ノーンヤープローン温泉から、さらに移動し、ラチャブリ県奥地にやってまいりました。
地図上だと直線距離で24km程度なんですが、まっすぐ行くルートが無いので、ぐるっと大回りして、1時間20分もかかりましたよ。最終目的地はこの奥にある温泉なんですが…
まあ、こんなものを見つけてしまったら、寄ってみるしかないですよね。
で、この作りかけのヤツ、なんでしょうね。
プララーフー様なのか、ハヌマーンなのか、はたまたそれ以外の…
目の部分のアップ。
まだ全然細かいところができていないので、さっぱりわかりませんね。
手の部分。
一応、丸い物体を抱えているようなデザインですし、やっぱプララーフー様なのかな。
内部は、こんな感じで空洞なんですが、なんせまだ全然完成していないようで、足場が邪魔で観察も出来ないや。
一応、後ろ側からも眺めてみました。
でも、お寺?はここから100m登らなくっちゃいけないらしいんですよね。
1枚目の写真の看板に書いてあるし。
でも、今回は車で来ているので、上まで連れて行ってもらいましょう。
ということで、一気に上まで登ってきました。
ええっと…
お寺の名前じゃないですね。
ウィハーンプラポーティサットクワンイム(วิหารพระโพธิสัตว์กวนอิม)…
目の前の中華廟とそこにいる観音様を差している名前なのかな?
でも、お寺の名前書いてないし、とりあえずここではこの名を正としておきます。
ところで…
みなさま、お分かり頂けたであろうか。
このナーガの土台部分のブツブツ、貝殻で装飾されているんですよ。
海から60kmも離れた山奥で何故に貝…もしかして、淡水の貝なのかな?
まあいいや。
とりあえず目の前の中華廟からのぞいてみますか。
脇にいたお坊さんの像。
顔もなかなか特徴的でいらっしゃいますが、これもやはり土台が貝…
結構な量使っていますね。
で、中華廟。
まあ、普通ですよね。
中身も予想通り観音様ですし。
まあ、あくまでこれらは前座ですからどうでもいいんですが。
本命はこちらのお寺?部分なんですよ。
土台部分には、怪しげな仙人像達がぐるっと取り囲んでいます。
で、その土台も、さらにその周りの装飾も、みんな貝殻で埋め尽くされています。
こんな感じにびっしり…
お寺の正面から見るとこんな感じ。
階段からして、貝殻びっしりですな。
ともかく登ってみましょう。
階段の途中にも、ところどころに怪しげなオブジェが配置されています。
で、努力の跡はうかがえるんですが、造形が微妙…
ナーガ君。
どうも、コンクリ像にはあまり貝を使わないんですね。
あくまで土台とか、壁とかそんなところを埋め尽くすために使っている感じです。
蓮の花びらも貝殻びっちり。
で、階段の先には、こちらの大仏様が待ち構えています。
アップ。
個人的には、これの表面が貝殻びっちりだったら感動したんですけど…
ご尊顔。
手のひらに法輪?がついているんですが…
なんか、人造人間20号の、気を吸い取る穴みたい。
大仏様の台座にも、微妙なレリーフがありますね。
誕生~死までを表しているのでしょうか。
大仏様の横には、このようなお堂が建っています。
尖塔部分には、四面仏?がついていますが…
もう少し尊厳のあるイメージに作ることは出来なかったのでしょうか。
ちなみにお堂の内部にいたのは、このジジイです。
欄干のナーガ君。
つがいかな?
さっきのと対象となっているお堂ですな。
こっちも微妙…
というか、目が怖い!
中にはお坊さんが…
誰よ。
で、お待たせしましたの本堂です。
貝殻もですが、それ以外も結構コテコテデコレーションされているようです。
正面から。
階段手前の門?の上のレリーフです。
何を表したいのかはよくわかりませんが、とりあえず頑張った跡は感じられます。
回りにも、ワットロンクンを意識したような?像があちこちに配されています。
造形が微妙なのも、独特の味があっていいですね。
破風の部分もこんな感じです。
で、本堂の入り口なんですが、ふてぶてしい面構えの弥勒様が待ち構えています。
その後ろには、立像の木製レリーフが睨みを利かせています。
足を見ると、微妙に斜に構えているんですね。
こういうのは常に正面視かと思っていました。
本堂の内部はこんな感じです。
赤とか派手な色はあまり使われていないのに、なぜか派手なイメージなのは、全体的にごちゃごちゃしているのと、壁画の色が派手すぎるからかな。
とりあえずご本尊様。
ちょっと冷めた目をしているところ以外は、まあ普通ですかね。
それよりも、ご本尊様の後ろの絵、仏教とあまり関係ないテーマじゃない?
きっとナレースワン大王のビルマとの戦いの図だと思うのですが…
で、本堂の壁は、こんな感じに、派手な色の立体レリーフがぐるっと取り囲んでいます。
で、隙間やら天井やらは、銀ピカタイルで覆い尽くされています。
妙にギラついていたのは、これのせいだったんですね。
その立体レリーフなんですが、とにかくどギツイ色してます。
で、造形は微妙…
ってか、わざとやってません?
入口上部。
で、左手。
まあ、釈迦の生涯の絵ですね。
あ、これは窓の扉部分。
これはどこだったか忘れましたが、なかなかキュートなラーフーさんですね。
ということで、本堂内部を堪能致しました。
あとは、本堂を外から愛でるとしますか。
ちなみに、すぐ横にあった鐘付き堂。
鉄骨が飛び出しているけど、作りかけ?
これは本堂の裏側です。
細かいレリーフが無い分、全面貝殻で埋め尽くされています。
ワンポイントのレリーフ。
キラキラタイル…特に赤い目とか、イボイボの胴体?とか、すごく不気味です。
反対側から見たところです。
サイドは貝殻よりも、ギラギラ銀ピカタイルで埋め尽くされているんですね。
使い分けが良くわかりませんが。
で、斜め前…
これで一周、と。
ちなみにこのお寺、ちょっとした高台にあるので、意外に景色が良いです。
ちと距離がありますが、すぐとなりが貯水池になっているので、こんな感じのレイクビューが楽しめます。
アップ。
まあまあでかいですよ。
ああ、これは欄幹部の外側かな。
目につきにくいところにも、手を抜かずに貝殻を敷き詰める根性は認めるべきですね。
ところで、駐車場の奥にこのような建物があります。
多分講堂みたいなものかと。
まあ、中身はのぞいたけど、どうでもいい内容なので省略しますが…
こっちも一面貝殻で覆われています。
レリーフが少ない分、貝殻の量も半端ないって。
で、その前にいたコブラ君。
体の模様も、貝殻の色で使い分けているんですね。
顔のアップ。
意外と、この貝殻の形とボコボコが、本物のコブラの鱗っぽい!
アイディアの勝利?
これは…
きっと僧坊です。
これが一番貝殻占有率高いかな?
最後にお寺部分をもう一度…
Dec./'17
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
もちろん下調べして行ったのですが、予想以上にすごかったです。
大体タイで、こんなに貝殻を多用したお寺、他に見たことないので、その1点だけでも素晴らしいです。
微妙なコンクリ像やレリーフもなかなか見どころありです。
ただ…重大な欠点がありまして…
バンコクから結構な距離がありますし、この辺り何もないんで、おそらくソンテオとかも走っていない…
来る/帰る手段の確保は必須です。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
13°16'02.53" N
99°25'14.42" E
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