パトゥムタニ西部の、アユタヤとの県境…この中部地方の辺境のひとつ(だと思いますよ~何もないし)にひっそり?とたたずむお寺が、今回の目的地のワットチェディホーイ(วัดเจดีย์หอย)です。
ちょっとタイ語をかじっている方がお寺の名前を聞いてからこの写真を見れば、すぐにピコーン!と来るかと思いますが…
そうです。
見ての通り、ここの仏塔は貝で出来ているんです。
え?こんな写真じゃわかんないよって?
ということでズームアップ!
まあ、こんな感じで正確には貝の化石…形からすると牡蠣のでかいのみたいな感じなのでしょうか…
こんなのを、こんな風にびちっと並べてあります…
(”こんな”とか”びちっ”あたりは写真見て想像してください)
このお寺の奥には、かなり大きなタンブーン池があります。
オレンジの屋根の部分も、白の屋根の部分も全部タンブーンエリア(餌撒き場)なんです。
こんな風に餌を撒くと、いつものようにナマズ共がわらわらと…
え?少ないって?すいません…他人が餌やっているのを撮っただけなんで…
それでも、ご指摘?の通り、規模の割には少なく感じますよね…
実は…
これですよ!これ。
オレンジの屋根の反対側に、巨大なカメの像があります。
その周りに人がわらわらいるのが見えますでしょうか?
よ~く見ると…
みんな竹ざおの先にきゅうりの切れ端を刺して、池の中のカメの顔の周りに持っていってます。
まあ、その通りで、ここはカメ専用のタンブーン場のようです。
ナマズと併用のところは多いですが、カメのみってのは珍しいですよね?
(というか、いっしょにいるだけで、ほとんどナマズに取られていますが)
でも、カメよりも手前の巨大ガメの憎たらしそうな目つきがすごく気になります。
ちなみにどれぐらいのわらわら度かというと、こんな感じ。
つ~か、みんなが竹ざおでイジるから?、みんな影に逃げちゃったって感じでしょうか?
しかし、ナマズタンブーンに比べて、こちらのカメタンブーンは大人気?のようで…
”じょしこおせい”(※女子校生ね)も、夢中になってカメをいぢめて…じゃなくて、タンブーンしています。
つまり、カメタンブーンが人気で、ナマズのほうに人があまり集まっていなかったんですね~
まあ、カメのことはこれぐらいにしておくとして、このお寺、さすがに貝仏塔寺というだけあって、入り口のアレだけではなく、他にも境内にいくつも似たような仏塔が建っています。
この仏塔のまわりには、何故か無造作に仏像などが並んでいます。
内容も結構無秩序のようで…
この真ん中の中国人?の生首はなんでしょうかね?
もちろん、通常のお祈りタンブーンポイントも取り揃えられているようで…
大仏のサイズはそれほどでもないですが、瓦の数は負けませんってことでしょうか?
でも、入り口の”元気玉”弥勒様が結構お間抜けだったり…
それより、その横の絵…どうやったらそんなに下手に描けるんだろう…というぐらい小学生並みの画力です。
隣の簡易タンブーン場には、多分このお寺の中では有名と思われる大仏もあります。
こんな田舎なのに、みんなわざわざ車で駆けつけて、一生懸命タンブーンしていくんですね…
さすがにこれだけ儲かっている?お寺なだけに、建築中のお堂もあります。
先ほどの瓦もここに使われる予定ってことなんでしょう…
作りかけ、とはいえベースの工事はすでに終わっているので、中に入ることが出来るようです。
中はこんな感じ…
広さも、大仏の大きさもそれほどではないですが、下からライトアップしてみたり、結構演出に凝っている?ようですね。
しかし、これもそうですが、この手の暗い色の大仏を、目だけ白く塗るのって…少し不気味というか不自然ですよね?
Oct./'08
評価
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
寸評
個人的にはなかなか面白いと思います。
カメタンブーンも怪しいですし、巨大ガメの顔つきもチャームポイントの一つ。
純粋にお寺として見ると…それでも貝の化石で出来た仏塔もありますし…他はこんなものですが。
まあ、それでもバンコクから1時間程度でいけることを考えるとかなりお勧めできる物件ですね。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
14° 06'51.13" N
100° 23'02.72" E
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4 件のコメント:
早速行ってみよう。
亀、アルピノもいるんですね。
初めて見ました。
コメント1号さま
行ってらっしゃいませ~
ただ、近場にあまり面白そうなところないですし、なんせ場所がわかりにくいのでお気をつけください。
カオヤイさま
私もこのような普通の亀では初めてです。
熱帯魚屋や爬虫類屋なんかではちょこちょこいるんですけどね…
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