ワットルアンスンタラーラームから、3kmほど北に行ったところに、ワットファーン(วัดฝาง)というお寺があります。
3km…なんて、簡単に書いてありますが、入る小路の場所も、その小路の構造も分かりにくく、何度もあっちこっち迷ってしまうような場所にあります。門すら見当たりませんでしたし。
で、一番の売り?は、こちらの本堂。
これ、東側なんで、正面のはずなんですが…
両脇のナーガと、そのど真ん中に立ちふさがる仏陀。
通れないじゃん。
本堂はこんな感じ。
(写真は南東方向から)
見ての通り、クメール風になっており、本堂全体に装飾が施されています。
塀とかのレンガも含め、なぜか黄土色で統一されています。
タイのレンガって、アユタヤみたいに赤茶けたヤツが基本だと思ってましたよ。
本堂正面。
ここでも、ナーガがガッチリと両脇を固めています。
破風部には、しっかりとクメールっぽい、ヒンドゥーモチーフの彫刻が施されています。
つ~か、これ、パノムルン遺跡の”水上に横たわるナーラーイ神”のまぐさ石と同じモチーフですよね。
残念なことに、本堂内部は未公開のようですが(つまり閉まっていた)、本堂側面もいろいろと頑張っています。
結界石も、ちょっと変わっていますね。
壁の上部もこんな感じ。
でも…
なぜか、窓のモチーフだけ仏教…
後付だからかな?
本堂裏側。
こちらも、建物自体は基本クメール様式みたいなんですけど、やはり後付の扉と仏像だけ浮いています。
(まあ、色の問題もあるんでしょうが)
南西方向からのビュー。
実際は、ここのお寺に来ると、こちらの方向が先に見えるんですけど、やっぱり正面から順番に見たいですよね。
裏側の破風。
こちらも、パノムルン遺跡の”水上に横たわるナーラーイ神”のまぐさ石のようです。
で、上側は、同じくパノムルン遺跡の”踊るシヴァ神”のようですね。
ナーガ君。
と、クメール風本堂はこんなものです。
でも、実は、ここに来た本当の目的は、これじゃないんですよ。
こっちこっち。
こっちの遺跡の方を見に来たんですよね。
まあ、ぶっちゃけ大した規模じゃないですけど。
あ、なんか看板ありますね。
上の白い文字、なんて書いてあるかさっぱりわかりませんが…
(大体、ยの上に〇が付く文字ないし。)
下は、”คนพูดไม่จริง ย๋อมเข้าถึงนรก”…本当のことを言わない人は、当然地獄行みたいな意味でしょうかね。
遺跡内部にある仏像。
といっても、壁ほとんどないので、外から丸見えなんですけどね。
反対側からの、遺跡全景。
手前に見える壁、すごいことになっていますね。
カンボジアのタ・プロム遺跡みたい…
というと、聞こえはいいですが、もちろん規模は小さいですし、これ、すでに木が無いと自立できない状態まで崩壊してますよね?
まあ、自然ってすごいですねってことです。
あと、このようなサイケな配色の破風を持つお堂もありましたが…
もちろんはいれませんでした。
あれ?結界石ありますね。
こっちが本堂なのかな?
Mar./'16
★☆☆☆☆:行くか行かないかはお任せします…
クメール風本堂はまあまあ、遺跡は微妙といったところですか。
規模も小さいですし、場所もわかりにくく行きにくいですし、なかなかおすすめしにくい物件ですね。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
14°37'02.82" N
100°21'20.56" E
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