場所は変わって、ロイエット中央部。
市街地から東に6kmぐらいでしょうか…2044号沿いに、ワットシンラットナーラームというお寺があります。
で、その境内には、やっぱりクメール遺跡があるんですね。
名前はボラーンサパーンプラーンクー(โบราณสถานปรางค์กู่)と言うようです。
ここはあのムアンボラーンにも再現されているような有名な?スポットのようです。
しかし、足場が見えますし、どうも修復中みたいですね。
お寺の入口は、ちょうど遺跡の裏側になるので、脇を通って正面に出る必要があります。
遺跡の横には、ちらほらと遺跡の残骸が転がっていますが…
古そうなものと、新しそうなものが入り混じっていますね。
遺跡正面横には、一応バライもありますが…
水が濁っていて、ちょっとありがたみが薄れますね。
バライの岸も、なんか整備しなおした雰囲気ありますし…
で、こちらが正面視です。
ちょっと下から煽りすぎましたかね?
とりあえず、工事中だからか、正門の形跡がありません。
そのかわり、何故か道半ばにぽつんとリンガが立っています。
周りのラテライトは、ほぼ新しく切り出したものっぽいですね。
で、人の侵入を拒むかのような大穴の先に、メインの祠堂が建っています。
祠堂のアップです。
奥のコーンの部分は、昔からあった部分で、手前の入口付近は、現在修復中の部分…
って、見ればわかりますね。
入口周りの新規の砂岩で作られた部分にも、ちゃんと当時のパーツが使われています。
でも、御本尊様は、やっぱり仏陀のようです…
せっかくなので、祠堂を反対側からも見てみましょう。
まあ、どこから見ても足場が邪魔で、集中して鑑賞できませんね。
こちらは、経藏のようです。
外観だけ見ると、ほぼ新しいブロックで組まれており、不自然なほど角ばっています。
でも、内部は一応当時の部品がしっかり残っています。
良かったですね。
ところで、お寺自体は大したことないのですが、こちらの礼拝堂の外壁に、ジャータカが描かれていたので、ちょっと覗いてみました。
こちらは”だらしなく眠る妃と侍女”の図ですね。
奥の窓から、女の園を覗き見している、釈迦の悲しそうな顔が印象的です?
こっちは”誘惑には負けないぞ!”の図みたいです。
絵自体は、ちょっと漫画チックですがそれなりにしっかり描かれています。
でも、これだけ色褪せちゃうと…
早く描き直してあげてほしいものです。
Apr./'12
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
寸評
遺跡自体もぼちぼちですが、なんせロイエット中心から幹線道路を走ってすぐ着いてしまう立地の良さが光ります。
(歩くのは厳しいですが、不可能ではないです)
訪問時は修復中で少し残念な感じでしたが、逆に修復後にどうなるか楽しみですね。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
16°04'38.36" N
103°44'05.72" E
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