再訪
あの、作りかけの涅槃仏がずっと気になっていて、今回ワットサップノーイタムマラットミー(วัดซับน้อยธรรมรัศมี…読みはまったく自信なしです)に寄ってみることにしました。
前の道路、舗装されたんですね。
昔はすごい砂埃のダートだったんですけど。
(名残ありますけどね)
とりあえず、先回同様、手前部分から散策しましょう。
って、いきなり象さんがお出迎え。
しかも、何の脈絡もない…
で、ここが、おそらく工事車両の進入口…
まだまだ絶賛増築中ってところなんでしょうかね。
こちらの建物は、先回内部にテントが張られていたところです。
内部は…
テントは無くなっていますが、代わりに、量産型仏像のストックヤードになっているようです。
こちらは、先回なかった建物。
思いっきり作りかけですが、とにかく高さがあります。
縦横比を考えると、40mぐらいの高さがありそうです。
(盛りすぎかな?)
で、その内部には、巨大な…
なんでしょうね。
とにかく巨大な像が座っています。
狭い空間に、さらに足場が無数に張り巡らされているので、めちゃくちゃ狭っ苦しいです。
御尊顔。
4面の人なんですね。
ただ…
あんまり神々しさは感じられません。
で、本命?の、お寺の方です。
門を入ってすぐの建物。
前は作りかけでしたが、ちゃんと完成していますね。
というか、てっぺんに大仏置く予定だったんですね。
分かりませんでしたよ。
(過去文の写真と比較して楽しんでください)
…彼の後ろに隠れた、白い大仏確認するの忘れてたよ…
土台部分にも、こんな感じのタンブーン場が設置されたようです。
さて、とりあえず、境内を時計回りに見学していきましょう。
ここは境内の南西部にあたります。
この椅子に座ったような座仏は、先回もありましたが、体が傷だらけの座仏の方は、新しく作っているんですね。
ちなみに後ろの白い3連仏も、先回はありませんでした。
…
なんか、本当にムチかなんかで100叩きとかされた時のミミズ腫れみたいに見えてきた…
こちらの4面仏の首が乗ったお堂は、先回から変わらずですね。
で、本命?の大仏殿。
まだまだ作りかけの様ですが、壁も屋根も一応ついたんですね。
壁の周りの大仏君たち、ちゃんとバリとってもらえたようですね…
ってか、これ以前来た時に並んでいたやつと違いますね。
そもそもサイズがかなり大きくなっている。
もしかして、最初にあった、仏像ストックヤードの奴、昔ここに並んでいた奴らだったんでしょうか…
で、大仏殿内部。
建物が狭すぎて&柱の間隔が狭すぎて、まともに全身の写真が撮れない…
まあ、とにかくでかい!
50m前後ありそうです。
ご尊顔のアップ。
しかし、先回訪問時から7年も経過して、この進捗では、完成にあと5年はかかりそうですね。
こちらは、先ほどの、椅子に座ったような座仏の対になっている奴ですね。
ここからさらに奥…
北側に向かって行くと…
以前と同様、人も寄り付かないところに放置されている大仏が見えてきます。
手前の屋根のところは、コンクリ像増産施設みたいですね。
大仏アップ。
足元の草とか見ても、ほとんど誰も寄りついていないんだな~
ということが見て取れます。
で、さらに時計回りに進んで、先回、二人羽織仏があった本堂。
こちらはもともと完成していたようで、ほぼ変わりないですかね。
中は…
ああ、お勤め中でしたか、失礼しました。
二人羽織仏は健在の様ですね。
さらに進んで、境内の東側…
先回は何もなく、スルーしたところですが、この辺りもコンクリ像がぼちぼち並んでいます。
で、前は何もなかった(横切るだけに使った記憶あります)、ウィハーンらしいところも完成しているようですね。
せっかくなんで、入ってみますか。
内部は、こんな感じに、狭く暗い中に、涅槃や仏像などがギッシリと詰め込まれています。
さらに、この狭さで、壁にはジャータカも描かれています。
欲張りすぎですよね。
仏像に、観音様に、お坊さんの像…
で、後ろには!
