再訪
先ほどのパノムルン遺跡から山を下って先に進むと、大きな池が見えてきます。
この池もバライ…
一応遺跡だそうですね。
で、そのすぐ横に、ムアンタム遺跡があります。
今回は団体パックツアーなので、入場料のこと気にしなくていいんですが、料金体系については、先ほどのパノムルン遺跡とまったく同じです。
高いよ!
こちらの説明書きも、やはりクメールっぽさをアピールしていますね。
さすが、この辺りのクメールをひっくるめて世界遺産に登録しようって活動しているだけはあります。
料金所付近には、このような装飾の一部が、オブジェのように飾ってあります。
触れる距離にあるってのはうれしいですね。
さすがに触りませんけど。
で、そこから広い公園の中の、このような通路をずっと奥の方に歩いていくと…
ああ、見えてきましたね。
入口の門の部分です。
門のアップです。
残念ながら、アーチ状の屋根の部分は崩れ落ちてしまっているようですが、破風やその他装飾は残っているようです。
破風とまぐさ石のレリーフです。
で、その、屋根が崩れて、ある意味開放的な門の部分をくぐると、回廊内に入ることができます。
と言うことで、回廊内全体の写真です。
中心部に、もう一つ回廊があり、その周りを池が取り囲んでいるというレイアウトになっています。
先回もやりましたが、池越しのムアンタム遺跡の写真。
どうですかね?
もう少し、空が青く映る角度の方が良かったかな?
で、内側の回廊にある門です。
こちらも、破風その他に、いろいろなレリーフが残っています。
破風&まぐさ石部のアップです。
どこまでがオリジナルで、どこが後世の作品なんでしょうね。
で、内側の回廊の、さらに内の聖域に入ってきました。
正面には、合計5つのプラーンを擁する、この遺跡の最重要施設があります。
特に正面中央が主祠堂らしいんですが、なぜかこれだけ跡形もありません…
で、左右(門から見て)には…
経蔵でしょうかね?が配されています。
これは入った状態で、向かって左側のものです。
こちらは右側。
どちらも、基部と、入口や窓の枠のみしか残っていません。
で、これが正面にある、主祠堂です。
見事にラテライトの土台部しか残っていませんね…
これは、主祠堂の右手のプラーンです。
どこまでオリジナルなのかわかりませんが、当時の姿を残しています。
まぐさ石です。
プララーフの上の動物は…
背中のコブとかから察するに、牛…
ということは、その上の方は、シヴァ神ってことでしょうかね。
ちょっとデフォルメされてて可愛らしいです。
こちらは左手のプラーン。
右手のものと、ほとんど状態は変わらない感じです。
まぐさ石。
こちらはプララーフの上に、直接座っちゃっています。
上の方は…何も道具持っていないからわかりませんね。
その、左手のプラーンから裏側に周ってみましょう。
裏手には、なぜか?このようにラテライトの床があって、先ほどの3つのプラーンの後ろに、2つのプラーンが並んでいるという構造になっています。
こちらは、後方左手のプラーン。
で、こっちは後方右手のプラーン。
どちらも塔の形は維持しているものの、装飾等はほぼ脱落しちゃっています。
ぐるっと周って、正面側に戻ってきました。
こちらは、最初にさらっと説明した、右手側の経蔵です。
最初のアングルではわかりませんでしたが、入口上部にまぐさ石乗っかっていたんですね。
まぐさ石はこんな感じです。
こちらも、プララーフの上に、どなた様かがライドしていますが…
誰だかさっぱり。
左側の経蔵。
こちらも、ちょこんとまぐさ石が乗っかっています。
まぐさ石。
なんか、同じ構図のものばっかな気がしますが…
ただ、これが一番古そうというか、オリジナルにも見えます。
と言うことで、聖域を堪能しましたし、西域から出るとしましょう。
ああ、ここは聖域に入ってくるときに通ってきた門です。
ちゃんとまぐさ石もついていましたよ。
窓のスリット部から、池を眺めてみました。
こちらは、遺跡を裏側から見たところです。
外と内の回廊の間、池のあるエリアですね。
ということで、最初の門のところまで戻ってきました。
名残惜しいので、門のスリット窓の隙間から、遺跡をもう一度眺めてお別れしましょう。
ちなみに、ガイドさんが言うには、あの山の上に、さっきのパノムルン遺跡があるとのことです。
丁度、写真の真ん中の、山頂付近がそれにあたるのですが…
写真じゃわかりませんね。
肉眼では、先端部がチラ見えしてた(ような気がする)のですがね。
Oct./'15
以下過去の記事
観光ガイドブック”ロン〇リープ〇ネット”を見ると、「”パノムルン遺跡をみるのなら、ぜひついでに寄ってほしい遺跡がある。それがムアンタム遺跡だ。パノムルンから5㌔ていどなのでぜひよってくれ。」と、ついで扱いにされているかわいそう(役得?)な遺跡がここムアンタム遺跡(ปราสาทหินเมืองต่ำ)です。
入場料を払って、中に入るとこんな感じ…おね~ちゃんパンツ見えてるよ…
もともとクメール遺跡系の屋根の構造は維持が大変なのか、他の遺跡でも屋根のないものとかを良く見かけます。
もちろんここも例外ではないようで、一度崩れたのを修復するのはたいへんなのだそうです。
入り口はこんな感じ。
なかなかいい感じですね。
上のまぐさ石もいいですね。
入り口部の窓から内部を覗き見。
もうちょっと近づいてみました。
なかなかかっちょ良いですね。
後ろ…入り口の門を振り返ってみたところ。
いい感じですね。
とはいえ、全体的に修復度合いはかなりのもので、回廊や内部の床?も綺麗に整備されています。
回廊の窓は…枠のみですが、昔をイメージするには十分ですね。
で、これが遺跡裏側。
周りを囲うお堀には、柵とゲートみたいなものがついています。
一応、くぐれそうな気もしますが、かなり小さいです。
遺跡裏手の、角からの眺め。
遺跡の規模と比較すると、お堀がでかいんで、見栄えがしますね。
しかも、お堀の周りを取り囲んでいる柵、ナーガなんですね。
ナーガの頭部の拡大。
5つ首ですが、なんかディフォルメされているみたいで、少しかわいらしいです。
それより、ナーガの後ろ…写真右手の欠けた部分、鉄筋見えてますね。
この部分、コンクリで固めて補強したってことなんでしょうね…残念です。
公園内の芝生の上に置いてあった(ホントは展示してあった)破風。
なかなかに見事ですが、この遺跡のどの部分につくのか、さっぱり分かりません。
だって塔の部分まともに残ってないしね。
それともレプリカかな?
ちなみに…横にある長方形の人工溜池も当時からある人工物で立派な遺跡らしいです。
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