つ~ことで、今回から久しぶりのペチャブン方面周回編に入ります。
まあ、途中&最後の方で遺跡がいっぱい出てきますが、そのあたりはサクッと連発するかもです。

逆引き検索 / search from map

Googleマップから直接探せます。ぱっと見た目で探すならここから。

アマタナコンの食事処 / Restaurant in Amatanakorn

アマタナコンの飯屋を検索しても、一部の有名な日本料理屋以外ほとんど引っかからないので、備忘録としてまとめてみました。
アマタナコンに来た時に参考にしてみていただければ幸いです。
&情報あれば教えてください。

11.6.08

Wat Thasung Thaksinaram / Ayutthaya

アユタヤの田舎道を走っていると現れる、この蝙蝠のオブジェ。
でも、特に何にも説明とかありません。
まあ、とりあえず行ってみましょう。



つきあたりにお寺が見えてきました。
どうもここのようですね。
門の周りにたむろしている人だかりは、何かのお祭りらしいですが…なんでしょうね?
お寺の名前はワットタースンタックシナーラーム(วัดท่าซุงทักษิณาราม)というようです。
ともかく入ってみましょう。



見た目何の変哲もないお寺なんですが…
見えてきました、怪しい一角が。



「俺を見てくれ!」
と、露出狂のポーズでお出迎えしてくれるこの蝙蝠。
まさに道沿いのものと同じです。
ってことは、このお寺…



やっぱり~
蝙蝠のなる木がたくさん成っている、いわゆる蝙蝠寺のようです。
キーキーうるさいんでサッサと離れましょう。



このお寺、先にも言ったとおり、見た目どこにでもある、ごくふつうのお寺です。
本堂の裏には一応こんな古そうな仏塔もあります。
4面の壁はもう穴があいて、今にも崩れそうですね。



こちらの白いヤツ…
股間から何かがたれています。
眉毛も立派ですが、男なんでしょうか?
ここは、たぶん普段はお坊さんが居座って、水をかけてくれる場所のようです。
今日はパーティー?の準備で忙しそうですが、気にせず侵入です。



正面の壁一面には、白黒一対の、カーラっぽいレリーフが描かれています。
手前のテーブルはまさにパーティーのために寺男が、まさに今一生懸命?セッティングしたものです。
ごめんね、邪魔して。



その横のついたての絵…
この鮮やかな色彩とチープな画力がかなりいい味出しています。
特に2段目のメガネっ娘…何でしょう?



よく見ると窓の上にも同様の絵師?と思われるすばらしい作品の数々が描かれています。
しかし、どう見ても子供の絵に毛が生えた程度の画力にしか見えませんが…



真ん中の4面男はともかく、その横の柱…
人面柱??
ところで、これらの絵、どこかで見たことあると思ったら…
これ、地獄寺によくある、天国の構図ではないですか。
ああ、そういえばここ、”地獄絵がある”ってことでわざわざ来たんでした、私…忘れていましたよ、あまりに普通なお寺で。
でも、この部屋にはなさそうです。



ということで、境内の建物を捜索したのですが、それっぽいものはどこにも見当たりません。
残るはこの柱に屋根がついた建物と、その後ろの火葬場(煙突ついている所)だけです。
見た目そんなものがある様には見えませんが…



!!ありましたよ地獄。
先と同じく頭上のスペースに描かれたこれら、なんというか他の地獄と違い、超リアルタッチです。
ここでも豚男、牛男、鶏男が捌かれていますが…すごくグロいですね。



ここも、絵のタッチのせいもあり、かなりグロ絵、グッチョングッチョンです。
真ん中の斧を振りかぶった人の表情、かなり必死のよう。



この人も、普通の地獄寺では「はははは」と子供に弄ばれる、普通の光景なんですが、ここではかなり悲壮感があります。
ただ、残念なことに、これらの絵、高い所にありすぎて、たぶん子供の関心を得られないでしょう…




この首なし腹芸男もリアルタッチ…表情も悲痛です。
周りの人の頭に刺さっているのは、円月輪でしょうか…?
もう一人は首落ちちゃっています…



こちらはお約束のトゲトゲの木。
地獄にはやはり必須のようですが、こちらもかなりのリアルタッチ…おね~ちゃんとかかなりセクシー。
つ~か、ここまでリアルだと捕まらないんでしょうか…
ちなみに日本の漫画はNGで、良くぼかしなんか入れられちゃっています。
(タイ初のメイド喫茶AKIBAが摘発されて潰れた…理由もこれだったと思いますが。でもグロはOK)



こちらも…
見てるだけでこちらが痛くなってきそうで、一応この絵の目的は果たしているようです。



ありました。
名物地獄鍋です。
でも、絵師の気合いが続かなかったのか、あんまり熱そうに見えません。



それどころか、こっちではみんなに配給しています。
やさしいですね。
でも具は…(以下略)



ってことで、地獄を堪能。
いや…やっぱりここにもリアルタッチの天国描かれていましたよ…
ってことで、では1枚だけ天国?もUPしておきます。



ところでここの屋根のこの部分に描かれているこれ、ラーマキエンに出てくる人魚マッチャーと、それを手篭めにしようとしているハヌマーンの図でしょうか?
手も人魚の胸を鷲掴みにしてますし(って見えるだけで本当は違いますが)。
人魚の肩にはなぜか鳥の巣。



Jun./'08
評価
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
寸評
何度も書いていますが、見た目はほんと普通のお寺+蝙蝠だけです。
地獄があるって知らなかったら99%見つけだすことはできなかったでしょうね。
まあ、ものすごい…というほどではないですが、超リアルタッチの地獄と、対になった?間抜けタッチの天国など、隠れた見どころが点在しています。
また、現在建築中の建物(本文にはありません)の壁にも鮮やか&まじめタッチでラーマキエンを描いているよう(王宮寺院のハヌマーンそっくりの絵もあった)なので、それも楽しめそうです。
だた…とにかく普通の人が近づくようなエリアではないので、行くのは大変でしょうね。

Google earth 座標(分かるやつだけね)
14° 09'12.87" N
100°30'18.63" E


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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

地獄絵専門絵師とか、やはり居るのでしょうね。タイでは転生する事になっていると思ってましたが、地獄に行く人もいるのですね。

マレーンポー さんのコメント...

どうなんでしょうね~。
幼少のころに「こういう風なことをすると地獄に行くんだよ」と教えられて、仏教の教えを信じている割には、すぐにルール(仏教で禁じられているものを含む)を破る…
でも、来世での幸せを願ってタンブーンする…
地獄に行ったあと転生、幸せになれるなんて甘い考えでもしているのでしょうか?