地獄絵があるじゃないですか!
これは人間界の、醜い争いの様子でしょうか。
なんか、絵のタッチが、ちょっと昭和の劇画風ですかね。
畜生道に落ちた人たちが、救いを求める図。
でも、罪を償わずに助かろうなんて、虫が良すぎます。
煮え湯地獄。
これらの、煮え湯を飲まされた人たちは、この後どうなるんでしょう…
嘘つき君は舌を抜かれる地獄&黄泉平坂の図でしょうか。
抜いた舌はどうする…
知っても何の役にも立ちませんが。
地獄ツリー。
なんか、似た構図を見たことある気がしますが、見本とかがあるんですかね。
のこぎり地獄。
顔無し腹芸男もしっかりとアピールしています。
地獄の台所の様子ですね。
皆さん、食材を調理するのに必死…
ではなく、楽しんでいますね。
特に一番手前、向かって右の人。
で、閻魔様の御裁きの図。
…
見る順番逆だったのかな?
おまけ
外に放置されていた、仏足石のイミテーション?
チャンと左右分対になっているのは感心しますが、もう、みんな存在すら忘れているのでは?
Jul./'15
以下過去の記事
※露出オーバーの写真が多数混ざっていますが、どうか気になさらずにご覧ください。
(もう体裁を繕う元気もありません)
ペチャブン南部…あの無名なクメール遺跡シーテープの程近くを走る、2275線から脇に入ること約7km(って道聞いた人が言ってた)…
ダート道をずっと行った先に急に現れるお寺が、このワットサップノーイタムマラットミー(วัดซับน้อยธรรมรัศมี…読みはまったく自信なしです)です。
ああ、見えてきましたよ…ダートの先に。
なんか城門みたいですね。
門をくぐると、いきなり作りかけの建物が見えてきます。
つ~か、ここお寺として機能しているんでしょうか…
一応お坊さんとかはいるようですが。
さっきの作りかけの奥に、本堂らしき建物が見えてきます。
こっちは一応ほぼ完成しているようです。
ただし周りの足元は今まさにコンクリートで塗り固めている最中のようです。
本堂の周りは、こんな感じに仏陀がぐるりと取り囲んでいます。
本堂の中はこんな感じ。
かなり質素な作りですが、よく見ると赤いジュータンの下には大理石?かは知りませんが高そうな石の床が見えてきます。
ご本尊様は…なんかダブって見えますが、よく見ると二人羽織の状態になっているようです。
斜めから。
さすがに10mはきつそうですが、それに肉薄するぐらいの高さはありそうです。
後ろの大仏様は帽子?をかぶったタイプのようですね。
なんで同一人物なのに、こんなに2人のご尊顔が異なるかはまったく不明です。
で、その本堂の裏には、こんな感じで奥の仏塔を中心に、謎の四面ひげのおっちゃんを関したお堂、一回り小さい塔を配置。
そしてその脇には、これまた10mはあろうかという座仏が2体というなかなか豪華なレイアウトになっております。
何で四面のおっちゃんなのかはまったく理解不能です。
その四面のおっちゃん。
ちかくで見るとなかなか不気味です。
その周りにはぐるっと、本堂と同様これまた小ぶりな仏陀が取り囲んでいます。
メインの仏塔?だけは、別途立仏が厳重に取り囲んでいます。
で、これが座仏。
なんとも腰下の布地の透け具合がなんとも…ほとんと布着用していないような感じです。
この辺りは仏師の造形テクニックの賜物なのでしょうか…
足の形も分からないほど隠した方が楽な気もするのですが…
よく見ると、もうお寺の敷地なんだかよく分からないような森と空き地の隙間に僧房があり、その最奥にもしっかり大仏が鎮座しています。
こっちのはざっと15mぐらい(適当)ありそうですね。
なんであんな誰も寄り付かないような最奥にあるのかまったく意味不明です。
(まったく”意味不明”ばっかですが、本当にそうなんですよ)
振り返って、本堂の奥には、こんな感じでスリットの入った謎の壁が立ちはだかっています。
どうでしょう50mぐらいありますでしょうか…
おお!
