シーサケット市街地にやってまいりました。
と言っても、市街地外周を走っている環状線294号線の南東に面している池のところなんですけどね。まあ、とりあえず入りましょう。
正面に怪しげな建物がありますが、アレは後でのぞくとして…
目的の物はこちらの建物です。
スーンサデーンパンサットチャンワットシーサケット…
まあシーサケット県立水族館(ศูนย์แสดงพันธุ์สัตว์น้ำจังหวัดศรีสะเกษ / ศรีสะเกษอะควาเรียม)ってやつですね。
田舎の水族館…
と、ちょっとバカにしていましたが、意外に人いますね。
ああ、この一角は鯉と戯れるエリアのようです。
確かにここは無料エリアなので、思う存分子供を遊ばせられるって寸法なわけです。
でも、確かに上の写真の看板にも哺乳瓶の絵が描いてありますが、これ餌やりなんですかね?
そんなお子様向けの娯楽には用が無いので、早速中に向かいましょう。
う…
当たり前ですが有料なんですね。
何々?子供20バーツ、大人30バーツ…
おお、タイ人外国人とも同額ですか!すばらしいです。
中は結構整備されており、基本的にはこの様に小さめの水槽が壁に埋まっているタイプの展示になっています。
で、基本的にタイのローカルに住んでいる魚ばかりが展示されている…
はずだと思ったんですが、一部海水魚もいるようです。
これ、サメだよね?
いる?この展示。
で、微妙にこだわりがあるのか、壁が洞窟風?で、木々のイミテーションも配置してあり、ジャングルとかをイメージしたような雰囲気になっています。
あ、この魚は川で良く見るやつだ。
カンチャナブリとかでも見かけたよね。
でも…
なんともストレートな、ひどい名前つけてますね~
プラーバー…馬鹿な魚ってことかな?
※ピンボケなのはさらっと流してやってください。
これ、なんだったかな?
熱帯魚の図鑑に載ってたような気がしますが。
たまにこういう水槽も置いてあるんですね。
でも、水がこういう色なのか、なんか茶色くて微妙…
これは、ゼブラキャットフィッシュの仲間かな?
ニモ水槽…
すいません、被写体にピントがあっていないです。
こちらも海水水槽なんですが…
基本的に海水水槽は、メンテが下手なのか、それとも興味がないのか、あまり綺麗に維持が出来ていないようです。
で、そのジャングルエリアを抜けると、水中トンネルを有する大水槽に到着します。
タイの水族館って大体これがありますよね。
というより、水中トンネルの無い水族館は、水族館にあらずって感じなのかな。
おっ!
この水槽の中、なんかクメール遺跡にある石柱みたいなのがありますよ。
ちょっとわかりにくいですが、奥にクメール遺跡の祠堂風のオブジェが立っているの分かりますか?
ご丁寧にガジュマルの根っこに思いっきり包み込まれた状態になっています。
まあ、魚は普通のナマズですね。
で、トンネルを抜けると、この謎空間に出ます。
ここがドン突きになっているようで、周りを水槽展示が取り囲んでいます。
ちなみに出てきたところの横には、さっきの大水槽が平面のアクリル板越しに見ることが出来ます。
こっちは、先ほどの遺跡オブジェの正面らしく、ナーガテラスと言うか、スロープなんかのオブジェも作られています。
こだわっているな~
あ~びっくりした。
一言でナマズって言っても、タイのナマズは体長もですが、体高というか胴回りも圧倒的に日本の物よりデカいですからね~
ところで…
このドン突きの謎空間なんですが、なぜかあちこちに恐竜が潜んでいます。
潜んで…
…
潜んでいないかな?
リアルさのかけらもないのは、お子様でも小さな子をターゲットにしているからでしょうか。
でも、そのお子様たちは全く興味なさそうですね。
目の前にいてもガン無視です。
むしろ、これだけ興味を持ってチェックしているの、もしかして私だけ?
ああ、さっき入ってきたところの脇にもこんなのがいたんですが…
どうも、この穴の下から顔を出して写真を撮る…
そういう趣向の物みたいです。
でも、分かりにくいのか、誰もやろうとしませんね。
ああ、一応周りの水槽も観察しておきますか。
とはいっても、多少気になるのはガーフィッシュぐらいですね。
あとは、まあどうでも良さげなのばかりです。
では、入ってきたのと反対の水中トンネルを通って向こうに戻りましょう。
反対というのは、さっきの水中遺跡を挟んで反対側です。
なので、当然ですがこちら側から見ても、右手に見えるわけですね。
(進行方向が逆ですからね)
あ、アルビノかな?
…
あのエイは何したいんでしょうね。
ということで、トンネルを抜けた先は…
恐らく最終エリアでしょう。
だって、奥の部屋の壁に、Tシャツ飾ってあるし。
あれ、きっとミュージアムショップだよね。
やっぱり最後の方はどんどん微妙な魚になっていきます。
ん?これは…
ああ、やっぱりプラーニンですね。
細かいところは読んでいませんが、一応”明仁”、”日本”、”2508年(1965年)3月25日”、”50匹”などの単語が並んでいるので、きちんと明仁天皇がタイの当時の栄養事情を鑑み、繁殖力の旺盛なティアピアで50匹を寄贈した経緯などがしっかり書かれているようです。
うれしいですね~
プラー”仁”ですよ。
※諸説あります
ところで、こちらの魚は形は一緒で色だけ違うんですが、名前はプラータプティムというんですよ。
プラーニンに比べて値段が高い高級魚?らしいんですけど、ネットで調べると、違う魚のように書いてあるサイトもあって良くわからないんですよね。
と思って説明書き見たら、プラータプティムもしくはプラーニンデーン(赤いプラーニン)って書いてあったよ。
やっぱり同じ魚で、アルビノを選別、固定化させただけのものなんですね。
すっきり、すっきり!
もちろん本文は全く読んでいません!キリッ
出口手前の謎オブジェ。
ミカンだかホウズキだかに乗っているこの女性、誰でしょう。
ちなみに下の水槽は、小さな錦鯉が泳いでいるだけでした。
ということで、ミュージアムショップに出てきました。
まあ、我々の想像するものと違い、子供のおもちゃとかの市販されている物ばかりで、この水族館オリジナルの物とかはほぼないんですね…
つまらん。
さて、忘れてしまいそうでしたが、最初に見つけたクメールぽい建物を見に行きましょう。
斜め前から。
まあ、屋根とか見ていただければわかると思いますが、あくまでクメール遺跡を模したオブジェと言った感じのようです。
近くに来ると、如何に大切にされていないかが何となく見えてきますね。
まぐさ石っぽいレリーフもありますが、あくまでおまけのようです。
内部ももちろん空っぽ。
ヒンドゥーの神様の像はおろか、仏像すら置かれていません。
やはり、ただ単に外から眺めるだけのオブジェってことなんでしょう。
一応窓から最初に入ってきた方向をのぞいてみました。
ちょっとわかりにくいですが、正面に向き合った象の植木がならんでいます。
May/'17
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
正直単純に水族館としてみると、少し物足りないですし、クメール風オブジェも微妙でした。
ただ…
個人的に大水槽にあった、水没したクメール遺跡のオブジェはツボです。
実際には無い(少なくとも見つかっていない)だけにロマンを感じます。
まあ、ちょっと行きにくいですが、シーサケット市街にさえ来てしまえば、モタサイとかチャーターしてくることも可能なので、まあ旅慣れた方には難易度は低そうです。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
15°05'25.93" N
104°19'36.68" E
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