ワットバーンケーノーイから、支流のクウェーオム川を…
ざっと1.5kmぐらいですかね、さかのぼったところに、地元民にもあまり愛されていなさそうなお寺、ワットムアンマイ(วัดเหมืองใหม่)というお寺があります。
ほとんど参拝客もいない、この境内には、こんな感じにぽつぽつとコンクリ像が並んでいます。
こちらはシンハが左右を守っていますが…
まあ、大したものはなさそうです。
その先には、こんな感じに仏塔もありますが…
本堂とかと一体ではなく、独立して立っているんですね。
仏塔の後ろ側には、このようなウィハーンが建っています。
パッと見、比較的新しそうな作りですね。
それより手前の土手…
仏塔か何かの残骸でしょうか。
ウィハーン内部です。
外の見た目と同様、比較的新しめの、鮮やかな内装です。
ど真ん中の仏足石、邪魔ですね~
こちらがご本尊様。
まあ、小ぶりですし…
もしかして、金箔ベタベタのお方がご本尊様でしょうか。
…と、話をそらしている場合ではありませんね。
周りの壁には、すべてではないですが、このように地獄絵図が展開されています。
こちらは閻魔様に裁かれた人が地獄鍋に直行?の図のようです。
確かに”移動のムダ”を省いた、理にかなった配置ですが…
こちらは地獄ツリー…
と、その周りで逃げまどいながら、グサグサと刺しまくられる罪人が…
こちらでは、命乞いする罪人を横目に、のこぎりで切り刻み、逆さ地獄に…
と、一つの絵に、複数の地獄の様子が詰め込まれています。
あ、ここはただの地獄ツリーだけだった…
でも、犬も執行人も、あまり執拗に罪人を追い立てていないですね。
こちらも、畜生界に落ちた罪人が救いを求めて懺悔…
じゃなくて命乞いしている図ですね。
でも、どこのシーンにも登場するこのおかた、どこでも見た感じ救いの手を差し出していないですよね。
ああ…
これはまた、罪人を捌いて、つるして、地獄鍋にぶち込む、所謂調理の図ですね。
犬が小さくて、餌を待っておとなしくしているのが、かわいらしいですね。
こっちも絵は違いますが、内容は同じような感じです。
ということで、地獄絵はこちらの壁一面のみのようすね。
他の壁は、とりあえず下段は、基本的に仏教の挿話っぽいです。
で、上段…
地獄の反対側は、全部かどうかわかりませんが、ジャータカっぽいですね。
実は、他にもウィハーンはあるんですが…
中身は普通だったり…
なんか、古そうで歴史がありそうで…
おそらく本堂なんでしょうけど、壁の中にすら入ることが出来ないんです。
残念。
Jan./'14
★☆☆☆☆:行くか行かないかはお任せします…
ということで、とにかくほぼ地獄絵だけしか、特筆するもののないお寺です。
まあ、絵だけで言えば、なかなか枚数も多いのですが、これだけのために来るには、ちょっと…
すごく弱いアピールポイントです。
ちょっと行きにくく、かつ分かりにくいのもマイナスポイントでしょうか…
Google earth 座標(分かるやつだけね)
13°26'29.04" N
99°55'43.23" E
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