涅槃仏作成中のようです。
かなりデカイ!
十分に50m級な雰囲気です。
しかし…まだ全然出来ていなさそうですね。
ちなみに分かりにくいですが、どうもこれ後ろ側のようです。
つ~ことは、下にずら~っと並んでいる小さな仏陀君(もしかして弟子?)たちは涅槃仏の背中を眺めている状態なんですね?
ということで、表からもう一枚。
…ほとんど背中と変わりませんが、ちょっとだけ胸が立体的で、肘が少しだけ前にせり出していて、あとは爪先の向きでなんとか向きが分かるといった感じですね。
もちろん顔なんかまだ針金…鉄骨しかありあせん。
ちなみにこの涅槃仏堂の外側にも、仏陀君たちがずらっと並んでいますが…
よくみると、型で作った後と思われるバリが思いっきり残っています。
まだまだ全然作りかけなんですね。
おまけ。
最初の写真の手前に白いデカイ建物が写っていますが、一応これもこのお寺の一部のようです。
(例の城壁の外ですが)
正面にはこんな感じで…ブラフマー神でしょうか…4面あるし…が祭られています。
さっきの四面おっさんはこのお方だったんでしょうか…
その割には土台の作りとかかなり扱い悪そうですけど。
中はというと、こんな感じです。
中央には大仏様がお見えになり、しかも周りの壁にはちゃんと仏陀の生涯の絵(ジャータカっていうんですかね?)も描かれています。
が、床はこんな感じでコンクリ剥き出しですし、何故かピックアップトラックも置いてあります。
まさかお供え物…なわけは無く、ここはかつて礼拝堂だった…というか、これから礼拝堂になるというか…そういう状態のようです。
で、なんで車が置いてあるかというと…
多分理由はこのテント群にあるんでしょう…
まあ、まだ完成していないこのお堂の中を、先の涅槃仏その他を作っている作業者の仮住まいとして開放している…そんなところじゃないでしょうか…きっと。
ちなみに私が参考にしたサイトに載っていた写真(下)のころは、まだまだ本堂は作りかけだったようですし、座物は陰も形もなさそうです。
でも、奥の四面おっさんはしっかりその存在をアピールしていますし…それよりその手前のデカイお坊さんは現在姿かたちもありませんでした。
Jan.'/09
評価
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
寸評
信じられないような田舎にありますが、なかなかのボリュームです。
どこからそんなお金が入ってくるのか、ずっと変化をし続けているようですね。
特に、まだ全然完成していませんが、巨大涅槃仏は今から完成が楽しみです。
ただ…その場所に行くのはかなり難しいです…曲がるソイも曲がってすぐ2又に分かれていますし、曲がってから7km?もダートを進まなくてはいけないし…
そんなこと看板に書いてないよ~
Google earth 座標(分かるやつだけね)
15° 27'18.45" N
101° 16'04.47" E
View 変スポ in a larger map
3 件のコメント:
どこからお金、、、信者からでしょうね。私の知人も暇があればタンブンばかりしています、貧乏なのに。タイの最大産業ですから。携帯電話業界よりも大きいと思いますよ。
弊社にも月給ぐらいの金額をポンと差し出すような人もいるみたいです。
どうもそういう風にたくさんタンブーンすると、みんなに自慢できるみたいですね…
知り合いが言うには、タンブンすると良い事が返って来るということです。一種の投資ですね。でも投資効率はどうなんでしょうか。
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