ワットポンスナンの横の筋から奥に進んでいくと、このワットプラノン(วัดพระนอน)にたどり着きます。
(実際はポンスワンハウスなる博物館化された旧家?の横を通るんですけど、そこは無視します)
まあ、名前から察するに涅槃仏のあるお寺なんでしょう。
コレが本堂。
瓦とか一部装飾とか見る限り、比較的最近メンテしたんでしょうか…
テッカテカのピカピカです。
内部は、ちょっと煩雑な感じしますけど、柱の処理とか結構しっかりした装飾が施されているようです。
窓が多くて明るいのも、荘厳さはなくなるかもしれませんが、参拝する立場としてはありがたいです。
これがご本尊様。
目はうっすらと開いている感じで、参拝者を見守ると言うよりは、瞑想しているという感じでしょうか…
本堂の周りには、もちろん仏陀の生涯の絵が描かれていますが…
何かいつもと雰囲気違います。
おお!なんか油絵というか、西洋風タッチで、デッサンの方も色使いも結構しっかりしています。
まあ、いつものチープな絵はあれで味があるんですけど、こういうのもたまには新鮮ですね。
こっちも…馬とか見てもある程度絵のお勉強とかしたプロもしくはセミプロが描いたのでしょうか…
構図とかもしっかり考えて描いている感じですね。
逆にうますぎて不自然な感じもします…本当にここ、タイの、しかも田舎なんでしょうか…
入り口側の壁の裏は、天井あたりまでびっちり描かれています。
配線は、目立たないように木の絵の部分に重ねて配置したのでしょうか…
スイッチ周りが白くて、まったく意味ありませんが。
それより小坊主?達…オカマちゃんなのでしょうか…
なぜかまつげの長い少女マンガチックな瞳をしています。
それでも、仏陀の涅槃の絵も、今までにない画風?で新鮮ですね。
本堂裏には、やはりお約束の北タイ様式の仏塔があります。
まあ、このあたりではデフォなんで、特に感慨とかありませんけど。
でも、さっきのお寺の亀の代わりに4角を守っているのは、この間抜け?な衛兵さん。
大丈夫かな?
こっちはちょび髭…どっちにしろ弱そう。
本堂横にもうひとつ整備中のお堂が…
こっちは何でしょうか?
ああ、涅槃仏…
すっかり忘れていましたね、ここ涅槃仏寺でした。
しかし、何故か入り口すぐに鉄格子が張り巡らされ、中に入ることが出来ません。
もうこの位置から眺めるのみ。
大きさは10m弱って感じですね。
仕方がないので、カメラのレンズを突っ込み撮影。
100chediさんのブログ泰国百寺百塔巡礼なんか見ますと、以前は鉄格子なかったようですね…
残念です。
さて、これでほぼ境内を一周しましたが、最後の一角だけ、こんな回廊?があります。
何でしょうね。
ああ、プレー県の風俗を描いた壁画のようですね。
本堂に仏陀の生涯絵を持っていったんで、風俗画はこっちに追いやられたのでしょうか…
ともかく、こっちの絵も本堂と同じ絵師のようですね。
超大作のロイカトーンの絵。
どこの池なんでしょうか…この近辺にソレっぽいの無さそうなんですけどね。
こっちは…どうもここの涅槃仏の由来のようです。
つまり森で埋もれていたのを発見したところの図ってことでしょう。
看板が落ちかかっているのがちょっとシュールです。
で、その周りに後からお堂を作って、みんなの信仰の対象とした…そんなところでしょうか?
どうやって地べたに寝ていたものを、台座に乗せたのかはわかりませんが、確かに実物はそういう感じになっていますね。
あ、モスラ発見。
May'/09
評価
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
寸評
もちろん一般向けの売りは、例の涅槃仏なんでしょう。
鉄格子は残念ですけど、由緒あるもののようですし。
仏塔の周りの衛兵は地味ですがなかなか間抜けで…とはいえ売りにはなりませんが…
後はやはりオカマちゃん…じゃなくって、他では見られない画風の仏画でしょうか。
もちろん古いものではなさそうですし、ナーン県とかの、わざと昔の画風を取り入れたものとは違うので歴史は感じられませんが、それが涅槃仏と対照的でちょっと不思議な感じです。
モスラは…まあ、なんかのお祭りで使った神輿かなんかなのでしょう。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
18° 08'38.30" N
100° 08'07.01" E
View 変スポ in a larger map
2 件のコメント:
お爺さんが孫位の若い妾(?)のてを引いて逃げる。猟師と犬に追いかけられて、木の上に逃げる。お寺で良く見かけるこれらの絵は何の物語なんでしょうね。素行の悪い爺さんですね。
仏陀の生涯の一部では…と思うのですが、ストーリー調べてもソレっぽいの見当たりませんよね。
けっこう地獄寺とかにもいたりして、重要な役?な気もするんですけど…
今度手塚治虫の「ブッダ」みて勉強してみます。
(タイにあるかな~?)
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