一気にムアンパヤオ近郊までやってきました。
でも、もう少しだけタンブーンしておかないと、足りないんですよ…普段いっぱい悪いことしているんで。
ということで、パヤオ湖の北東5kmほどの小高い山の尾根にあるお寺、ワットフアイパーキアン(วัดห้วยผาเกี๋ยง)にやってきました。
しかし…
山とは知っていましたが、とてもお寺の境内には見えませんね。
境内はこんな感じに林の中みたいで、その中にポツポツとこんなのがあったりするのですが…
およそお寺らしいもの見当たりませんね。
一番お寺っぽい建物はこれぐらいですかね。
超シンプル!
間違っても本堂とかじゃないですよね?
内部も外装に合わせて茶色基調の地味な感じで、ご本尊様?も、まあ特に大したことなさそうです。
あとは、あの小屋ぐらいしかないんですけど…
小屋の横には、ウタヤーンプッタシンって書いてあるのかな?
変に崩してある文字は読みにくて…
で、どのあたりがウッタヤーン、公園なんでしょう。
まあ、ともかく建物の中に入ってみましょう。
内部は安っぽい作りですが、ちょっと広いですね。
で、床にデカい仏足石が二つあります。
手前のやつ。
奥の指の方が幅が太いから、左足かな?
こちらは奥のやつ。
手前の指が太いですし、こっちが右足ってことですかね。
良く見ると、図柄の配置が左右対称なんですね。
さすがに図柄自体は左右同じですけど…
というか、これ右まんじじゃないですか!
所謂ナチスドイツの象徴ハーケンク…(自主規制)
他の意味もあるのかな?
で、奥というか、さっきのウッタヤーンの石の裏手辺りに、お坊さんの石版?が置かれています。
ぶっちゃけ読めない…
ところでこの建物、良く見ると下の方に空間が続いていますね。
地下か何かがあるんでしょうか。
確かに、下の方まで建物が続いていますね。
降りて行ってみましょうか。
おお!
磨崖仏じゃないですか!
なかなかデカいですね~
さっきの仏足石と同じ石に彫ってあるんですね。
頭の方から。
さすがにペラペラなんで、角度をつけて写真を撮るとこうなっちゃいますが、なんせ建物が狭いんで、正面から全身撮れないんですよ。
ところで、この涅槃仏、右に頭が来ているんですね。
なんでだろう…
と思ったけど、たぶん北の方向に頭が来るように彫ったんですね。
ということで、足の部分。
さすがにこの構造ですと、足の裏を堪能できませんね。
だから、上の左右の足跡で楽しめよってことなんでしょうか。
頭側。
まあ、大きさとしてはざっと10mちょいと言ったところだと思いますが、結構でかく見えますね。
離れて撮っていると分かりにくいですが…
近寄るとこんな感じになっちゃうんですよね~
ということで、ここは最近売出し中の、磨崖仏寺らしいんですよ。
他にもたくさんあるはずなんで、次行きましょう。
ということで、涅槃仏の頭側から外に出ると、いきなり崖面に磨崖仏が彫られています。
仏陀が弟子たちに説法をしているシーンですかね。
というか、こういうのも磨崖仏って呼んでいいのかな?
とにかく、磨崖仏がずっと続きますので…
とにかく写真貼って行きます。
と、今まで夢中になって磨崖仏の写真を撮っていましたが、歩いているところはこんな感じに、崖と山肌の境目の細い道なんですよ。
だから、思うように後ろにも下がれないので、写真の画角も限られちゃいます。
ところでこちらのお方はプラメートラニー様ですよね?
髪の毛ホースを握っていなければ、判別できません。
高くて登れないのだ!
ともかく、進んでも進んでも、磨崖仏が次々と押し寄せてきます。
この辺りは立像が多いようですが、岩の形などに合わせてテーマを変えているようですね。
確かにこの辺りは縦に細長い形状の岩が多いようで…
あ、ここにも涅槃仏が!
でも、足場の感じからすると、作りかけかな?
まだ、足先とかの形ももなさそうですし。
ご尊顔。
とにかく歩くことの出来るエリアが限られているため、思ったような写真が撮れないんですよ~
彼も、全身の雄姿を撮ってあげたかったんですがね。
しかし、磨崖仏多いですね~
白っぽいから石灰質の石か何かで、柔らかいとは思うのですが、これだけ彫ろうと思うと結構時間かかると思うんですけど…
あ、象さん。
磨崖象って呼べばいいのかな?
そういえば、こういう風に、龕状になっていないやつが多いんですけど、こういうのも磨崖仏って言うのかな?
ということで、ここで終点。
今歩いてきた通路はこんな感じでした。
きっと、まだ先もこれから増えていくんでしょうね。
ちなみに、山のすそ野の方の景色?はこんな感じ。
木が邪魔ですが、一応小高いところにあるのは分かりますよね。
あ、まだあったよ。
Mar./'17
★★★☆☆:その県に行ったらぜひ!県を代表するスポットです。
素晴らしい!
歴史的価値とかは皆無だと思いますが、これだけの圧倒的な磨崖仏の量は、1ヶ所ではなかなか見られませんよ。
少なくとも、タイでは今まで見た事ありません。
磨崖仏しかないんですけど、それだけで十分ですね。
パヤオ市街から、近くてルートも簡単なのも利点ですよね。
パヤオに来た際には是非!
Google earth 座標(分かるやつだけね)
19°13'35.74" N
99°54'22.87" E
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