Prasat Ta Muan Tot / Surin

プラーサートタームアントムから、GoogleMap上の国境を越え、タイに戻ってきました。

でも、たった１ｋｍ程度移動しただけで、次の遺跡が現れます。
名前は、プラーサートタームアントート（ปราสาทตาเมือนโต๊ด）と言うようです。



道側から見ると、こんな感じで、少し奥まったところにあります。



遺跡の斜め前には、バライ…人工池の跡もあります。
残念ながら、水はありませんが、バライ越しのアングルはかっこいいです。



さすがに、バライの石まで積み直して修復しないと思うので、これで素のままだと思いますが、こんな荷重もあまりかからないようなものでも、やっぱり地盤沈下しちゃうんですね。



遺跡正面側にやってきました。
もちろん東側です。
今立っている、ちょうど右手に、先ほどのバライがあります。
奥に回廊があり、その中心に主祠堂がありますが、その回廊の手前にも、何かの建物の基礎っぽいものが残っています。
別の建物とかがあったんでしょうかね。



東門…正門のアップです。
この遺跡自体はそれほど大きくないのですが、その中ではそれなりの大きさがあり、結構存在感があります。



別角度から。
屋根のアーチ状のところとか、かっこいいですよね。
残念ながら、窓と入口の枠以外の砂岩は、ほぼなくなっているようです。



東門内部の屋根はこんな感じです。
修復されたものかどうかはわかりませんが、アーチを形成して、屋根の部分を支えているのが分かります。



門の出口をフレームにして、主祠堂の写真を写ししてみました。



左側に見えているのは、おそらく経蔵です。



主祠堂のアップです。
なんか、下の方は砂岩で、上の方はラテライトっぽいですが…
もともとそういうものなんですかね？



祠堂のてっぺんに、少しだけレリーフが残っていますね。
これ、元からの物なんでしょうかね。
塔の先端部なんて、先に失われるものというイメージが強いんですけど。



内部は、まあ何もございません。
気を使ってか、入口のところに、お供え場所が設けられています。
でも…
ろうそくとかで汚してほしくないなぁ～



で、こちらが経蔵になります。
こちらは修復したと思いますが、ちゃんとアーチ形の屋根も再現されています。



内部はこんな感じ。
なんか、石を彫ったようなものが置かれていますが…
何だったか忘れました。



ああ、遺跡の周りには、いくつも遺跡のパーツが放置されていますが…
こんな風に、角が取れちゃっている？のは、なんででしょうかね。



May/'16
★★☆☆☆：その県に行ったら、行く候補に入れるべき。
ちょっと規模は小さいですが、東門、祠堂に経蔵なんかも、ほぼ当時のパーツを使用して修復されていて、なかなか興味深いです。
それに…
やっぱり国境のそば（たった３００ｍ）という希少性もありますね。
もちろん、裏返せば、交通手段は最悪ですってことですけど。
とにかく、カンボジアとの仲が険悪ではない時期の間に行っておきたいですね。

Google earth 座標（分かるやつだけね）
 14°21'14.58" N
103°15'41.60" E