィハーンというものは無さそうですし。
もちろんご本尊様の御姿は見当たりませんね。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEih-VfUkOC8Ob_cSY2MZ7ETLEafhXCsMs61iI7gx-rdjheQtuJrsy7_t2LO-Nv9_7DgoltAUhrHWcFPD2AFTuuRU0KzHfd-Z2hQM32sA_6JgEdIYaTnBP1Cn9TApoA8tOFydnHFBq1FNWxp/s280/kpp036.jpg)
奥の仏塔は、上部はよくある釣鐘型で、下部は…象さんが取り囲んでいますね。
でも、象さんの大きさは、シーサッチャナラーイのヤツの方がずっと大きいですけど。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiQNzzzVTCT43puo63X-BuJCAZqBCDxTu-5uRM5ViVjSiVREn3iE77OcvjDbjQtgcX6_nO2xVtbnlDWn3cPVCHI122IfdjTn_n_AgpnKXeZ9n-6pYUZwBKV23VmE2CzErBfv1poW1cxHfBD/s280/kpp037.jpg)
象さんのアップ。
とはいえ、こんな感じにほとんど跡形もありません。
残念ですね~
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEib8Rhm-Z8G-EwIjR2kCBIpz9YzoEmBU5AaATvvdtfO6MHAaz7Dba6SFe275ZY2YJBZxQOcBnMjNg_dpzSZe4hYV6Pyaz_7Y1uUh7Xjhui2NtJ9hs42gZxb5_IUk86mFpVvXSP5uSHXZdxs/s280/kpp038.jpg)
で、おじちゃんが立っているところが、おそらくモンドップにあたる部分で、その後ろの涅槃のいるところが、次のウィハーンと思われます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiwHhSsCMIhOrRC6VBzzo99rvd31z6VhvOAtx1opHW0whNJZW6fa94Psl5f-ETT9g-mrKwZTto1nYJ6E7r_ZdLdR2id3QqvpbIgO-7lsCTy3cggxglJi6-qA1xstbiLjSDOphoCUYGMvfXO/s280/kpp039.jpg)
モンドップ中心にある仏像。
グレーのところは修復の跡と思われますので、こちらのお方も、五体バラバラにされたっぽいです。
手首から先もないので、どんな印相を結んでいたかも分かりません。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjgrIJFrJp4xXTza6MM85Xeintn_Y6s8GzPHcZZP_lkV2IKR3Lu0HR-y4UIFVflP4Ub4B6oaO-b7eawWFJK_5G9O4I3CwRAFsmXEFNcMT1K9GBO-tvo6_OccqvELqGJFgPWVVrPTBsK0rv5/s280/kpp040.jpg)
で、その奥のウィハーン。
涅槃仏と、その後ろの2体の仏像が、漆喰も残ったままの状態であります。
でも、ビルマ軍に滅ぼされているんで、その後(ってもうタクシーン大王のトンブリー王朝か、今のチャクリー王朝しかないけど)作られたのか、それとも修復されたのか…
どちらにしても、夢のない話ですね~
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEha8RomiU1qsE07YLIVDVS9RhaUiLmDJzS83fJVjM32Va-xXgL1dP00gypV0H1u88Ao3-CQI6KMPM5YbhhhOhIKzXLLAaz9R7MZ3x4PHJBQ0wm_OdZggfK6GzxQz464nfPip27-WBRcHdt3/s280/kpp041.jpg)
でも、せっかくなんで、写真をば…
柱が邪魔で、なかなかいい角度がありませんね~
これで精一杯です。
しかし、タイの人は、遺跡だろうと世界遺産であろうと、お構いなしに金箔貼りますね~
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi9Csw480rSMCpRaOP1JxDPZL0FT9zCrW_jwtEoNJEJfD3H8BrZnLIejl_NT2est8nUjTt3nXK04PJTq4c7Y7nthCoUM6WsuUl8pzEgWdkqYKV4jLSsDfLw0tj78448mjzW1q_CJL_Ypp3i/s280/kpp042.jpg)
後ろの仏陀2体の方です。
