アユタヤ市街から北東方向に10数km…
ナコンルアンという小さな町に、忘れられた遺跡があります。名前をプラサートナコンルアン(ปราสาทนครหลวง)というようです。
でも、ここ自体はワットナコンルアン(วัดนครหลวง)というお寺の境内のようですね

時のアユタヤの王が、アンコールワットでカンボジア軍に勝った後に作られたってことなんで、アユタヤ最盛期の遺跡みたいです…
って、こまかい歴史を言うのはこのブログの趣旨ではないので、これぐらいにしておきましょう。
でも、そういわれれば、確かにアユタヤ遺跡の特徴が出ているような気がします。
(って言いつつ、アンコールに思いっきり影響されたって書いてあるけど)

ほら、結構広いんですよ、ここ。
今いるのは、2段上がった回廊部です。
で、もうひとつ上には、現役のお寺があったりします。
まあ、お寺は後からということで…

南側はこんな感じでちょっと広くなっています。
あまり原形とどめていないところも、アユタヤらしいですね。
(一応修復済らしいですけど)

でも、眼下にある一段目には、まだ形の残った部分も残っているようですね。

こっちはコーンの部分も残っていますね、
では降りてみますか。

ということで、第一層。
まあ、左右をレンガに挟まれ、圧迫感のある回廊ってイメージぐらいしか思い浮かびません。

仏塔?の中には仏陀があるようですね…

こんなお方でした。
まあ、後世に作られたんでしょうが、ハトの糞でいっぱいです。

さて、第2層に戻りましょう。
ベランダ?からお坊さんが眺めていますが、こちらも第3層のお寺に行ってみましょう。

予想はしていましたが、入り口をくぐった瞬間、一気に現世へ戻ってきてしまいました。
さっきまでの雰囲気、微塵もありませんね。

内部は、だいぶ寂れていますが、現役のお寺です。
壁が黄色いのは、別に金色に出来なかったからってわけではないと思います…たぶん。

で、たぶんこれが本堂。
ほかにまともそうな建物ないし。
ちょっとタイっぽく感じないのは、黄色いせいだけではないでしょう。

内部はこんな感じ。
中央に仏足石がで~んと置かれていて、それを取り囲むように、4角に仏陀が配置されているようです。

まあ、位置関係から、これがメインでしょうかね?

でも、他のも似たような大きさで、優劣があるのか疑問です。

ああ、一応仏足石も…
幾重にもなっている仏足石はいくつもありますが、その足跡部が左右非対称なのって、珍しいですかね?

一応遺跡正面にあった案内をば…
このサイズでは読めないと思いますが、遺跡の全体像ぐらいは伝わりますよね?

May/'10
評価
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
寸評
パッと見はなかなか豪華な雰囲気なんですけど、よく見るとレンガが積んであるだけ…
な~んていうと、アユタヤ遺跡を全否定することになってしまいそうですけど、装飾等がほとんど無いので、そういうイメージを持つのも仕方ないでしょう。
ただ、他の遺跡とちょっと趣向が違うので、アユタヤ中心の遺跡に飽きた人にはいいかもしれません。
せっかくなんで、周りに自称アユタヤ通がいるようでしたら、自慢してやってください。
おそらくこんなところに来る人は、アユタヤ遺跡を研究しちゃうぐらいな人か、アユタヤ遺跡全制覇?狙っているぐらいの人か、私みたいな暇人ぐらいでしょう。
ただ…ちょっと遠いです。
あと、すぐ傍を通る大通り(特に交差点あたり)、アスファルトが、それはもう、うねうねのぐでんぐでんのひどい状態で、車でもはねてハンドル取られそうです。
ましてやバイクでは…気をつけてください。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
14° 27'55.21" N
100°36'41.27" E
View 変スポ in a larger map
2 件のコメント:
こんにちは、ここの329号は何度か走ったことがあります。
興味を持って探せばいくらでも見るところがあるんですね。
あさたろうさま
私も何回も通ったことありますよ。
探せばいくらでも出てきちゃうんで、同じところを何回も通る羽目になるんですよね~
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