さて、2日目はナコンパノムに向かう予定なのですが、まだ遣り残したことがあるので、サコンナコン郊外に(ってほど郊外じゃないけど)。
ちょうど空港のすぐ側、ナコンパノム行きと、ウドン行きの道の交差するあたりに、このワットプラタートナーラーイジェンウェン(วัดพระธาตุนารายณ์เจงเวง)があります。
おそらくサコンナコンでは、プラタートプーペーク(私が登れなかった山頂のクメール遺跡)と双璧をなすクメール遺跡です。
ああ、もちろん今は朝(しかも早朝)なんでこんな感じです。
ここも基本このメインの祠堂のみ、ほかは塀から何からまったくなし…
いや、まあお寺はありますけどね。
東側(ちょうど太陽に背を向けてます)から見たところ。
南側上部がちとなくなっていますが、全体的に彫り物がしっかり残っていて、当時の雰囲気を十分に伝えてくれます。
入り口上部のまぐさ石。
ちょっとコケとか水垢とかでちょっと分かりにくいですが…
象さんに乗っているんで…だれ?ガルーダでもナンディでもハンサでもない…
内部はご他聞に漏れず仏教徒に侵略されていますが、枠の部分とかかなり原型を保っていますね。
これは…多分南側です(自信なし)。
中央のはシヴァ神ですかね?
その上にも見事な彫刻が。
でも、このシダ植物、早く処理しないと間違いなく遺跡を侵食しますよ~
こっちは西側…つまり入り口と反対側です。
偽扉もしっかりと残っていますし…
上のまぐさ石…象さん(偉い人?)と家来の行列もなかなかいい感じです。
で、最後に北側。
ヴィシュヌ神と、なんかシンハらしいです…
てっきりカーラかと思ってました。
その上にもヴィシュヌ神がお昼寝中。
ヒンドゥーの神様って、ぜんぜん神様っぽくなく、人間っぽいですよね。
ああ、足元にもしっかりこんな感じに彫刻がありますよ。
ところで、遺跡だけじゃアレなんで、オマケに併設されているお寺も行って見ましょう。
とはいえ、見ての通り、講堂はおんぼろです。
内部は…
これはこれは、なかなかナイスなご尊顔ですね。
誰かモデルでもいるんでしょうか…
Apr./'10
評価
★★★☆☆:その県に行ったらぜひ!県を代表するスポットです。
寸評
遺跡自体は小さいですが、四面すべてに見事な彫刻が残り、屋根の部分の装飾も結構残っていて、これだけでもかなり楽しめます。
そりゃ~まぐさ石等貴重ですし、昔は盗掘盗難もあった(パノムルンの例とか有名ですよね?)んで、博物館に仕舞い込むのも仕方ないところですけど、やっぱり遺跡のところで生で見たいですよね~
また、意外な伏兵が、講堂に鎮座している大仏様です。
もちろん場所もサコンナコンの中心から近く、幹線道路同士の交差点脇と、なんとも好立地です。
少なくとも、サコンナコンの街に行ったときにはよるべきでしょう。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
17° 11'12.80" N
104°05'44.50" E
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2 件のコメント:
サコンナコン市へは 病院やテスコロータス、ビッグC等の買い物、東や南への通過等くらいなので 意外と“それなり”の見どころがありますねぇ。
ブログの背景の写真が素晴らしいのに代わって 若干文字(外の)が読みづらいですね。
朝太郎様
そうですね、”それなり”なんですね、やっぱり。
”すばらしい”見所があるなら、もっと有名な観光地になるでしょうし、まあそんなもんですよ。
ちなみに次回は”それなり”ですらありません…
ところでブログ外側の背景、いまいちうまく調整できないんです…
困ったものです。
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