ナコンナヨック市街から、南西方向に7kmのところに、ワットマニーウォン(วัดมณีวงศ์)というお寺があります。
門や塀の金ぴか具合からして、他のお寺とはちょっと違う感がにじみ出ていますが…さらに、この金ぴかな塀に埋め込まれた仏陀が、ずっと先まで続いているんです。
境内に入る前からこんなんですから、テンションも上がりますよね。
中に入って右手には、このような座像があります。
階段下にあるプラメートラニー様。
ふんだんに使われたガラス玉や、多彩な色使いなど、かなりこだわりを持って作られていますが…
一番こだわっているのは、目や顔の化粧のようですね。
他の塗り方に比べ、めちゃくちゃクウォリティーが高い!
で、座像の方です。
なんか含みのある、いやらしいご尊顔をしていますね。
こころなしか、下の…プラメートラニー様を覗き見しているような…
でも、こちらも服の模様とか、ところどころにこだわりを感じさせます。
台座は、石をイメージして作られたもののようですね。
サイドには可愛らしい絵が描かれています。
ああ、換気孔っぽいものがありますが、残念ながら中には入られませんでした。
台座後ろにあった模造木。
他のものに比べ、ぞんざいな作りですが、まあ目立ちませんので仕方ないですね。
その、座仏の奥に見えるのが、どうもこのお寺の本堂のようです。
こちらも金ぴかで、装飾も結構細かいんですけど…
やっぱり開いてない。
で、その横には、ご神木?があって、どうもその建物と付属物を増設中の様でした。
いえ、別にこれに興味があったのではなくて、ただ単にうるさかったから何しているのかのぞいてみただけです。
次は、境内に入って正面…
なかなかのサイズの大仏が立ちはだかっています。
これ、一番最初の写真にも、ちゃんと写っているんですよね。
大仏様のアップです。
大きさは台座を除いて、ざっと15m程度でしょうか…
胸に卍が書かれていますが…
卍って、別に日本のお寺記号というわけでは無く、ヒンドゥー、仏教などで、めでたい意味があったんですね。
知りませんでした。
こちらは、その大仏の正面にある、中華風の龍柱ですかね。
真新しいのか、かなりどギツイ色しています。
その後方に、先ほどの大仏の台座部分があります。
というかこれ、台座の建物の正面側が、中華風のお堂になっているってことですね。
その入り口は、こちらのドラゴンが守っています。
なんか顔が可愛らしい…
ところでこれ、もしかして雲龍階石の代わりでしょうか…
床も、こんな感じに、立体で海を表現しているようで、かなり凝った作りになっています。
入口横の装飾も、いかにも中華風って感じになっています。
透かしまで作られていて、こだわって作られています。
中は…
あれ?作りかけじゃん。
良く見るの、奥の柱の龍、白い部分未塗装なんですね。
デザインかと思いましたよ…
ところで、台座の横の部分に、上に登る階段が設置されています。
欄干も龍というのがナイスですが…
まあ、登ってみるしかないでしょう!
ということで、大仏の後ろ側。
つ~か、前に行くスペースない…
で、その後ろ側に、何か入口がありますね。
柵とかなくて、落ちそうでちょっと怖いんですが、のぞいてみましょう。
…
一般開放していないんですね。
でも、なぜか仏像が多数安置されています。
これもしかして、人身御供?仏像だけど。
で、その大仏の後ろから、右後方の方に、なにか凄そうなものが見えますね。
ちょっと行ってみましょう。
と、その前に、大仏の後ろ側。
壁の、寄生虫みたいなドラゴンのレリーフも気になるところですが、やっぱり目立つのは、仏陀の生首。
蓮の池の中にある、蓮を模した台座の上にちょこんと乗っているんですもの。
やっぱり生首ですよね。
正面アップ。
あごが緑色なのは、下の色が反射しているわけで…
その緑がブツブツなのは、たぶん蓮の実を模していると思われます。
しかし、顔だけで7mぐらいありそうですね。
で、先ほどの凄そうなところ。
どうも、この奥に進む入口って感じの様です。
で、その入り口をナーガが守っていて、その横に、にょろにょろが無数に立っているという感じです。
奥の、立ったお坊さんはおまけ?
とりあえず、ナーガ君。
もともとデカいのもありますし、胴体部がらせん状になっているので、ボリューム感たっぷりです。
暇そうに眺めているお坊さん。
良く見たら、ドラゴンの杖を所有しているんですね。
で、向かって右側のにょろにょろ…
というか、これ、亡者の手なんですね。
おそらくというか、きっとワットロンクンのアレにインスパイヤされたんでしょうね。
アップ。
真ん中のヘルメットは…もしかして頭蓋骨をデフォルメしているのかな?
