つ~ことで、今回から久しぶりのペチャブン方面周回編に入ります。
まあ、途中&最後の方で遺跡がいっぱい出てきますが、そのあたりはサクッと連発するかもです。

逆引き検索 / search from map

Googleマップから直接探せます。ぱっと見た目で探すならここから。

アマタナコンの食事処 / Restaurant in Amatanakorn

アマタナコンの飯屋を検索しても、一部の有名な日本料理屋以外ほとんど引っかからないので、備忘録としてまとめてみました。
アマタナコンに来た時に参考にしてみていただければ幸いです。
&情報あれば教えてください。

27.5.08

Wat Phrathat Sam Mun / Chaiya Phum

門を2kmほど(一応小さな集落はありますが)走り抜けますと、またまた門が現れます。
こっちは一応お寺の門っぽい雰囲気あります。
横に控えているのは、犬?かなり間抜け面しています。
まんなかのコンクリ像も微妙な造詣をしていますし、なんといっても、このまったく手入れされていない、色褪せて剥げた感がなんとも怪しさを期待させます。



門をくぐると最初に見えてくるのがこのロータリー。
真ん中にはコンクリ像がデンと構えています。
これの周りにもぱらぱらと怪しい像が点在しています。
さらにその横には…



でん!
ってことでいきなり現れるこの入り口。
歯の部分と思われる部分には”Phayayommarat(ภยายมราช)…地獄で一番偉い天使のことで、死んだ悪い人に対し、どのような罰を与えるかを判断している:タイ人通訳さん談”と書かれています。
天使?というより悪魔にしか見えませんが…内容からすると閻魔様のことでしょうかね?
で、この先はもちろん地獄ゾーン。



広くて(…いや、興奮していて忘れていたのですが)全体像が無くて申し訳ありません。
この地獄ゾーンは渦巻状に壁(1m程度の高さ)がぐるっと渦巻状に配置されていて、その壁の至る所に地獄…罪人が悪いことをしたらどうなるか等の説明が書かれていて、中心に実際の刑の執行の状態?が再現されている、という構造のようです。
大外部分の青い色の部分は現世の平和な様子が描かれているのですが…



どうもここが現世と地獄の境目のようですね。
背景色も急に赤に変わります。



お灸?というか、おっぱい山が噴火しています。
罪人(何故か必ず裸)が必至に進んでいます…
でもその横では仏陀が涼しげな顔して立っています。
無視ですか?この状況…そこも地獄の中なんですけど…



地獄の中でもうれしそうな人もいるようですね、特に左の人の顔、妙に気になります。
ここはまだ罪状が書かれているだけのようです。
右の人も刑罰中のようですが、どうも飼っている犬に噛まれている…っぽいことがタイ語で書いてあります。
ああ、ちなみにタイ語で犬はマーですが、文語?ではスナックとも言うようです。
だからポテトチップとかのことををスナックとか言っても”はぁ?”と言われちゃいます。



この辺りはよく分かりませんが…
奥のあれは、男鶏とでも呼ぶんでしょうか…
だって、頭が人間で体が鳥だし。



この辺りはすでに罰が当たってしまっているようですね。
ウサギを殺したウサギ人間、布を盗んだタイツ男、肉を盗んだ北京ダック…
ともかく、盗んだものに関係した姿になってしまうようですね…頭か体かどっちが変わってしまうかはともかく。



ここまで来ると意味不明…虫男、笛男(ロイエット特産の笛そっくり)、竹男…
もうタイ語も何を言いたいかさっぱり…最後のは一応木を盗んだらしいですけど…



地獄は外円部をさらに続きますよ~。



ここまで来ると、見ても何を言いたいのかすら想像が難しくなってきます。
右端の人はどうも川に入水自殺したっぽいですけど…ワニの体になったんでしょうか?
ワニのあごの無いワニなんて役立たずな気もしますね。



真ん中の人、楽しそうですね。
いかにも南国っぽくって…この辺になるとすでに苦痛の表情も無くなってます。
右の人は鳥を撃ち殺したらしいです。
なんか罪が厳しいような気がしますね…
先のウサギを殺した人は頭がウサギになっただけ(でもいやですが)なのに、この人はその上銃を突き刺されて業火に焼かれちゃっています…
焼き鳥?



ってな感じで延々と続く地獄の罪状エリアをぬけると、中心に広い空間が現れます。
ここがどうも刑の執行エリアのようです。
真ん中の犬小屋に座っている偉そうな人が周りの執行人と犬に命令しているようです。



彼女はまだしょっ引かれているところでしょうか?
立体になっても罪人はやっぱり裸のようです。
何故か顔を隠していますが、見せられないようなひどい顔なのでしょうか?それともボディに自信があるのでしょうか…
まあ、中国なんかでも顔さえバレなければそれが自分の体かどうかなんてバレないから…ってことで顔を先に隠すらしいですが、タイもそんな感じなのでしょうか?