残念ながら、タイの仏陀マニアではないので、仏陀を見ただけで「何時代のもの!」と当てることはできませんが、スコータイのものと、似ているといえば似ているような気もします。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj4FLbqGIzY5rKgx702Zw11Wqlp9yzhmRwBDQa49ccDpYRz2TIKm9eN322s-ldpLNidox05SFtCnBlCt4mzt9JfVNwHaE9zUkPGN73hh19UNt6JxrsufKeH68oNV6kcJsFtNeZYT0djZWiz/s280/kpp043.jpg)
もちろん周りにも、昔は仏像だったであろう残骸が並んでいます。
こう考えますと、民族紛争のなかった?日本はこういうことが起こりにくかったということで、結果的によかったのでしょうね。
(でも燃やしちゃうことあったみたいですけどね)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgbX0O3cC6hGfWQDkEQmSfEUhBCf2H0z3zVrljEcL8XjqwgT6zZlWFPswl-IGO2pcj74-_VDPAnVKMkabzLkzKhCQg50IkOY9xa7zVvVzl0TGbcNJcPALl3iXfBfs6Ol_-vOXSEok4e7gM6/s280/kpp044.jpg)
さらに奥には、立仏の残骸(というか足首のみ)と、その後ろにさらに象さんチェディがあります。
チェディ自体は、もう基部しか残っていませんけど、象さんは健在みたいですね。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhbIgLE6a5oHmc_PrtyoyDU8bumDlRA_w-Klb1mwVJEQX-ReW7WVhUikMiL762yGwqvxrfjjsbw0K0iV1uwAxOwQ81BSZV7i6BxsKP8oQBYuaMo9vai24L_PAnFOP0B6SWU7YexVTjAanRj/s280/kpp045.jpg)
こんな感じに象さんはほぼ原型を保っています。
(修復されているかどうかは分かりませんけど)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjrB_mGOTO84RfYkCW47ij9LCa5Mpx1cFPPEdUuQaOm5Nli4p-9HLGUaqX1oxUau_xNHUA9yJrfFAQw0wp0P_FiZ4RjJYq1BrwHYfpeY2qV8kXYLvvXsDkEthpOljWBoRokjVc8YLO4sygx/s280/kpp046.jpg)
象さんの鼻もしっかり残っています。
通常こんな形状だと、自重&経年劣化で脱落しそうなんですけどね。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhXUjC53JgGKe0lq_3heVd-w3lLQwVw2TKpZiBUF8fUDL7Ou52Ss66nLhOflbGvERYsSWPin_gAN4fJemzq_iCqYxZGm83Ob95gNz6Ea6sNV6hldMkHIsn1qKVDga9uMGJWhi3I2tANADT1/s280/kpp047.jpg)
あれ、まだ奥がある…
(とは言っても、もう道沿いの”市の柱”の側なんで、これで終わりとは思いますけど)
まあこんなもんでいいでしょう、疲れたし。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiwpmehkpNita_or6hVxmjMlyekNnAiUV_MAOKQtJezcVCu2mwD58y7lsiMhhxGVfkTZNDjpp9O96Cycf8JdzbdfnDiznlsYiAb-yU4QlKUPDjdHbI7yaPX1NobCrEqoXcNNonLfcoKqtpv/s280/kpp048.jpg)
Dec/'10
評価
★★★☆☆:その県に行ったらぜひ!県を代表するスポットです。
寸評
さすがに、ガムペーンペット随一と言っても過言ではないでしょう。
広いと言うより、奥に細長いですけど、それだけに、観光もまっすぐ奥に向かうだけで簡単ですし、楽チンです。
逆に言うと、奥まで行った後、先ほど見たところをそのまま戻らなくてはいけないわけですけど、これはこれで裏から見ると、違った発見があって楽しいかもしれません。
実際にここで紹介しているのが、全部プラケーオなのかどうかはよく分かりませんけど、おそらくスコータイのワットマハタートとかみたいに増設増設をくりかえしたのでしょうね。
ちなみに午後2~3時ごろなんですけど、公園内ガラガラです。
そのくせ、すぐ側の”市の柱”には地元タイ人が群がっていました。
まあ、”観光客”がほとんどいない=マイナーってことですね。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
16° 29'17.82" N
99°31'04.53" E
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