カラシン市街から南へおよそ10kmほどのところに、ムアンファーデーッドソンヤーン(เมืองฟ้าแดดสงยาง)という、古代都市の跡があります。
こんな感じでぐるっとお堀が囲んでいるあたり、それっぽくありません?
このあたりに遺跡があるらしいのですが…
と、あったあった。
ここ、ワットポーチャイセマーラーム(วัดโพธิ์ชัยเสมาราม)という、このお寺の中にあるようです。
見た感じ普通のお寺ですね。
一応案内板です。
英語が読める状態になっていますので、各自で解読お願いします。
(もちろんタイ語でも結構です)
取りあえず入って見ましょう。
ということで、境内の様子です。
なんか石が並んでいますが…
真面目に英語を読んだ方なら容易に想像できたと思いますが、ドヴァラヴァティー時代に作られた、ジャータカの描かれた結界石が集められているらしいです。
こんな感じで、結構無造作に置いてあるので、すぐに盗まれてしまいそうですが、まあこのあたりの人には価値のあまりないものなのかもしれません。
とはいえ、モノによってはこんな感じに飾りをつけられているものや…
このように太くてごついものまで、玉石混淆ですね。
こちらに無造作に置かれているものは、どうもレプリカっぽいです。
さすがに美術的に評価できそうなものは貴重なんですね。
腐ってもお寺?ということで、境内には場違い?な仏陀もありますが、自身でもアンマッチを自覚しているのか、表情もにやけています。
これは比較的新しいですよね…
なんせタイ語書いてあるし。
(スコータイ以降ってことですよね?)
で、この奥の東屋?が、ここにある中でも貴重な結界石を展示しているところのようですね。
その名も、ムアンファーデーッド博物館というようで…
って、左の柱についているプレートに書いてあるんです。
ということで、内部には外にあったものとは比べ物にならないぐらい緻密なレリーフが施された結界石が多数並んでいます。
大きさも人の背丈と同じぐらいか、それより大きいものばかりです。
題材はジャータカということですが、ちょっと場面が分かりにくいですね。
こちらはまた見事なレリーフですが…
本物ですよね?
上部が欠損しているようです。
元はかなり大きかったことでしょうね。
もったいない。
で、これらがこの博物館!で一番大きな結界石です。
デカすぎて、全体を表示させると、レリーフほとんどわかりませんね。
Apr./'12
★☆☆☆☆:行くか行かないかはお任せします…
寸評
実はクメール遺跡かと思って行ったんですけど、ドヴァラヴァティー時代ってことはもっと古い時代のものなんでしょうかね?
結界石しかないですし、お寺としてはどうでもいい(失礼)レベルなので、博物館所蔵の結界石に興味の湧いた人以外は、わざわざ行くほどのものでもないでしょうね。
一応次のスポットもここと関連した遺跡なので、そことセットで漸く半人前といった感じでしょうか。
まあ、カラシン市街地からは比較的近いので、その時は寄ってみるのもいいかもしれませんね。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
16°18'52.96" N
103°31'07.47" E
より大きな地図で 変スポ を表示
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