つ~ことで、今回から久しぶりのペチャブン方面周回編に入ります。
まあ、途中&最後の方で遺跡がいっぱい出てきますが、そのあたりはサクッと連発するかもです。

逆引き検索 / search from map

Googleマップから直接探せます。ぱっと見た目で探すならここから。

アマタナコンの食事処 / Restaurant in Amatanakorn

アマタナコンの飯屋を検索しても、一部の有名な日本料理屋以外ほとんど引っかからないので、備忘録としてまとめてみました。
アマタナコンに来た時に参考にしてみていただければ幸いです。
&情報あれば教えてください。

28.9.09

Prasat Nang Ram / Nakhon Ratchasima

さっきのワットノーンブアトゥーンのすぐ北の交差点を右に曲がり、207号線に入ると、とたんに1…2レベルほど田舎度合いが増します。
(2号線の周りも十分田んぼばかりですけど)
そこをさらに30kmほど行ったところにある、ナーンラムという町…というか1集落に、なかなかのクメール遺跡があると聞いてやって来ました。
その名もプラサートナーンラム(ปราสาทนางรำ)と、ベタな名前のついたところのようです。


ここには大きく2つの神殿…つまり四角い回廊に囲まれたエリアがあります。
(本当は神殿じゃないらしいですけど、このブログでは便宜上そう呼びます)
まずは、堀で囲まれた奥の神殿の方に行って見ましょう。


正面からの様子。
規模自体はもちろんピマーイとかと比べるとちいさいですね。
プラーンもしくはクー(仏塔)も残っていないようです。


階段を登った踊り場から…
中央に仏塔の入り口だった枠が、3つほど並んでいます。
つまりここに仏塔があったけど、それ以外全部崩れてしまったみたいですね。


でも、それぞれの枠の上側には、全部ではありませんがしっかりまぐさ石が残っているようです。
枠の模様もしっかり健在ですね。


まぐさ石のUP。
これは何のデザインでしょうか…
もちろんそっち関係に詳しくないのでまったく分かりませんが、比較的しっかり残っているようですね。


これはおなじみカーラ君ですね。


こっちもカーラ君ですが、だいぶ崩れてしまっています。


あれ?こっちもカーラ君ですね。
なんででしょう…
まあともかく、こと”まぐさ石”に関しての保存状況はかなりいいみたいですね。


仏塔側から入り口(ちょっと斜めですけど)の方を見たところ。
さすがにピマーイとか見たいにしっかり管理されていないようで、草もこんな感じにボーボーに生えています。


塔の入り口横にはこのような跡が…
ナーガ君の成れの果てでしょうか?


さて、もう一個の方は規模はほぼ同様なのですが、見た感じはだいぶ違います。
(作られた目的も違うみたいですけど)
仏塔の形が一応残っている代わりに、砂岩の装飾がまったく見当たらないからでしょうか…
ちなみに水牛は近所のおっちゃんが餌を与えるために放しているみたいです…ここ、遺跡なんですけどね。


入り口から。
奥の枠は一応砂岩でしょうか…
装飾は跡形もないようですね。


メインの塔(おそらくクーでしょう)。
こちらも全体的な形状以外、当時の面影はあまりありませんね。


でも、中に収められている像のご尊顔がクメールっぽいのは、やはりその辺りわきまえているんでしょうね。


クー側から入り口を見たところ。
まぐさ石等何もありません。


なんか牛飼いのおっちゃんが腕と、壁面を交互に指差しながら、私に必至に何かを伝えてきます。
何かと思ったら…


蜂の巣でした。
しかも結構デカ目のスズメバチ系。
それぐらいのタイ語なら分かるから(多分)普通に言ってくれればいいんですけど…
かなり悩みましたよ。


Jul'/09
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
寸評
この手の無名なクメール遺跡としてはかなり見ごたえあります。
2種類タイプの違うものが横並びになっているところもGoodです。
ちゃんと周りにもお堀っぽいものの残っていますので、見た目もいい感じですね。
ただ、ともかく行きにくく分かりにくい場所にあるので、そうそう行こうと思ってもいけないでしょう。

15° 30'07.83" N
102° 37'20.84" E


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25.9.09

Wat Nong Bua Thung (Hua Leam) / Nakhon Ratchasima

日は変わって翌日…
今度はナコンラチャシマー北部を攻めてみることに(ってほど行くところも時間もないけど)。
一ヶ所目は、ワットノーンブアトゥーン(วัดหนองบัวทุ่ง(หัวแหลม))という、特に有名でもなんでもないお寺です。
ただ…2号線を通るたびに、作りかけ?の大きな本堂っぽいのが目立つので気になって行ってみた次第です。


