ファーン郡のちょっと北、メーアーイ郡の小さな町、タートーン。
もう4kmも北に行くと、ミャンマーの国境という、最果ての町です。
(実際に、外国人には解放されていないと思いますが、ミャンマーにつながる道もあります)
この小さな町のすぐ裏手の山の上に、分不相応な見事な仏塔が見えてきます。
ここが登り口のようですね。
名前はワットタートーン(プラアーラームルアン)(วัดท่าตอน(พระอารามหลวง))と言うようです。
まあ、四の五の言わずに登ってみますか。
ということで、山道を登っていくと…
ああ、見えてきましたね。
仏塔の名前自体は、プラチェディゲーオ(พระเจดีย์แก้ว)と言うんでしょうか…
山肌にデカデカと書いてありますしね。
山頂の駐車場に到着。
山の上なのに、結構広い平らな場所が確保されています。
こちらが、そのチェディです。
サイズはぼちぼちですが、この色彩が独特ですね。
なんか、ベンジャロン焼みたいな色彩ですが…
陶器で出来ているわけでも、陶器を砕いて貼り付けたものでもなく、普通に塗装されているみたいですね。
ちなみに、駐車場から町を見下ろしてみたところです。
町の規模の可愛らしさが見て取れると思います。
塔の周りには、こんな可愛らしい象さんのオブジェも…
って、じらしても仕方ないですね。
ということで、これが塔正面&入口です。
やはり極彩色に彩られたナーガや、かわいらしいウサギたんが入り口を固めていますが、まあスルーしてさっさと中に向かいましょう。
入口はこんな感じ。
赤と金の色彩なんですが、圧倒的に金色の割合が多くて、目がチカチカしてきます…
入口をくぐるといきなり現れる…というか、行く手をはばんでいるのがこれ。
なんでこんな邪魔なところにあるのか不明ですが…
まあ、我々はともかく、信仰心の高いタイ人にいちいちタンブーンすることで、体力(=お布施)を削っていく作戦なんでしょうね。
塔1階の周りは、こんな感じに、白くて明るい回廊になっています。
ところどころがスリットになっていますが…
それぞれにこんなのが安置されています。
で、1階中央部分はこんな感じの部屋になっています。
なんか、どれが本物でどれが偽物(蝋人形)かわかんなくなってきますが…
まあ、色の鮮やかなのが偽物って思えば間違いないです。
周りの壁には、いろいろな仏陀の絵が飾られています。
雰囲気的に、実在のものっぽいですが…
よくわかりません。
で、中央の部屋の周りには、こんな感じに、上に登るスロープ(階段じゃないよ)があって、龍が出迎えてくれちゃってます。
まあ、登れってことですね。
こちらが2階にでる部分のようです。
2階は…
こんな感じで、だだっ広いだけで、取り立てて面白そうなものは無さそうです。
2階中央部もこんな感じで…
真っ白なドーム型の部屋の中央に、ポツンとお坊さんの像があるだけです。
外観とは裏腹に、いたってシンプルですね。
まさかお坊さんまで真っ白とは思いませんでしたよ。
2階からは、このようにテラスに出られるようになっています。
ああ、こんなところにも緑の人が待ち構えていますね。
さすがにタイ人もこれら一つ一つにタンブーンを施すほど暇ではないようですが。
テラスから町を眺めてみました。
まあ、駐車場からのものと、特に違いはありませんね。
気持ち高くなったぐらいですし。
さて、先ほどの2階中央のドームの上に、最上階があるようです。
というか、今上ってきたスロープ、龍の胴体を模していたんですね。
確かによく見ると、龍の鱗みたいに見えます。
…って、鱗を見てると…
”幸浩節子”って…
こんな最果てまで来て、寄進されていった日本人の方、いるんですね~
ご苦労様です。
ということで、ここがスロープを登り切ったところでです。
真ん中のやつは、やっぱり仏舎利を安置するやつですかね?
正面に周ってみました。
写真には、あまり参拝客が写っていませんが、実際はボチボチ来ているようで…
(まあ、駐車場に車それなりにありましたしね)
とりあえず、全体写るほど下がれないんで、パノラマで上まで撮ってみました。
一応最上階からも外が眺められますが…
駐車場とあまり変わりませんね~
外壁のアップ。
一応こんな感じに装飾されているんですね。
なんか、ずっと見ていると、目がおかしくなりそう…
ということで、駐車場に戻ってきました。
せっかくなんで、塔の先端まで写るぐらいまで下がって写してみました。
見ての通り、駐車場も結構車が埋まってたりして、結構人気スポットみたいですね。
少なくともこの町の人だけではこんなにならないでしょうね。
さて、いきなり山頂から紹介しましたが、実はそこに至る道にも、いろいろなものがあったりします。
とりあえずこれは塔の裏手の空き地?にある金銀ドラゴン像です。
実は上から4枚目の写真にも、こそっと写ってたりします。
こっちは金ドラゴンさん。
手には銭袋を持っています…
こっちは銀ドラゴンさん。
何故か舟をつかんでいます…
サイズ的には、どちらもボチボチと言ったところですか。
高さだけでも5m以上はありますしね。
こちらは中腹にあった大仏です。
サイズはやっぱりボチボチ…
まあ、建物と比べればわかりますね。
一応アップです。
まあ、お顔は微妙ですが、こうやってまじまじと眺める人は、きっとそんなにいないんだと思います。
こちらは麓の近くにある大仏です。
なんか、下に行くほどサイズも小さくなってきている気がしますが…
やはり、先に進むほど強大な敵が待ち構えている…
というシチュエーションなんですかね。
アップです。
これまた、下膨れで、目つきも微妙に憎らしい感じなお顔をしていますね。
大仏の前からの眺めはこんな感じです。
すぐそこは麓のお寺ですが…
手前に転がっているのはなんですかね?
なんか、人間の破片と…
奥のは虎かなんかでしょうか。
で、麓まで下りてきました。
山道に入る直前のカーブ脇にある公園?です。
奥には、さらにダウンサイジングされた弥勒様がデーンと立ってます。
これまた前歯がチャーミングな弥勒様ですこと…
足元の山水?には、また微妙なコンクリ像がちらほらとあります。
が、まあ、上の塔に比べちゃうと、どうでもいいですよね。
Apr./'13
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
超辺鄙な場所にありますが、仏塔だけでも見る価値はあるでしょう。
辺鄙とはいえ、ファーン郡から近く、タートンの町の中心にあるため、バス→ソンテオの公共交通機関を使ってでも来れる利便性(って言えるかは微妙ですが)は、他の辺鄙スポットとは一味違う点です。
とはいえ、この色彩を維持するのはかなり大変そうなんで、10年後とかも維持できるのかどうか…
期待半分、不安半分ってところですね。
(不安の方が大きいですが)
Google earth 座標(分かるやつだけね)
20°03'52.35" N
99°21'06.36" E
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