シーダーの交差点から、東の方に、8kmほどのところにあるお寺にやってきました。
お寺の名前は、ワットバーンクラオ(วัดบ้านเขว้า)っていうんですが…
入口から、いきなりクメールっぽいレリーフがお待ちかねですね。
さすが、クメール遺跡、プラプラーンシーダーのお膝元。
って、プラーサートナーンラムの方が近いかな?
こっちは、普通に仏教っすか…
まあ、ともかく中に行ってみましょうb。
ぱっと見、参拝客もいない、さみしいお寺なんですが…
いきなり入って左手に、謎オブジェが待ち構えていますよ。
酒の瓶かな?
骸骨ライダー君。
でも、こんな彼らの脇には…
何故か、恐竜ワールドが広がっています。
恐竜…
きょうりゅう…
…
ゴジラかな?
まあ、あまりリアリティーは求めていないようですね。
このブログ的には大歓迎ですよ。
恐竜?
ああ、そろそろ動物エリアに入るのかな?
と思ったけど、麒麟以外は、田舎の農耕風景コンクリ像っぽいですね。
こちらのサーラーの前には、お坊さん像が両脇に立ちはだかっています。
…誰?
こちらは、ルアンポートーさんだよね、きっと。
って、また恐竜エリアに再突入?
お寺の名前が書かれた看板を持っているから、案内役かな?
とりあえず、酒とたばこはダメらしい…
当たり前か。
謎のライダー発見。
でも、やはり両脇には恐竜たちが…
なんか、カオスな感じですな。
あれは…
恐竜古式楽団だよ~
この辺りの昔ながらの楽器を使っての演奏のようですね。
つ~か、何を言いたかったのかな?
さてっと…
ようやくコンクリ像のビッグウェーブを切り抜けたようですね。
あとは何があるのかな~
なんかグラサンがお待ちかねですが…
男性?女性?
そして、またまた恐竜。
どれだけ恐竜にこだわりがあるんだか…
で、壁のレリーフを見て…
ようやく中に入れそうですね。
おばちゃん達が駄弁ってますが…
すいませ~ん、お邪魔しま~す。
これ、講堂みたいな感じなのかな?
壁には、カラフルな立体レリーフが施されています。
基本、仏陀の生涯のワンシーンなのかな?
あっ…
ええっと、こちらは…
ここにも立体レリーフとかありますね。
でも、さすがにテーマが普通すぎて、お腹いっぱいですよ。
…はっ!
いや、つい魅入ってしまいましたよ。
こちらのプーミポン前国王は、ちょっと微妙かな。
さてっと…
準備運動はもういいかな?
そろそろ、メインディッシュを頂きに行くとしましょう。
わ~い、地獄だよ~
ここは、鉢の中の亡者と、後ろの壁の地獄レリーフで構成された地獄のようですね。
では、順番に見ていきましょう。
説明するより、見て感じてもらった方が良いですよね。
次は、立体地獄エリアだよ~
まずは、巨大ピーさんこと、プレート(เปรต)さんが、お出迎えです。
プレート(♂)に…
プレート(♀)。
塗装にこだわりあり?
1枚の写真だと、迫力が伝わりませんので、動画でもご堪能ください。
プレートさんの後ろには、地獄鍋が用意されています。
おいしく召し上が~れ♪
で、その奥には、地獄のおどろおどろしいシーンがお待ちかねです。
まずは、閻魔様のお裁きコーナー。
そんなに怒らなくても良いのに…
苦痛に耐えているのかな?
マゾかな?
対照的に、獄卒さん達はけっこう余裕そうで…
そして、罪人さん達は、閻魔様の怒りを、神妙な顔で聞き入っています。
…右から左に聞き流してるだけかな?
そのお隣では、こちらも巨大ピーが、看板をぶら下げています。
読めんけど。
当然のように、♂♀つがいです。
その足元には、人生の縮図が広がっている模様です。
ターイレーオ。
そして骨になると…
これは、なかなか見ない地獄ですが…
どういうギミックになってるのかな。
ああ…
ピントが奥に合ってしまったよ…
この辺りからは、解体作業エリアかな?
なんで獄卒さんって、みんな目が血走ってるんでしょうね。
…いやだなぁ。
ようやく地獄ツリーに到着ですよ。
別角度から。
腕で支えられているトゲトゲの木のデザイン、他で見たことないですね。
こんなところで寝てると、風邪ひきますよ~
男性亡者のきゃん玉、えらいことになっていますね。
まだまだ解体作業は続きますよ~
カマキリも、酒を飲む時代になったか…
飲ませる側だったかな?
そして、またまた地獄鍋。
お一人様専用のようです。
モズの速贄地獄かな?
また、巨大ピーが。
看板持つのがお仕事なのかな。
ここからは、罪を償うための労働エリア?
…そんなに苦しそうな顔しなくても…
手がでっかくなっちゃった…
こういうシチュエーションのヤツも、他で見たことないですね。
おっ、救済シーンですか。
そろそろ地獄も終わりに近づいてきたようです。
ええっと…
ふざけてるのかな?
