ワットプラプッタバートパノムディンから、北西側…ムン川のほとりに、ワットパトゥムシラーワーリ(วัดปทุมศิลาวารี)という、超ローカルなお寺があります。
これが本堂なんですけど…まあ、やっぱり閉まっています。
横には、可愛らしい?絵の描かれた仏塔が並んでいます。
絵の部分のアップです。
なんか、チャイナートのワットマハタートにあるやつに似てますね。
ただ、ここの売りは別にこんなものではなく…
これです。
見えますかね?
プラサトナーンブアトゥム(ปราสาทนางบัวตูม)という、クメール遺跡なんですね。
これは上の写真で、手前の木に隠れちゃっている、北側の祠堂です。
まあ、ほぼフレームのみと言ったところでしょうか。
装飾も残っていませんね。
これは中央祠堂部分です。
ここもほとんど形は残っていませんが、発見されたまぐさ石や、その他のレリーフが施されたパーツが集められているのか、ゲートの左右に並べられています。
右側のまぐさ石。
下のは半分になっちゃっていますが、例の月を食べるお方に見えますね。
上半分はよくわかりませんが、中央に2人の神様?が並んでいます。
ヒンドゥー詳しくないので、これがなにかさっぱりわかりませんけど。
左側のやつ。
こちらは上下ともまともに残っています。
上の中央部に立っているのは、シヴァ神かヴィシュヌ神か…判別不可能です。
(知識もないですが)
中央祠堂の内部です。
内部には何もない…というか、何故かヨニが入口をふさいでいて、入ること叶いません。
で、奥側(南側)の祠堂です。
ここだけ少し形が残っていますが…
とは言っても、大したことありませんね。
で、これは裏側の図です。
まあ、裏から見ても、ラテライトの石組にしか見えませんね…
と言うことで、この遺跡も終わりです。
が、お寺はこれだけでは終わらないんですよ。
特に期待するでもなく、境内を回っていたんですが…
こちらのサーラーに、気になるものが見えますよ。
不法侵入して上がり込みましょう(冗談すよ)。
ということで、上部一面にジャータカが描かれています。
右のは、みなさんに施しをしている釈迦の図だと思いますが…
左のやつ、もしかして緑の悪そうなのが釈迦で、ご婦人がスジャータさんですかね?
これらも見慣れた絵だと思いますが、その横には…
あれ?閻魔様のお裁きの図でしょうか…
なんか極悪な顔していますね。
こちらはのこぎり地獄を含む、解体場のようですね。
しかしここの絵は、絵心と言う点ではお世辞にも上手とは言えませんね…
こっちは地獄鍋のようです。
手前は煮え湯で、奥は鍋ですが、頭からダイブとはなかなか大胆です。
こちらは、地獄ツリーです。
奥の彼は投てきのプロでしょうか…
タイ代表でオリンピックにでも出ればいいのにね。
と、地獄を紹介しましたが、実際はこの角の4枚だけなんですけどね。
とはいえ、たまたま覗いたサーラーにひっそりと描かれていたなんて、嬉しい誤算です。
Apr./'12
★☆☆☆☆:行くか行かないかはお任せします…
寸評
メインのクメール遺跡は、まあまぐさ石以外にあまり見どころはありません。
一応3つの塔を有するそれなりの形を保っているんですけど…
ただ、おまけとして地獄絵とファニーな塔があったりしますので、それなりに楽しむことはできると思います。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
15°18'49.34" N
103°37'59.72" E
より大きな地図で 変スポ を表示
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