ワットポーラッタナーラームから、北東に2〜3kmほど進んだところに、遺跡らしきものがあると聞いてやってまいりました。
名前はボラーンサターンタオパオメーナームノーイ(โบราณสถาน เตาเผาแม่น้ำน้อย)というようですね。どうもここは、昔の窯元跡を整備した公園のようです。
ここが中央のインフォメーションっぽいところです。
中は、発掘された土器などが展示されているんですが…
人も見当たらないし、そもそも鍵が開いてない!
今日はお休みなんでしょうか…
ミュージアムショップっぽいのもあるようなんで、なにか物色したかったんですけど、残念です。
これが、この公園の地図のようです。
今いるのは4番のところみたいですね。
…と、怪しいおじちゃんが話しかけてきました。
どうも、ここの学芸員っぽい人みたいです。
(但しタイ語Onlyで、英語もままならないようですが)
おじちゃんが色々説明してくれるのですが、ここが遺跡なこと+α程度しかわかりません…
まあ、とりあえず目の前の建物に何かあるようです。
渡り廊下の横にも、何気に窯がありますが、これは現役みたいです。
古くないのかな?
ということで、建物は…
まあ、しょぼいミュージアム…というと、それなりに聞こえますが、本当に入らなければ良かった…
と思うぐらいなしょぼさです。
紹介するものもないので、とりあえずこの遺跡の昔の地図(想像)の模型のようです。
こちらは、ぐい吞みや徳利サイズの土器の展示です。
で、これは窯の模型みたいですね。
土器のミニチュアが、窯に対して大きいのか、窯が小さいのかはよくわかりません。
人間の模型が一緒にいるとサイズが分かりやすいんですけど。
と、おっちゃんがさらに奥へと誘ってくれます。
なんか、ちょっとしたリゾートホテルみたいな回廊ですね。
軒下には、たくさんの蘭の鉢がつるされています。
マニアなら堪らないシチュエーションかもしれませんが、タイではただの野草の一種なんで、そこまで手間かからないんでしょうね。
で、リゾートホテルのロビーみたいな入口が見えてきます。
どうもこの奥にあるのが、おっちゃんが私に見せたかったもののようです。
さっそく入って見ましょうかね。
ということで、こちらが内部です。
昔の窯の跡のようですが…
めちゃくちゃデカい!バーンチアンなんか比較にならないぐらいデカい!
(まあ、歴史が違いますけど)
こちらは、メインの窯を正面側から見た図です。
舟みたいな形をしていますが…
こんなでも奥行き10m以上ありそうです。
(なんせ、建物が25m角ぐらいありそうだし…GoogleMapによるとね)
これは丁度反対側からの写真です。
まあ、窯の遺跡ということを聞いていなければ、大きめの石がたくさん散らばった、只の崖にしか見えません…
しかし、アップで見ると、それらのほとんどは、土器の破片…
となると、結構すごく見えてきます。
こんなところでも、外国人を想定してか、一応英語表記の説明書きが用意してあります。
もちろん読む気ないので、皆様興味があれば、ご自身でお読みください。
この建物から、横を眺めると…
そこら中に同様の窯の跡が点在しているみたいですね。
あれもかなりデカいですよ。
こちらは、最初のインフォメーションの裏手にある、別の窯の跡みたいです。
こっちは何も囲いがないので、中に入り放題です。
ここも、そこら中に土器の破片が散らばっていて、より取り見取り、拾い放題…って拾ってませんけどね。
あまり窯に詳しくないのですが、構造が日本の窯とあまり似ていないのですかね?
この部分が何なのか、さっぱりわかりません。
最奥には、この窯を発掘しているときの写真みたいですね。
と、おっちゃんの存在を忘れていましたよ。
おっちゃんが、「奥にも…がある(…はよくわかりませんでした)」と言うので、とりあえずついていくことに。
奥はお寺になっているようで、お堂(おそらく…入らなかったんでよくわかりません)や、仏塔なんかも見受けられます。
で、おっちゃんが連れてきたのが、ここ。
よくわかりませんが、まあお祭り用の山車ってところでしょう。
代表でこいつのアップを…
まあ、なかなかの出来ですが、まあ取り立てて凄いわけではなさそうです。
と、おっちゃんがこっちの建物の方に来いと言ってきます。
何々?
よく見ると、ピピッタパーン(博物館)と書いてありますね。
どうもこっちが本命の博物館みたいですね。
入口脇には、こんなのが待ち構えていますので、油断は禁物です。
ということで、これがその博物館スペースみたいです。
なんか、お寺の隅にある物置…
というレベルを脱していないですね。
でも、一応こんな感じに説明書きもあったりします。
但しタイ語Onlyなのは、さすがにこんなに奥に来る外人なかなかいないからなんでしょう…
たしかによく観察すると、一応土器が展示してあります。
黄色いパネルは…
タイ語読める人はすぐわかると思いますが、”さわるな”と書いてあるだけです。
まあ、こんなナイスな置物もあるので、意外に侮れません。
これぐらいなら、ちょっとぐらいお金出して買ってもいいです…
って不謹慎ですね。
こっちはプラクルアン?っぽい陶片と、壁にかける花瓶みたいなのですが、こちらもなかなかいいですね。
どちらかと言うと、小物の方が、より細工が細かくて、出来が良いように感じます。
と、一生懸命持ち上げていますが、ちょっと横を見ると、ガラクタ…
いえ、未整理くさい土器の破片が、ビニールに入れられて無造作に置かれています。
…いつか整理する気あるんですかね?
さて、窯跡の横には、ちょっとした仏塔…プラーンが建っています。
名前はワットプラプラーン(วัดพระปรางค์)と言うみたいです。
(さっきのお寺も含むのかどうかは…よくわかりません)
ということで、唯一の仏塔遺跡です。
サイズも、人が写っていますので、大体わかると思いますが、まあ大したことない大きさです。
一応、レリーフはそれなりに残っているようですね。
こちらは、仏塔の入口ですが、もう登る元気ないので、望遠でパシャ…
Dec./'12
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
個々については、中途半端感は否めませんが、結構な規模と、おまけ?の仏塔の遺跡など、見どころがいくつもあり、意外に楽しめると思います。
近場にスポットが点在していて、それが1本道で回れるのも評価できる点です。
惜しむらくは、当ブログの名前にもある”変”さが少ないところですが、十分にお勧めできるスポットです。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
14°55'25.36" N
100°16'15.36" E
より大きな地図で 変スポ を表示
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