アントン県の南端、アユタヤとの県境にある、バーンチャックという町に、ワットナーンチャム(วัดนางชำ)というお寺があります。
境内に入るとすぐに、所狭しと配置されているコンクリ像などが、目に飛び込んできます。
とりあえず近くから順に見ていきましょう。
すぐ隣には、このようなお坊さんを安置したお堂があります。
なぜか柵が閉まっていて、入ることが出来ません。
これぐらい見せてくれてもいいのにね~
ということで、拡大。
手前に並んでいるシマウマも謎ですが、通常この手のお坊さんの像って、生前の見た目を出来るだけ再現していると思うんですよ。
ということは、このお坊さんは、かなり変わった骨格をしていたってことなんですね。
つ~か、デフォルメしただけかな?
で、そのお堂の横には、カラフルなヤック君と、白い座像があります。
両方の手のひらを、上に向けていますが…
こういう法印もあるのでしょうか。
で、その先には、さらにヤック君が並んでいます。
赤、紫、青、緑…カラフルですね~
ん?
建物入口の脇に、ネーン君がいますね。
くりくりお目々など、各パーツはそれぞれ”かわいい”要素を充たしていると思うのですが…
トータルになると、なんだか不気味なのはなんででしょうね。
で、内部には、お坊さんが3体並んでいます。
と言っても、正面からでは柱などが邪魔で、良く見えませんね。
ということで、横側から。
手前から奥に向かって、お年を召していくようですが…
もしかして、同一人物?
奥には、涅槃仏もありましたよ。
思いっきり隠れていましたけど。
さらに奥(北の方)に向かって行きましょう。
ああ、これは横にあった建物の壁のレリーフです。
建物自体は何も興味を引くものありませんでしたが。
お坊さんの集団ですね。
こういうのでも、みんなひとりひとり顔とかが異なるんですね。
みんな実在の人物なんでしょうか。
というか、なんか1人だけめちゃくちゃデブいの混ざってません?
反対側から…
ああ、弥勒様でしたか。
なんで一人だけ紛れ込んでいるんでしょうね。
それ以外にも、まわりにはコンクリ像が点在しています。
こちらの唐傘もったお坊さん、妙にヤカンの配色にこだわりを感じます。
こちらの池には、観音様が…
こういうのは、既製品なのかな?
こ…これはなんでしょう。
と、その先には、広い空間…
まあ、駐車場なのかな?が広がっています。
で、その一角に、このような建物が建っています。
火葬場みたいですが…
内部の壁はこんな感じに、仏画で埋め尽くされています。
やっぱり、亡くなった方を弔うためなんでしょうかね。
で、その駐車場エリアなんですが、ここもガッツリとヤック君がずらっと並んでいます。
なんか、みんな同じ形していますね。
で、そのエリアの中心に、2人の黄色い子分を擁した、大仏が現れます。
どうもこいつがこのお寺で一番大きいようですね。
台座というか、下の建物分の底上げがあるので、大きく見えますが、実際には5、6m程度ってところでしょうか。
アップ。
ボディーカラー、白だと思ったら、なんかパールっぽいですね。
微妙にこだわりがあるようです。
この駐車場の奥…東野方向は、こんどは仏陀エリアに変わって行く模様です。
しかも、みんなピンクの蓮の花に乗っているんですね。
で、この先は本堂のようですね。
本堂のまわりも、ピンクの蓮に乗った仏像がぐるっと取り囲んでいます。
ちょっとわかりにくいんで、パノラマで撮ってみました。
本堂の正面側。
(東側)
結界石の土台もピンクなんですね。
なんか、ピンクにこだわりでもあるんでしょうか。
でも…残念ながら、本堂の扉は閉まってました…
でも、本堂の向こう側も、まだまだ仏像エリアは続きます。
なんで、こんなに仏像を並べるんだろう…
そして、その先頭で、こちらの立像が、前方を見つめています。
前方は…ただの民家です。
左手には学校あるんですけどね。
こちらのスペースにも、いろいろありますね。
(どこだか忘れました)
白い観音様…あれ?仏陀かな?
服とか質素ですし。
こちらは弥勒様。
お顔もナイスですが、なんか手の形が招き猫みたいです。
で、その目の前では、ヤック君の量産をしているみたいです。
これ、つまり、まず下地として全体を黄色に塗りたくってから、色分けしているってことですね。
まあ、確かにコンクリのグレーのままだと、色がくすみそうな気もしますが…
じゃあ、白でもいいのでは?と思うのは素人考えなんでしょうね、きっと。
現在塗装中。
金色を塗っているところなんですが、やっぱ緑の上から塗ってるじゃん。
黄色関係ないし。
で、その奥には仙人’sもいたりして。
(まあ、だいぶ飽きてきました)
と、ようやく一通りまわりきったんですが、実は大仏様の正面のところに、このような橋っぽい通路があります。
まだまだ建築途中の様ですし、そもそもここ、川も何もないところなんですが…
橋の向こうには、黄金のピラミッドみたいなのがあります。
これ、調査時には、レンガむき出しの、古そうな仏塔だったんですが…
塗り直しちゃったんですね。
もったいない。
周りには、剣士たちも取り巻いているんですけど…
彼らも、後付みたいですね。
(2017年12月時点で、ストリートビューはまだ金色じゃないし、彼らもいない)
そう考えると、ちょっとありがたみが薄れちゃいますね。
ちなみに、最初の入り口の前あたり、道路を挟んだ向こうにも、こんなのがあるんですが…
どこまでがお寺の勢力範囲なんでしょうね。
そもそもこれ、お寺の仏塔なの?
Mar./'16
★★☆☆☆:その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
巨大な像とかはありませんが、いろいろなバリエーションのコンクリ像が、これでもかと現れるさまは圧巻です。
ヤック君と大量の仏像だけは、量産タイプの様ですが、それ以外はオリジナルっぽいですし、見てて楽しめます。
仏塔が改悪されてしまったのは残念ですが、まあ行く価値はあるのでは?
Google earth 座標(分かるやつだけね)
14°31'04.95" N
100°21'21.90" E
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