ウボンラチャタニの一地方都市、サムロン郡。
そこからさらに、田舎の方へ約11kmほど進んだ、まさに田んぼのど真ん中に、ポツンとワットプラーサートウープムン(วัดปราสาทอูบมุง)というお寺が建っています。こちらが、このお寺の売りの部分なんですが…
しょぼい東屋に、真新しい仏像が鎮座していますね。
横には、ラテライトで出来た塔が…
と、賢明なお方なら、既に大体予想着きましたよね。
お寺の名前もプラーサートってなっていますし。
ということで、このしょぼい東屋の後ろが、プラーサート…
クメール遺跡になっていたんですね。
なんか、スプレーで2000年なんとかかんとか…
って書いてありますが、さすがにクメール遺跡にそんな歴史はありません。
まさか、この寺がそんなに歴史があるとかはないですよね。
別角度から。
遺跡自体の規模は大したことないですね。
で、気持ち程度に修復したって感じで、周りには多数の残骸が散らばっています。
遺跡の後ろ側。
なんですが、壁が壊れていて、ここから中に入れそうですね。
内部はこんな感じ。
石が少し散らばっている…
それだけにしか見えません。
まあ、しいて言えばこれ位かな。
遺跡の南側の壁。
これが一番まともですかね。
まっすぐ平らに並んでいて…
こっちの方がオリジナルで、積み直しなしとかなのかな?
ところで…
当然お寺なんで、お寺っぽい施設もあったりします。
こちらは、たぶんウィハーンだと思いますが、なんか壁一面に絵が描かれていますね。
基本は仏陀の生涯のようですが、何故かそれと同扱いで、前国王夫妻の絵も描かれています。
ご本人たち、まさかこんなところに描かれているなんて、知らないんでしょうね。
内部はこんな感じ。
外観のさっぱりさに比例して?柱や天井の処理など、かなり倹約的な作り方されています。
一応ご本尊様。
特に特徴とかもなさそうですし、次行きましょう。
ちなみに、内部も一面に絵が描かれています。
でも、色使いは他よりも少し派手かも…
なんせ、蛍光グリーンの人とかいますし。
これは、さっきの遺跡の絵ですかね。
明らかに絵師が変わっていますね。
お坊さんの絵も超リアルです。
うぉ!
びっくりした…
ちょっと漫☆画太郎先生の画風を思い出してしまいました。
つ~か、真ん中の人も悲惨ですが、それ以前に犬は首だけにされちゃっていますね。
ウィハーンと、さっきの遺跡の位置関係はこんな感じ。
あと、一応タート風の仏塔もありますが…
まあ、小さいですし、面白味もありませんし、どうでもいいですね。
May/'16
☆☆☆☆☆:行く価値なし(私の主観です)。
クメール遺跡としては、かなりしょぼい部類に入ると思います。
その他については…漫☆画太郎先生ぐらいかな?
さらに最悪なのは、交通手段でしょうね。
公共交通機関は無いと思っていただいて結構かと。
Google earth 座標(分かるやつだけね)
14°56'53.49" N
104°51'52.06" E
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