つ~ことで、今回から久しぶりのペチャブン方面周回編に入ります。
まあ、途中&最後の方で遺跡がいっぱい出てきますが、そのあたりはサクッと連発するかもです。

逆引き検索 / search from map

Googleマップから直接探せます。ぱっと見た目で探すならここから。

アマタナコンの食事処 / Restaurant in Amatanakorn

アマタナコンの飯屋を検索しても、一部の有名な日本料理屋以外ほとんど引っかからないので、備忘録としてまとめてみました。
アマタナコンに来た時に参考にしてみていただければ幸いです。
&情報あれば教えてください。

5.1.09

Wat Nan Tharam / Chiang Mai

さて、今回は1年弱ぶりのチェンライ旅行。
のはずなのですが、何故か最初の目的地は、チェンマイ(チェンライじゃないです)の北部ファーン郡。
(チェンライ中心から約110㎞離れていますが、チェンマイから行くと150㎞以上あるらしいんです)
しかし、その長い工程の半分は峠道!
冬の北タイの、さらに山の上ってことで、一応ジャンバー羽織っているんですが、体の芯が冷えてきます…
ほら、こ~んなに高い…し、何にもない。


そこまでして、わざわざこんな辺境(といってもファーン自体はちゃんとした街でロータスもKFCもあったけど)に来たかと言うと…
やっぱあるんですよ、アレが。
お寺の名前はワットナンターラーム(วัดนันทาราม)といい、おそらくタイ人にもそんなに知られていなさそうなお寺です。


境内は…見た感じ特にごく普通の、寂しそうなお寺です。
(実際参拝客を含め誰もいない)


境内に立っている赤い看板には、”礼拝堂の中に、齢百歳のビルマ式仏陀があるよ”とのこと。
(タイ語訳はあっているか不明)


ということで、その礼拝堂。
全面にカラフルな装飾がされていますね。


よく見ると、仏陀が弟子たちに説教している絵が描かれています。
しかし…扉は押しても引いても動きません…残念。


…と思ったら、裏口が開いていたのでそちらから失礼。
内部も外側同様、全面に仏陀の生涯を描いた仏画で埋め尽くされています。
で、真ん中の白いのが、ぐだんの”齢百歳のビルマ式仏陀”のようです。
…思ったより普通のようですね、残念。


礼拝堂の裏には、本堂らしきものがあります。
こちらも扉どころか、門も閉ざされていますが、もちろん無理やり?こじ開けて進入します。


本堂正面上方には、かわいらしいレリーフが施されています。
カーラでしょうか?


内部は…予想通りですが、真っ暗な、地味~な内部で、その奥にご本尊様が大切に保管?されています。
(本当はもっと明るく写っている写真もあるんですが、暗さを強調したかったんです)
さて、本堂よりさらに奥があるようなので(というかまだ目的のアレ見てないし)さらに進んでみましょう。


本堂の裏手には、石の祠に仙人?が安置されています。
というか、コンクリ像が出て来だしましたよ!
むむっ?妖怪アンテナに反応が!


あった~~~~!!
前情報どおり、地獄エリアが!
そうですよ、コレを拝むためにわざわざ110㎞も走って来たんですよ、来た甲斐があったってものです。
さて、それでは地獄を堪能するとしましょう。


ここは地獄鍋…鍋地獄?のようです。
鍋の中では罪人が楽しそうに踊っていますね。


こちらでは…カメ人間?が鳥に内臓喰われちゃってます…
でも、妙にコミカルタッチのお顔なので、あまり悲壮感は感じられませんね。


はい!人体を切断しても、あとで元通り!
てじな~にゃ!
…あれ?直らないや…という声が聞こえてきそうです。


お約束の腹芸人間も、ここの地獄では無事でいられないようで、槍?で突かれてしまっています。
結果鼻血まで…(他で見たことない気がします)


お約束の地獄ツリー、イバラの木地獄。
葉っぱの出方がすごく不自然なのが、また趣があってよし。


こちらはウソツキ君たちでしょうか…
舌を抜かれているところのようです。
が、執行人の方が悪人面しているような気が…耳もデビルイヤーだし。


実はもう一個地獄鍋が。
ここの地獄の方は大食漢のようですね。
調理人の顔もどこか食材に目がくらんで、イッちゃっている感じです。


!横であんなむごいこと行われているのに、のんきに説法なんか唱えているなんて…
しかし、なんで彼はいつも単身で地獄にいるのでしょうか…謎です。


こっちは…地獄の出口というか、人間界でしょうか?
人同士で争っていますし…
ちなみに今まで左から右に順番に見てきましたので、ここで地獄は終わりのようです。


と思ったら、もう一方いましたよ。
地獄名物のお化けさんですね。
8mぐらいありますでしょうか…自身では立っていられないらしく、こっそり後ろにつっかえ棒がしてあります。
ということで、本当に地獄はここまで…残念。