入ってまず目につくのは、この仏塔。
サイズはそれほどでもないのですが、何でも金ピカに塗りたくればいいや!というタイの風潮に反して、いろいろ書き込まれているようです。


この緑の部分は…どうも12正座を表しているようですね。
おとめ座とおうし座でしょうか…
どちらにしろ、これを作るためにわざわざ専用のタイルを作っているところ、結構気合が感じられます。


で、その正面におわすのがこの大仏様。
台座はともかく、本体は10mぐらいでしょうか…
台座部がこんなに高いのに、2号線から見えませんでした…手前の防風林?が結構高いからでしょうか?


UP。
写真が中央からずれているのは、どうもカメラの受光体かどこかがずれてしまったみたい…
ファインダーの像と合わないです。
機会があったらカメラ買い替えよ~っと。
(それまで騙し騙し使います)
しかし…なんか民主党の議員さんにいそうな顔していますね?


で、こっちが例の作りかけ本堂。
コイツだけ2号線からばっちり見えるんですね。
でも、やっぱりというか、予想以上に作りかけのようで、壁はまだレンガむき出し穴空きっぱなしの状態です。
で、ふと横を見ると…


変なおっさん…いや、失礼。
さぞかしご高名なお坊さんであろう像が鎮座しています。
高さは結構あるんですが、周りが完全に芝生(雑草ですが高さをある程度管理しているんでしょうね…)状態なので、あまり大きく見えません。


寄ってみました。
遠かったです。
やはり場所が悪いのか、ほとんどまともにタンブーンされていなさそうです。
でも、なんで彼だけこんな遠くにぽつんといるんでしょうね?
まったく謎です。


Jul'/09
☆☆☆☆☆:行く価値なし(私の主観です)。
寸評
まあ、さすがに思いつき?で行っただけあって、一般人の方々にお勧めできるようなポイントはまったくと言っていいほどありません。
ただ、大仏マニアの方なら抑えておいてもいい物件ですね。
しかし、こんなところに大仏いるなんて初めて知りました。
まだまだタイには大仏がいっぱい隠れているようですね。

Google earth 座標(分かるやつだけね)

15° 18'58.69" N
102° 25'25.43" E


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22.9.09

Prasat Phakho / Nakhon Ratchasima

さっきのワットナープラタートやワットカオタクルットのある、304号線から、さらに東に1本(15kmぐらいですかね)移動した、224号線沿いに、やっぱりクメール遺跡があるんです。
名前はプラサートパコ(ปราสาทพะโค)と言うようですが…現在野焼き中で煙が霧のようで神秘的??


これが遺跡の全容です。
今回のクメール遺跡(スンネン近辺のヤツね)よりは、まともに残っているように見受けられます。
これだけ砂岩とか残っていると、ちょっとうれしくなりますね。


ということで、まずは手前の部分。
土台から柱から、結構砂岩と装飾が残っていますね。
今までレンガの山のお友達ばかりだったんで、こういうのを見るとうれしくなります。


これが上部。
入り口の上にもまぐさ石とか、しっかり残っています。
屋根まで望むのは酷ってもんでしょうね。


まぐさ石を拡大。
図案はカーラ(タイ名プララーフーオムチャン(พระราหูอมจันทร์))が月を舐めているところでしょうか…
端の方が欠けてしまっているのが残念なところです。
カーラが食べちゃったんでしょうか…

次は奥のヤツです。
さすがに手前の敷石は新しいレンガを並べたんでしょうね…
こっちは先ほどの部分より、装飾が少なめのようです。
その分?ラテライトがむき出しになってたりして、これはこれで朽ち果て具合が感じられていいものですね。


でも、しっかり見れば土台にも窓枠にも壁?にもしっかりと当時の装飾が残っています。
いい感じですよね。


しかも多すぎる?のか、周りに無造作に装飾入りの柱の破片も散乱していたりして…
もったいない。


こっちの木の下のは、プラサートの十字部の先っちょの飾りみたいに見えますね。
ならもっとまじめに修復すればいいのに…


Jul'/09
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
寸評
規模は小さいですけど、見ての通り装飾等しっかり残っていて、十分クメール遺跡のすばらしさを感じることが出来るのではないでしょうか?
もちろんピマーイのように入場料も取りませんし(修復に使われるはずなので、別に払いたくないわけではないですよ…)観光客も見当たらないですし、道も簡単ですし言うことありません。
ただ、やはりまわりには何も観光スポット等なさそうなので、普通の方はなかなかここに行く踏ん切りつかないでしょうね。

