先のムアンセマのすぐ側…100m程度でしょうか…のところにワットタンマジャックラセマーラーム(วัดธรรมจักรเสมาราม)という、ひなびたお寺があります。
お寺自体にはまったく見所がないのですが、ひとつだけ有名なものがあるんです。
そう、ここはお寺の別名にもあるように涅槃仏寺なんですね。
手書きの看板にも書いてあるし。
この建物の中にいらっしゃるようですね。
建物…というか、遺跡っぽいところに後付けで設置した屋根の中は、こんな感じで周りをウッドデッキでぐるっと囲んだ構造になっています。
お目当てのものは…ああ、奥に見えますね。
これがそれのようです。
ちなみに写っているタイ人たちは、貴重な?涅槃仏様なんぞには目もくれず、お坊さんの説法に聞き入っています。
ほぼ正面からの図。
漆喰は剥げ落ちてしまったのでしょうか…
それ以前にタイで砂岩の涅槃仏って珍しいですよね。
なんでも全長13.3mだそうで、しかも1300年前(つまりクメール支配下時代)に作られたタイ最古のものらしいです。
頭頂側から…
なんか南斗水鳥拳にやられたみたい…(By北斗の拳)
ご尊顔のUP。
漆喰で覆われていた?割には、頭のうんこ…じゃなくって、螺髪はしっかり彫ってあるんですね…
足の裏側から…
背中のレンガは補強したのでしょうか…
後ろから…
手の感じとか、今のタイの涅槃仏よりよっぽど出来がいいですね。
当時はやはり三角枕とかなかったんでしょうか…
普通の座布団っぽいもの上に頭乗せています。
ちなみにこれは結界石(セマー)ですね。
これにも金箔貼ってあるんだ…
Jul'/09
評価
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
寸評
この涅槃仏(実はもう1個法輪もあんですけど、個人的に興味の対象ではないので割愛)が唯一無二のみどころです。
でも古いだけに味があっていい感じです。
しかも観光客に汚染されていなさそうで、ゆっくり落ち着いて見ることも出来ます。
欠点は…すごく行きにくいことですね。
(近く…数kmはなれたところに駅はあるんですけど、モタサイ等ほぼ見当たりませんでした。公共交通機関で行くのはかなり難儀でしょう)
Google earth 座標(分かるやつだけね)
14° 54'58.97" N
101° 47'36.09" E
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2 件のコメント:
僕も先月、8月23日にここに行きました。
すぐ手前のクメール遺跡には寄りませんでしたが、、(お尻が痛くて)
帰って撮った写真を眺めていたら、
建物の全景を撮るのを忘れました!
この涅槃仏、趣があって良かったですね。
カオヤイ様
それは奇遇ですね。
私は8月8日でした。
ちょっと天気が悪くて、時々小雨が降るような状況でした。
タイの派手派手金ピカの涅槃仏ばかり見ている身としては、やはりこういうのも新鮮でいいですよね。
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