これはお約束の地獄ツリー。
でも、ちと罪人少なめですね。



こっちの人はレバー?変な平たいものを抱えていますが…



??赤ちゃんでしたか…何でぺったんこなんでしょう?
ってか、こんなにぺらぺらにしても、下に支えが必要な作りなんでしょうか?
執行人のベルトの顔が微妙に故岡本太郎氏を彷彿とさせます。
ってことで地獄エリアを満喫。
次に行きましょう。



次に現れるのが、四方を壁に囲まれたエリアに聳え立つこの仏塔の遺跡(っぽい)。
そういえばここの名前、プラタートってついてましたね。
地獄の雰囲気に飲み込まれて忘れてましたが、このお寺は本当はこれがメインのようです。



塔自体は、装飾等もあまりなく…
まあ、こんなもんかな?って感じです。



それよりもこの仏塔の周りの壁…内側の四面全体に、何ともビビットな色で描かれています。
しかも、みんな立体的に作られていて、かなり不気味です。
ともかく、ここは現世でお坊さんと庶民の生活…というか係わり合いが書かれているみたいですね。



で、仏塔エリアの隣に現れるのが、この涅槃仏。
頭と体の比率が微妙だとか、体の全面が異様に平たいとか、右手と左手の長さが違うとか、突っ込みどころは満載ですが、ともかく我々地上に住む人間を”ふっ…(ニヤッ)”と嘲り笑うようなこの微妙な表情が、いかにも入滅寸前の悟りきった様子を表していて素敵ですね。
この土台部分の所々に穴開いているので、中に何があるのか期待して入ってみると…



中は柱と壁で埋め尽くされていました。
まあ、上で悟りきった仏陀を支えるので精いっぱいのようですね。
じゃあ、入り口作らなければいいのに…



横にはひっそり?小さな廟が建っています。
真ん中の人、耳が福耳すぎ…ってか、ここまで来るともう弥生人みたいです。



その横の人も怖え~~~
ってか人魚??
の胴の上の生首3つは何??
説明書もなくさっぱり意味が分かりません。



先の涅槃仏の足元には、いつもの虎柄シャツを着たお爺さんプラルーシーが白目むいて座っています。
仏陀の足の裏の指紋??っぽいのも気になるところですが、それより普通涅槃仏の足って垂直方向に重なってるんですけど、ここはちゃんと組んで?います。
実際に横になってみると分かりますが、ワットポーとかのあの足の形は明らかに不自然で、ここの涅槃仏唯一?他に誇れる自然な入滅の様子が再現されています。



今までのエリアは固まった部分に集中したのですが、大仏さんだけはちょっと離れたところにあるようです。
ああ、配置はこんな感じのようです。
一応?本堂もありますが、ここではさらっとスルーします。
(だって開いてないんですもの…でも、階段部のナーガはなかなかでしたが)



ってことで、地図でも分かるように途中から未舗装(しかも轍だらけ、泥だらけ)の道を10分ほど歩き、畑と茶色い色の川を横目に進み、何とか大仏の前に到着。
ここのは座仏なんですね。
高さは10m弱って感じでしょうか…でも、場所が場所だけにほとんど参拝された形跡はありません。
タンブーンしているのは象さんとお猿さんだけのようです。
さっきの仏塔や涅槃仏のところにはタイ人が何組かお祈りしていたんですけどね。



気になるのがこの象のおしりの穴。
写真撮り忘れましたが、猿の方も肝心な部分のところに穴が空いています。
これ、賽銭入れる場所?とも思ったのですが、象の前側は大きく穴が空いていて、このけつの穴とつながっています。



つ~ことで、すでに午後4時半…こんなところ宿どころか、周りにまともな町すらないよ…早くコンケンに行こ行こ。

おまけ。
帰り道(ご近所)にこんなお寺の作りかけがありました。
なんか、完成したらカッコよさそうですね~



May/'08
評価
★★★☆☆:その県に行ったらぜひ!県を代表するスポットです。
寸評
う~ん、間違いなくチャイヤプームを代表するスポットでしょう。
普通の英語タイ語併記の観光案内にも載っているぐらいは有名のようです(多分仏塔が有名なんでしょうが)。
ともかく、地獄と涅槃仏は必見ですね。
地獄は、コンクリ像があまりなく、ちょっと迫力に欠けるのが残念ですが、それでもあの壁のレリーフ1つ1つを1体のコンクリ像として換算すれば、タイ中のどこの地獄寺のコンクリ像の数にも負けないぐらいのボリュームがあります。
欠点はあまりに田舎にあることでしょうか?
私はバイクで行きましたが、公共交通手段を使おうと思うと、チャイヤプームの町で1泊し…あ、バス路線無さそう…
(まあ、バスなんか使ったら片道3時間ぐらい、しかも門から2km歩かなくてはいけないんで無謀かと思いますけど)
ってぐらいな場所にあることですね。
ちなみにチャイヤプームの町からより、コンケンの町からの方が、多分近いです。

Google earth 座標(分かるやつだけね)
16° 24'32.25" N
102°03'25.92" E
(入り口の部分です)


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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

久々(?)の大ヒットですね。堪能致しました。最近知ったのですが、寝釈迦仏は全部が入滅の姿ではなく唯リラックスしている姿のものもあるとのことです。タイではのら、、オット罰当たりな。因みにグーグルはV.4ですか?

マレーンポー さんのコメント...

ありがとうございます。
相変わらず造形もすごくて、とても仏陀を敬っているとは…
って感じですよね。
ちなみに最近PCが新しくなったのでVer4に変更しました。
以前のPCはスペックが低く、Ver4を立ち上げたとたんにCPU使用率100%維持状態になって使い物にならなかったんです。