ワットチョーンロムから直線距離で2kmほど西に向かったところ…
325号線からちょっと左の路地に入ったところに、ワットバーンカポーム(วัดบางกะพ้อม)というお寺があります。
目立つ大仏とかがあるわけではないんですが…
ちいさなサーラーに、古そうな涅槃仏や他の像が安置されています。
サイズは大したことはないんですが、こんな感じで味が出ています。
後ろの建物?も、木の根っこに浸食されていて、歴史が感じられますね。
手前の彼らも、きっと古いんじゃないかな?
表面が荒れているのは、昔は雨ざらしの屋外放置だったからでしょうか…
裏の建物?は、こんな感じで一応通路があるのですが、さすがに崩れそうですし、そもそも入るにはちょっと小さいです。
とりあえず裏に周ってみました。
見えている屋根の部分が、さっきのサーラーのところです。
ほとんど建物のスペースはないですね。
ほぼ壁といったところでしょうか。
壁には、昔は仏陀関係の壁画だったであろう跡がありますが、今はシルエット以外残っていません。
まあ、歴史あるものをむやみに新しく塗りなおしてしまう、タイの文化を考えれば、これが残っていること自体奇跡とも言えますが。
で、あれが先ほど涅槃の横にあった通路の出口部のようですね。
さて、境内には大きな建物とかはないのですが、いろいろなものが点在しています。
これは小さなサーラーに収められた仏像です。
…
ちょっと目が怖い…
日本と違って、目に色入れちゃうんで、特にこのような色黒の仏像の際には、特に際立つんでしょうね。
こちらは、メインのタンブーンポイントのようです。
お坊さん's をはじめ、違った感じのものがいくつも並んでいます。
お坊さんの像は、微妙に大きく、座った状態で2mほどありそうです。
金箔の貼られ度合いからしても、ここが一番人気スポットっぽいですね。
で、こちらは…
なんの心臓でしょうかね?
仏陀のそれか、お坊さんのか…
こういうのも信仰対象なんですね。
で、タンブーンポイントの奥には、こんな感じのシンプルなウィハーンが建っています。
入口はこんな感じの円形をしていて、両脇を微妙な軍人さんが守っています。
内部には、ど真ん中に巨大仏足石が安置されていて、周りの壁も壁画で覆われています。
壁画は、単純な絵ではなく、立体のレリーフになっています。
帆船等が描かれているので、めちゃくちゃ古いモチーフでは無さそうですが…
いまいちテーマが何かよくわかりませんが、なかなか古そうで見ごたえあります。
で、本命?の仏足石です。
仏足石と言うか、なんか浴槽かプールみたいな構造ですね。
Jan./'14
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
めちゃくちゃインパクトのある大仏とかがあるわけではありませんが、遺跡っぽい建物や、仏足石など、渋い見どころがいくつもあって、遺跡好きな人とかには楽しめるのではないでしょうか。
場所も幹線道路から入ってすぐですし、交通手段も比較的簡単なのも評価ポイントです。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
13°24'53.72" N
99°57'46.01" E
2 件のコメント:
大型4段仏足跡以外に壁画に価値がある。スリランカから大型仏足跡が輸入された伝説が描かれており、こちらも興味深い。
鈴木峻様
はじめまして。
情報ありがとうございます。
この壁画、そういう意味があったんですね。
見ての通り、結構凝っていたので、興味を持ってみていたんですけど、見ていただけではわかりませんでした。
そうと知っていれば、もっとじっくり見たんですけどね~
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