ワットチャーンモーップからさらに南西に5kmほど…
この辺りまで来ると、もう民家は一部集落があるだけで、周りは畑と林ばかりになってきます。ああ、看板がありましたよ。
ここから左が入口のようです。
ここから先は、ちょっと畑を抜けて、そのあとはこんな感じのジャングルの中を進むことになります。
もう、この辺りは国境沿いの山地なんですね。
こんな道をひたすら進んでいくと…
ああ、ようやく終点…
というか、到着しましたよ。
ここがプラサートタークワーイ(ปราสาทตาควาย)と言います。
この辺り難しいですよね~ター・クワーイと読むのか、ターク・ワーイと読むべきなのか…
とりあえず、GoogleMapの表記に合わせておきます。
で、その遺跡へは、このナーガ君のいる登り口から上がっていくようですね。
ところで、その終点には、よく見る道標もあるのですが…
ちゃんと?プラサートタークワーイ0kmって書いてありますね。
登り口横には、このようなちょっとしたタンブーンスペースもあります。
この木と岩、ちょっとかっこいい!
凄いですね、自然の摂理。
横にちょこんと置いてある像も、ちゃんとクメールっぽいものになっています。
とにかく、この道を登って行くようですね。
迷彩柄や、土嚢、緑色の柵があちこちにあるのは、この辺りをタイの陸軍が管理しているからのようです。
まあ、最近聞きませんが、ちょっと前までちょこちょこ小競り合いしていましたからね。
でも、道中には未だこういうリアルな物とかがあったりします。
ちょっと怖いですよね。
そんな道をズンズン進んでいくと…
ああ、ようやく見えてきましたね。
ということで、これがその遺跡みたいです。
基本的にはこの塔のみで、他には一部の敷石以外、ほぼ何もないようです。
しかし、結構でかいですね~
青い椅子のサイズから考えると、20m近くありますかね?
正面に回り込んでみました。
当然東側が正面です。
斜めから。
これ、周りにまともな形の石がごろごろしていますが、修復とかされていないんでしょうか?
国境沿いなんで、落ち着いてそんなことしていられないのかもしれませんが。
もう少し近づいてみました。
なんか、タイで見る他のクメール遺跡とはだいぶ雰囲気違いますね。
なんか、サドックコークトム遺跡や、パノムワン遺跡の、修復途中の石組みに似ている気がします。
タイ・クメール遺跡さんの記事にも書かれていますが、作りかけで石組みだけして、レリーフを彫る前の状態ってことなんでしょうか…
そういわれると、確かに作りかけに見えてきますよね。
こちらは別の入り口部分。
内部はこんな感じ。
内部もまだ石を組んだだけなのか、とりあえず石がむき出しなだけで、まぐさ石もその他レリーフも無いようです。
中央部には、なんかよくわからないものが置いてあります。
上部は…
手ブレしてしまいましたが、ちゃんとせり出し構造が残っています。
でも、光が隙間から漏れていますね。
ちなみに、遺跡回りのゴロゴロした石はこんな感じ。
めちゃくちゃ原形を保っていて、放置するのはもったいないです。
で、この石の列を越えようとしたら、兵士のおじさんに「そっちは入っちゃダメ!」と怒られました。
どうも、ここから向こうはカンボジアらしいです。
どこまで厳密かは分かりませんけど、ほぼ国境の上にあるってことみたいです。
ちなみに、ナーガ君の、道を挟んで反対側のトイレの表示。
こっちは女性用。
確かに周りには全くトイレありませんし、ここに駆け込むまでに、こうなるかもしれませんが…
May/'16
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
規模は小さいですが、立地の希少性、保存状態などを考えると、遺跡とか好きな人なら押さえておきたいところです。
ただ、とにかく交通の便は最悪で、公共交通機関はまず無理で、ルートもこのルートしかないようです。
GoogleMapの指示したルートは、徒歩でしか通れないような、すさまじい道なので要注意です。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
14°21'09.08" N
103°22'25.26" E
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