ナコンラチャシマの南東の端にあるラムタクロン湖。
その近く、2号線からちょっと(…いや、結構かな?)山を登ったところにこのワットカオチャンガン(วัดเขาจันทน์งาม)はあります。1km以上山登りした先にやっと山門…いや、いつもの門かな?が出現します。
山門をくぐって少し奥に進むと、ちょっとした広場(どうも駐車場のよう)と、怪しい巨大生物がお出迎え。
高さだけで2m以上あります。
全長は10mぐらいでしょうか?
でも、正面から見るとこんな感じ。
なんとも間抜け面ですね。
この怪獣以外は、基本的に自然のものを利用した作りのようで、これなんかは”サーラー”らしいです。
こんなデカイ安定してなさそうな岩の下で休憩なんて、とても落ち着けないです。
ってことで、先の怪獣の前に階段があるためバイクで進入できないため、こんな山道をどんどん進むと…
目の前に遊行仏が現れます。
これも岩の上に無理やり作られています。
おかげでタイ人はタンブーンできないらしく、これやこの周辺にタンブーンされた形跡は見受けられません。
それどころか、バイクも入って来れないのに、この部分はこの歩行仏を中心にロータリーを形成してるようです。
面倒くさくて誰も一周していませんでしたが。
ここの右側に、怪しい看板があるんで行って見ましょう。
こんな怪しいところを通っていくと…
ここの一番の売り、4000年前の壁画が描かれています。
なんか、ウドンタニ、プープラバート歴史公園の”踊る人形”とあまり違いがないのは同レベルの時代なんでしょう…きっと。
4000年前というと、中国ではすでに文明が始まっていた…と考えるとすごいのかどうか良く分からなくなりますが、きっとすごいんでしょうね。
そういえば最近朝鮮文明は10000年前から…という奇抜な説もあるようですが…もちろん韓国人学者の学説のようです。
こちらにもありますよ~
でも、私どころかタイ人は、こんな貴重な歴史遺産を尻目に、やっぱり仏陀を安置し、崇めちゃうんですね。
これが良いことなのか悪いことなのかは分かりませんけど…
(クメール遺跡なんかも良い例ですよね)
ふと横を見ると”仏足石まで150m”の看板が。
…って、道というか、この岩の隙間を進むんでしょうか…
その先に見えてくるのは…
このドギツイ色のこの涅槃仏。
ざっと10mぐらいでしょうか…惜しむらくは手前に木が茂っていて、正面から写真が撮れないことでしょうか?
ってことで、斜め後ろから激写。
この角度が精いっぱいでした。
しかし…この色彩、なんかビルマ(現ミャンマー)の物に近そうですね。
岩を利用して作られているみたいですが…どうも岩を削って平面を作り、そこにコンクリか何かで無理やりこの中途半端な立体を作った感じに見受けられます。
でも…この頭の上の文字は…解読不能です…ってか何語かも把握不能です。
よく見ると周りには同様の色彩の弥勒様(こっちは小さいですけど)もしっかり描かれています。
横を見ると”仏足石はこっち”と書いてあるんで登ってみると…
ああ、さっきの涅槃仏が描かれている岩の上側をそのまま利用して仏足石が作られているんですね。
それにしても、他ではなかなか見られないぐらい緻密に描かれています。
ここは親指のほんの先っちょなんですが、こんな感じです。
文字はなんとなくミャンマー語っぽいですね。
やっぱりビルマ仏なんでしょうか?
ところで、このお寺の本堂はというと…
これです。
まったくもって気づきませんでした。
確かに信者と思われる、白装束のおばちゃんの集団がたむろしているんでけど…
中はこんな感じ。
中自体はあまり変わったことのない、普通の感じですね。
(外側はあまり本堂っぽくないところが変わっていますが)
May/'08
評価
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
寸評
めっちゃくちゃ分かりにくい(案内あるけど全然分かりにくいです…1、2回では見つけられませんでした)ので、なかなか厳しいですが、あの仏足石と涅槃仏はなかなかお勧めです。」
4000年前の壁画は好みでどうぞ。
怪獣もいい味出しているんですが、これら以外ないのは玉に瑕です。
とにかく、場所が場所だけにハイキング気分も味わえ1石2鳥かも…んなわけないか。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
14° 48'52.24" N
101°35'41.75" E
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