地獄の奥には、こんな感じで北タイ様式の仏塔もちゃんとあります。
な~んだ、やれば出来るじゃん。
下に扉がありますが、地獄の興奮冷めやまぬ身のため、不覚にもチェックするの忘れました…
しかし、見逃した理由は地獄だけではないんですよ。


だって、塔の周りには、天国が広がっているんです。
今度はそちらに目を奪われてしまっていたわけですね。


天国は地獄でどろんどろんの私にはちと物足りなかったので、さらっと流しましょう。
こんな感じ~
(ってぐらい結構いっぱいある)


でも、油断するとちらほら怪しいものも…
これ、どこの犯罪者?


こんな感じで、塔の周り3面、ざっと270度ほどを、天国が取り囲んじゃっています。
(もちろん残り1面はさっきの地獄ですよ)
で、その仏塔のさらに奥には…


おお!
涅槃仏もあるじゃないですか!
しかもカラーリングからしてビルマ風な感じですね。


御大はざっと10m程度でしょうか…前方に広がる、地獄の光景を見ても、まったく動じず入滅を待っている模様です。
まあ、位置関係的には、間に仏塔が建っていて、死角になっていそうですが。


そうです、涅槃仏の前には橋があって、仏塔の側までいけるようになっているんですね。


ということで、仏塔側から涅槃を見るとこんな感じ。
彼の後ろは、本当に草むら=敷地外なので、ここが最奥のようですね。


ああ、忘れていました。
ビルマ涅槃仏様のご尊顔です。
なんかビルマ仏の特徴?のテカテカ感がありませんが、微妙にグラデーションを利かせて着色してあるあたり、結構手が込んでいます。
首にあるシワは…まったくもって意味不明です。


全体像はこんな感じ。
お寺自体は結構小さいです。


Dec.'/08
評価
★★★☆☆:その県に行ったらぜひ!県を代表するスポットです。
寸評
現時点では北部随一の地獄と言っても過言ではないでしょう。
上記評価はちと低めですが、それはあまりの交通の不便さ(バスはあるみたいです)と、他にからめて行くところのなさの表れです。
天国の充実度、ビルマ仏(涅槃の方)や、おまけの100歳ビルマ仏などなど、他にも見所が充実しています。
実際には★★★★の実力を秘めていると言っても言い過ぎではないでしょう。
(地獄に興味がある人には)
興味がない人には…2つのビルマ仏と何の変哲もない?北タイ様式の仏塔だけなので、とたんに評価が下がるかも…
ただ、地獄寺というジャンル全体で言うと、地獄の規模はまだまだそんなに大きくないですね…残念ですが。

Google earth 座標(分かるやつだけね)
19° 54'07.90" N
99° 11'56.13" E


View 変スポ in a larger map

14 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

明けまして、おめでとうございます。
久々のホームランですね。

マレーンポー さんのコメント...

コメント1号様
あけましておめでとうございます。
半年振り(スパンのヤツ)の新開拓地獄ですからね~
ただ…とにかく遠い!!
チェンマイ側から行ってもチェンライから行っても必ず峠越えが待っているようですね…
今GoogleMapの地形で確認しました。
まさに陸の孤島のようです。

匿名 さんのコメント...

明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。
地獄寺、タイには幾つあるんでしょうね?
まだまだ、隠れた地獄がありそうですね。

匿名 さんのコメント...

間違えて匿名にしてしまいました。
カオヤイです。

マレーンポー さんのコメント...

カオヤイ様
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
地獄寺自体はタイ人の興味の対象ではないため(まあ、子供の教育教材ですしね)、タイ人もあまりよく知らないようですけど、実際には結構あるようです。
現在把握していて、まだUPしていないところは、コンクリ像タイプで、ウドンタニに2ヶ所、ナーンに1ヶ所、パンガーに1ヶ所…
絵のタイプがウタイタニに1ヶ所、ルーイに1ヶ所、あとサムットプラカン1ヶ所あるらしいです。
なかなか行く機会が無くてイライラの毎日ですよ。

匿名 さんのコメント...

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
新年早々素晴らしいお年玉、ありがとうございます。腰が抜けました。

マレーンポー さんのコメント...

独観様
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
堪能していただき光栄の至りです。
今年も新たな場所を探すべく、日々精進に励む予定です…明日から…いや、来週…

Cougue さんのコメント...