まだ、作りかけで未完成なんでしょうかね。
向かって左側はこんな感じ。
こちらもわらわらと亡者の手が生えています。
アップ。
こちらの頭蓋骨は、だいぶましな形していますね。
では、奥に行ってみましょう。
門には、ウッタヤーンうにゃうにゃ…と書いてあるので、おそらく整備された公園か何かだと思いますが…
ところで、なぜか上の三角の部分、ヒンドゥーの神様が描かれているんですね。
もっと露骨に言うと、プラサートパノムルンとかで有名な、踊るシヴァ神と、水上に横たわるナーラーイ神ですね。
そういえば、先ほどの本堂入口の上のレリーフも、水上に横たわるナーラーイ神でした。
何か、ヒンドゥーの神様に思い入れでもあるんでしょうか…
あれだけ中華風を押してたのに。
内部は、予想通り?整備された公園になっています。
で、上部には棚が作られています。
蔓を絡ませ、藤棚みたいにしたいんでしょうね、まだ思うように育っていないようですが。
どうも、まだ作りかけって感じです。
で、その周りには…
これでもかってぐらい、量産型のちょび髭のおっちゃんが並んでいます。
で、奥の方には、またまた大仏らしきものが見えますね。
行ってみましょう。
こちらの大仏も、15mぐらいありますでしょうか…
それよりも、周りに無数のお坊さんが座っていますね。
もうちょっと寄ってみました。
まだ、未塗装ってことは、これも整備中って感じですかね。
サイドから…
どうです、この圧倒的な物量。
あれ?この辺りは首がないですね。
まだまだ増量中なのでしょうか。
あ、頭発見。
これから、これをくっつけるってこと?
ああ、あまりの物量に圧倒されてしまいましたが、こちらが大仏様のアップです。
はぁ…
だいぶ精神的に参ってしまいましたよ。
でも、奥には、また門があって、さらに先に進めるようになっています。
こちらは露骨にクメール風なんですね。
モチーフも一緒だし。
でも…明らかに仮設の通路ですね。
一応見てみますか。
まだまだ基礎を作り始めたところって感じですか。
何ができるんでしょうね。
完成がいつか知りませんが、楽しみです。
さて、まだ、中華台座付きの大仏様の、左奥の方は手つかずでしたね。
そちらの方には、このようなお堂があって、手前でプララーフー様が睨みを利かせています。
そのプララーフー様。
って、あれ?腕が10本あるよ。
そんなラーフー様、あまりみないですね。
で、その下には入口があって、どうもそのまま後ろのお堂の中に行けるようです。
そこを、この牛が守っている…
というか、膝をついてうなだれているように見えますが。
内部…
手ブレですいません。
なんか人がたくさんいて、奥でお坊さんが何かしているようです。
あまり邪魔にならない程度に、のぞいてみますか。
なんか、この辺りいろいろと像が並んでいますね。
ここの弥勒様は、比較的痩せているようです。
(もちろん他のお寺の弥勒様と比較してって意味ですよ)
その隣は、ヤックや仙人などのお面の雛壇。
手前の招き女は、なんでこれらの前に飾られているんでしょう…
王様?に、仙人、御嬢さんに、仏像、キンナリーにガルーダっぽいもの、お坊さんなど、無節操にいろいろな像が飾られています。
タイ人信者も、どうして良いのかわからないのか、この辺りの像には、あまり金箔が貼られていないようです。
やっぱりタイ人の皆様に一番人気は、仏像で、その次がお坊さんってことですかね。
奥のお坊さんの群れもなかなか圧巻です。
あ、後ろの額縁の絵、なんか見た事ありますね。
これ、ワットパーヤップの人工洞窟内にあったやつと一緒ですね。
さて、そのプララーフ様お堂の奥にも、もう一つガラス張りのお堂があります。
せっかくなんで、のぞいてみますか。
中はがらーんとしていて、奥にちょんと仏像があるだけです。右側はさらに奥があるようですが…
とりあえず、正面の仏像。
あまり普段、タイ人信者の信仰を集めているような形跡はありませんね。
で、右側の部屋ですが…
どうもお葬式のセッティングのようです。
失礼しました!
巨大仏頭の前にいたおばちゃんたち。
これ、新手の電動…じゃなく、エンジン駆動の車いすでしょうか。
これはこれですごいですね。
Mar./'16
★★★☆☆:その県に行ったらぜひ!県を代表するスポットです。
大仏自体は、そこまで大きくありませんが、見どころ一杯で、なかなか楽しめますね。
現在も誠意拡張中というのも好ポイント。
ちょっと行きにくいかもしれませんが、機会があったら、是非寄ってみてください。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
14°09'15.85" N
101°11'10.70" E
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