そして、こちら側もヤクザさんが出張ってきているようです。
それでは、コンクリ地獄全体を、おさらいしておきましょう。
あとは、この奥ぐらいですかね、見ていないエリアは。
これは、巨大ピーの後ろにあったヤツ。
映画のワンシーンかな?
そして、彼の目の前の池の先には、水上のお堂が建っています。
あれ、なんかかっこ良さそうですね。
行ってみましょう。
恐竜?
と思ってよく見たら、鼻を持ち上げた象さんでした…
トッケイ…
ここが、池の上お堂への入り口かな。
上部のレリーフから、クメール風。
期待できそうですね。
では、お邪魔しま~す。
って、閉まってるし~
残念。
ん?
あっちにも救済シーンっぽいものがありますね。
とりあえず行ってみましょう。
めっちゃ狭いところに、無理やり並べたって感じでしょうか。
あれ?
獄卒も救いを求めているのかな?
中央のこれ、トゲトゲの木ならぬ、ウネウネの木かな。
とりあえず、上にはヤバそうな鳥がいますし、地獄…
では、流石に無いようですね。
うぉ!?
こんなところにも亡者いたよ…
当然ですが、反対側にも続いていますよ。
う~ん、やっぱり入り口はさっきのところだけみたいですね。
入れないのかな…
ああ、亡者たちの脇の壁の上には、こんなの並んでいましたよ。
池の反対側からの、亡者達の様子。
いや、すぐ横だと近すぎて写真撮れなかったんです。
そして、お坊さんのご尊顔は、やっぱり見えない模様。
あと、残っているのは、この屋根の下ぐらいかな…
…絵じゃん。
というか、印刷物じゃん。
一応仏像もあるんですね。
仏像側からの眺めはこんな感じ。
建物の向こうは、コンクリ地獄です。
あっ、閻魔様だ。
右上手に持つ天秤は、徳か罪かを測って…
って、既に罪の方が重いって指差されちゃいましたよ。
もしかして、地獄行き?
右の方に行けって?
ああ、確かにありましたよ、地獄絵が。
絵のモチーフは、どこの地獄も一緒みたいですが、ここの絵は、少し趣がありますね。
ちょっと色使いが日本画っぽく見えるからかな?
…
下手なだけかな?
う~ん、遠近感もだけど、サイズ感も結構適当かも。
絵師複数人で描いてるのかな?
微妙にタッチが違う気がしますよ。
またプリント物じゃん。
そして、水牛の骨、好きなのかな?
って、ああ~っ!
なにこれ、かっこいい!
流石にナンバーがないから、走行は出来ないようですが。
う~ん、お腹いっぱいだよ~
これはお寺の行事の写真かな…
って、未練たらたらうろついていたら、お坊さんが見かねて、お堂の鍵開けるよう、寺男に指示してくれたよ。
ありがとう、かっこいいお坊さん!
(おじいさんだったけど)
ということで、再度お堂の入り口にやってきました。
寺男さん、鍵を開けてくれてありがとう!
って、池の上にもなんかいたよ。
では、さっそく中を拝見させてもらいますか。
おお~っ。
やっぱりアンコールみたいに、仏教とクメールの融合的な感じなのかな?
あちこちに、結構細かい描きこみがされていて、つい目を奪われてしまいます。
ええっと…
この壁、プラクルアン的タイルで埋められているじゃないですか!
わざわざこういうデザインのやつを作ったのかな?
で、内部は…
思ったよりも普通かな?
一応ご本尊様。
両脇の高僧2人に負けず劣らず、リアルタッチに作られているようです。
ご本尊様側からの眺め。
もうちょっと面白い絵とかあったら、もっとよかったのにね。
ん?
これは、騙し絵的なやつかな?
では、そのまま時計回りにぐるっと周っていくとしましょう。
まあ、こんなもんですかね。
そういえば、地獄に気を取られてたけど、この水牛の頭蓋骨にも、いろいろペイントされているんですね。
って…
あれ?
地獄じゃん!
この、脇に張っているところは、下あごの骨を開いてるって感じですかね。
せっかくなので、順番に見ていくとしましょう。
…
もう少しお掃除してあげて~
さすがにこれで全部ですね。
は~っ、お腹いっぱい。
と思ったら、境内の南端にも、骸骨君とお酒の瓶いたよ。
こんなの、境内からじゃ分からんって。
Jan./'20
★★★☆☆:その県に行ったらぜひ!県を代表するスポットです。
ここ、Lekさんに教えていただいたんですが…
お寺の規模は、そんなで大きくないんですが、大当たりですよ、楽しすぎ!
コンクリ地獄はもちろんですが、地獄レリーフ、地獄絵、さらに恐竜テーマパークと面白系も充実していますし、最後の池の上お堂をはじめとする、キレイで見ごたえのあるものも多数飾ってあって、かなり楽しめますよ。
まあ、真面目なお寺や、真面目な仏教芸術を求める方には、ちょっと路線違いな気もしますが、それでも多彩な見世物があるので、なんらか興味の引くものがあるんじゃないかな~
ともかく、写真の枚数が物語っていると思ってください。
場所が遠いのが、一番のネックかな?
Google earth 座標(分かるやつだけね)
15°31'43.8" N
102°37'06.8" E
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