海沿いからバンナ―トラートの方に抜けるべく1005号線を北上していると、右前方に気になる物が目に飛び込んできます。
ということで、予定にありませんでしたがちょっと寄り道を……
白黒の垂れ幕が邪魔でお寺の名前が読めん…
結構広くて整地された駐車場があるってことは、それなりに大きなお寺なんでしょうかね。
その割には既にお犬様が臨戦態勢…
ってことは無くて、結構おとなしかったです。
これもお寺の規模というか、客の多さを測る指標の一つですね。
で、正面にあるこの看板にあるのがお寺の名前みたいです。
ワットパーンプラシットターラーム(วัดปานประสิทธาราม)というようですね。
看板裏の川沿いには、こんな感じに市場っぽいスペースがあります。
でも、あまり繁盛していませんね。
ちょっと遅かったのかな?
ちなみにこの川の対岸はチャチェンサオ県…
ちょうど県境なんですね、ここ。
しかし…
のどかですね~
って、こんなことをしに来たんじゃないやい。
ということで、改めてお寺を周りましょう。
って、また看板ですね。
他のお寺でも良くありますが、なんで川沿いに看板立てるんでしょう…
簡易タンブーン場もありますが、微妙そうなので軽くスルー。
だって、目の前のものが気になりますからね。
その気になるものは、正面に見えているこちらのお方。
横に人が写っていますが、ざっと10mはありそうですね。
それよりも手前にある池…
おわかりいただけるだろうか。
これ、どうもタイ文字の9(๙)をかたどっているみたいなんです。
もちろん前国王を意味するんでしょう。
(まさかのラッキーナンバーの方ってことはないかと)
と言っても、地面からでは良く見えないし、ドローンも無いので、画像の縦のみ無理やり10倍に引き伸ばしてみました。
こんな感じですね。
いや~お坊さんをバックに睡蓮の花、良いですね~
で、肝心のお坊さんの像なんですが…
お名前はルアンポーパーンさんって言うみたいです。
でも、なんかあまりメンテナンスされていないようですね。
ご尊顔。
顎周りとか、結構ディティールにこだわっている感は伝わってくるのですが…
こんな有様ですからね。
もう補修する気もないんでしょう。
何せ…
奥にさらにデカいの作っていますし。
そうなんですよ、アレが道から見えたんで寄ってみたよなものです。
これは式典の様子のようです。
首を胴体につけるところでしょうかね。
達磨に目を描くようなものでしょうか…
と…
とりあえず落ち着きましょう。
まだ途中にいろいろありますから、順番順番。
まずはこちらのウィハーンから行きますか。
境内で一番大きな建物ですしね。
入口の謎動物。
これ、色と一部のパーツ以外基本同じじゃない?
量産に向けての効率化ですかね。
中は…
ああ、失礼しました。
儀式中か何かなんでしょうか。
最初葬式かとも思いましたが、そうでもなさそうです。
普通の人もタンブーンしていますし。
って…
みなさんお分かりになられただろうか。
一つ上の写真を良~くご覧ください…
そうです、地獄絵があるんですよ。
この、微妙に絵心がある人が描いたと思われる独特のタッチ、良いですね~
オリジナリティーにあふれていますよ。
絵心が微妙なゆえの、表情のかき分けの出来なさが、凄惨なシーンを少し和らげてくれています。
地獄ツリー。
あ、気づいてしまった…
エガちゃんが木に登っているよ。
微妙なタッチでも、さすがに絵となると、コンクリ地獄では表現できないような細かいところまで表現できるようで…
やっぱりのこぎり地獄はえぐいですね。
しかも生きたままですか…
お腹が痛くなってきたよ。
賭殺シーン。
でも、躍動感はあまり感じられません。
で、閻魔様の御裁き。
グラデーション多用すればうまく見えると勘違いしているのでしょうかね。
まずはデッサン頑張ろう!
最後は人間同士のいがみ合い殺し合いのシーンで終了。
というか、見る順番逆だったかな?
そのウィハーンの対面には、こちらにも簡易タンブーン場が設置されています。
タイ人信者の進路を予測して伏兵を配置、じわじわとライフを削る作戦のようですね。
しかもその作戦は結構成功しているようで、ベタベタ金箔が貼られた跡が見受けられます。
そしてこれが、その先にあるお堂です。
お堂の前に何かありますね…
ムーンディンルアンポーパーンだそうです。
ルアンポーパーンはさっきのお坊さんの名前で、ムーンディンは土の山とか土塁とか…
つまりこれはルアンポーパーンさんの塚…お墓みたいなものってことでしょうか。
お堂内部は見ての通り大したことないのですが、こんなところでもタイ人のみなさんしっかりとタンブーンをしていくようですね。
タイ人と私の嗜好とはかみ合わないようです。
で、お待たせしましたの最奥のお坊さん像です。
結構土台部分がデカいですね~
本体は作業中の人と比べると…
さっきの白い像の方と同じぐらいかな?
思ったよりも大きくなかったですね。
アップ。
相変わらずリアルですね~
というかこの顔、さっきのルアンポーパーンさんと同じですね。
まあ、作り変えだから当然っちゃ当然ですが。
土台部分は思いっきり工事中で、柱と建材以外何もありません…
と思ったら、お坊さんの像がありますね。
当然ですが、ルアンポーパーンさんのようです。
上の巨大像には直接弾ブーンできないから、こちらを代替品として置いてあるってことでしょう。
ところで、ルアンポーさんの斜め前に、もう一つお堂があります。
なんかガラス張りなんで、重要な施設ではなさそうですが…
内部はことのほか質素ですね~
なんてことはなく、奥のスペースにはしっかりと座像が安置されていました。
いや、座像だけじゃないですね。
すぐ横には、ヒンドゥーを中心に微妙な人形がギッシリと並べられています。
これってやっぱり奉納品なんですよね、きっと。
何が成就したんでしょう…
さらに…
これだけではなく、奥の壁一面がこんな感じに仏像でびっちり…
そのくせタイ人参拝客は、あまりこっちには入ってこない模様。
まあ、気持ちは分かりますね。
ああ、最初にスルーした簡易タンブーン場はこんな感じです。
見ての通り何もありませんが…
さっきの巨大坊さんの完成予定図があるよ。
本当にこんな感じになるのかは疑問ですが、完成が楽しみです。
Jul./'17
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
もちろん売りは、巨大坊さん2体と地獄絵です。
古い方の坊さんはいずれ撤去されちゃいそうな感じですが、出来ればずっと残してほしいですね。
場所は結構行きにくいと思いますが、1005号線沿いなので分かりやすいとは思います。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
13°31'49.14" N
100°52'24.24" E
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