マレーンポー様、ご無沙汰しております。

当ブログに紹介されているメーオンの地獄寺とLekさんブログにも載っているサンサーイの最近出来た地獄寺を見に今秋チェンマイ再訪を予定してますが、チェンマイに行ってこの地獄寺に行かないともったい無いでしょうか?

かなり面白そうな地獄寺なので是非行きたいと思いますが、チェンマイ中心部から物凄く距離があり他の都市の珍寺も行く事を考えると少し躊躇している次第です。

チェンマイ市内からのアクセス方法はチェンマイからバスでファーン郡まで行き、そこからモタサイ等をチャーターするのがベターでしょうか?
あとチェンマイ市内から距離があるので日帰りだと厳しいですよね?

マレーンポー さんのコメント...

Cougue様
まあ、ここに(特に公共交通機関で)行こうとすると、まる1日かかりそうなので、時間的に余裕が無いなら、無理に行くほどではないと思います。
(1回でチェンマイ近辺全部回るなんて…無理ですし、もったいない!)
もちろんなかなか楽しい地獄ですし、余裕があるのでしたら、このお寺と絡めていくと、十分に楽しめると思います。
https://picasaweb.google.com/101811942085608339093/PhraChediKaewWatThaTon#
行き方はもちろん私のようにチェンライ側から行くより、チェンマイからバスでファーンに行くほうが簡単ですし、楽ちんだと思います。
実際に乗ってないのでわかりませんが、片道2〜3時間程度と思われるので、日帰りも可能と予想します。
(バイクで3時間ぐらい)

Cougue さんのコメント...

マレーンポー様

毎度アドバイスありがとうございます。

色々考えた末、メーオンのWat Me Takhrai巡りを削って、この寺に行く事にしました。
(あくまでも予定ですが・・あとLekさん寺も行ってみようと思います)

やはりメーオンのWat Me Takhraiよりもこの寺の方が遥かに珍寺度数が高そうなので、行かなかったら一生後悔しそうな気がしてなりません(笑)

ファーンについて色々調べるとボーコーソーや安宿等も揃っているので日帰りではなく、1泊位してみようと思います。

Googleマップで確認するとファーン市街からこの寺は5Km位しか離れていないので、モタサイ等で簡単に行けますよね?

マレーンポー さんのコメント...

Cougue様
1泊でしたら、楽勝です。
ファーンは、地方の割にはそれなりに大きい街で、テスコロータスも、ケンタッキーも、コンビニも普通にあったと思います。
もちろん街中から5kmどころか、1〜2kmの距離なんで困ることないでしょう。
ただ…
Wat Me Takhraiとどっちがすごいかと言うと、なかなか難しいところです。
地獄だけで考えれば、確実にWat Me Takhraiの方が規模が大きいです。
こちらは涅槃等いろいろ含めれば、こちらもなかなか楽しいですけど、地獄への期待度がたかいのでしたら、ちょっと規模小さいんで、期待外れと言うことになるかもしれません。
まあ、Wat Me Takhraiは次に取っておく…
ぐらいに割り切って行ってもらえると幸いです。

Cougue さんのコメント...

マレーンポー様。

この寺は街中から1~2kmの距離だったとは意外でした。何だかかなりの山奥にある秘境の珍寺みたいな先入観があったので・・・

確かにマレーンポー様が仰る通り、この寺よりもWat Me Takhraiの方が地獄の規模が大きいかもしれませんが、私はこの寺の地獄風景よりも天国とビルマ涅槃仏の美しさに目が釘付けになってしまいました。

あとサンサーイ郡の新地獄寺Wat Mea Kaet Noiにも行くのでWat Me Takhraiは何年後になるか分かりませんが次に取っておく事にします。



マレーンポー さんのコメント...

Cougue様
ちょうど市街地の外れぐらいのイメージでしょうか。
まあ、小さな町ですしね。
ビルマ仏もいいものですし、楽しんできてください。
近くにはホットスプリングもありましたし、時間が余るようでしたら…

Cougue さんのコメント...

マレーンポー様

先月当地獄寺を見にファーンに1泊しました。

ファーンの街は長閑で小さいながらも町中に寺院が沢山ありとっても面白かったです。

しかし当地獄寺はロイエットのWat Pa Non Sawan以上に色褪せていてとてもガッカリしました。

天国も地獄も全く掃除をしていない為か苔だらけで真っ黒になり、ペイントもかなり剥げ落ちて当ブログとLekさんのブログで紹介されている当時の素晴らしさには程遠い状態になっているのが現状です。

今後掃除をしてペイントも塗り直してリニューアルされる事を期待したいです。