Google earth 座標(分かるやつだけね)

14° 41'54.68" N
102° 10'25.68" E


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19.9.09

Wat Khao Ta Krut Rang / Nakhon Ratchasima

ワットナープラタートよりさらに南に20kmほどでしょうか…
その辺りの山に、ワットカオタクルット(วัดเขาตะกรุดรัง)というお寺があります。
”カオ(タイ語で山)”というだけあって、入り口?も思いっきり山?見たいな雰囲気です。
ここに問題のブツがあるようですが、それにはこの山道(後で測ったら2.4kmほど)を登る必要があるようです。


ということで、山頂に到着。
ああ、例のブツが見えますね。
何故か山頂に打ち上げられた?舟の上に、大仏様が下界を見守るようにおわせられます。


舟下部は、もちろんタンブーンポイントなんですが、こんな田舎のこんな山の上まで参拝に来る奇特な人は、ほとんどいないようで、尼さんも蚊帳に入ってお昼寝中のようです。


舟上段が、先ほどの大仏様の領域のようです。
舟と台座で結構下駄はいていますけど、本体のみで、10m…ないかな?ぐらいですね。
なんか普通の大仏様と違う雰囲気なのは、髪型がオールバックというより、ボリューム的にリーゼント入っているからでしょうか…


ここ、さすがに山頂だけあって、景色もめちゃくちゃいいです。
この写真は、丁度南から南西方面ぐらいなんですけど、あちらに見えるのはカンボジア…
ということはなく、どっちかというとカオヤイ国立公園そのもののようです。


ちなみにさっきの景色は、ここの唐傘坊主の後ろぐらいからのものです。


Jul'/09
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
寸評
なんで、こんな田舎に結構立派なものがあるのか?
何で山頂に舟なのか?
なんでその上に仏陀を配置したのか?
そもそも信者見当たらないのにお金はどういうあくどい事して集めているのか?
等、謎は深まるばかりですが、景色もいいですし、シチュエーションもなかなか面白いですし、こっちの方に行く機会があったら行ってもいいかも。
ただ、道はものすごく悪いですけど…

Google earth 座標(分かるやつだけね)

14 °34'12.17" N
102° 00'42.47" E


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17.9.09

Wat Na Phrathat / Nakhon Ratchasima

先の遺跡群からだいぶ移動して、ここはナコンラチャシマー中心より15kmほどでしょうか…南にある、タクーという町。
この小さな町の中心に、ワットナープラタート(วัดหน้าพระธาตุ)というお寺があります。
あまり有名なお寺のないこの県の中では、比較的有名っぽいようです。


中は、まったく暇そうなお坊さんと、近所のおっちゃん(もちろん暇)のほかは、やる気のない犬しか見当たらないような、およそ観光客と縁のなさそうな雰囲気です。


この手前のと、さっきの写真の2つの塔は、小さいですが結構古そうですね。
その奥に見えるのが、”新”本堂っぽいです。


で、もう一個の仏塔の後ろのヤツが、”旧”本堂でしょうか…(どっちも結界石あるし)


”旧”の方のひさしの下には、かなり古そうな壁画が描かれています。


…ちょっと状態悪いでしょうか…
実はこの本堂の中にも見事な絵があるらしいんですが、”新”、”旧”ともに硬く閉まっていました…


境内には他にも微妙な大きさの大仏もあります。


微妙なだけあって、3mあるかな?程度のようですね。


門の裏の絵もかなり微妙…
なんでこういう歴史ありそうなお寺にも、こんなチープな絵描いちゃうんでしょう…もったいない。


Jul'/09
評価★☆☆☆☆:行くか行かないかはお任せします…
寸評
本当は、本堂の中の絵に、地獄絵があるようなんで行ってみたのですが…結果的にガッカリです。
(内部とかは、100chediさんのブログ泰国百寺百塔巡礼に地獄も含めて載っています)
ともかく、それが見られない限りは、田舎にあるちょっと歴史のあるお寺のレベルを抜け出すことは出来ませんね。
せっかくだから常時開放しておいてくれれば良いんですけど…
自分の運に自信のある方は、どうぞ行ってきてください。

Google earth 座標(分かるやつだけね)

14° 43'22.31" N
102° 59'0708" E


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